神討のプレリュード ~終末世界での神殺し~

@kyyuki

世界観、用語用資料

白孔雀班レポート(用語説明①

【公安特異事件対策庁】について

◇基本情報

正式名称: 国家公安特異事件対策庁

英語表記: National Bureau of Anomalous Phenomena Control (NBAPC)

通称: 特対庁

設立: あの日から1年以内。

所在地: 東京第一防衛区内(詳細位置は機密)

管轄: 内閣総理大臣直属

長官: 特対庁長官(階級は大臣級)

設立経緯として

10年前の堕神の日、世界各地で神子が出現。

日本国内でも複数の神災が発生し、従来の警察・自衛隊では対処不能な事態に。

政府は緊急措置として、以下の組織を統合・再編

警察庁の特殊部隊

防衛省の一部部隊

大学・研究機関の科学者

これにより、全ての垣根を越えた統合組織として特対庁が誕生。


◇組織構成

【本庁組織】

特対庁長官

├── 副長官

├── 第一課:情報管理・分析班

├── 第二課:穢れ地封鎖・管理班

├── 第三課:研究開発班

├── 第四課:魔術研究・運用班

├── 第五課:カルト対策班

├── 第六課:神災孤児保護・養成学院運営班

├── 第七課:現場実動班(白孔雀班)

└── 特務課:機密任務専門部隊


各課の詳細

◇第一課:情報管理・分析班

任務内容

1:神子の出現情報の収集・分析

2:カルト組織の動向監視

3:神災発生の予測・警報・対外的な情報統制


◇第二課:穢れ地封鎖・管理班

任務内容

1:穢れ地の封鎖・監視

2:封鎖壁の建設・維持

3:穢れ地内部の定期調査

4:穢れ地からの汚染拡大の防止


◇第三課:研究開発班

任務内容

1:アーティファクトの回収・研究

2:対神格特殊兵装の開発

3:神子の力の解析・新技術の開発

4:error error


◇第四課:魔術研究・運用班

任務内容

1:魔術の理論研究・体系化

2:魔術師の育成・管理

3:実戦魔術の開発

4:魔術式の設計・提供


◇第五課:カルト対策班

任務内容

1:カルト組織の調査・監視

2:カルト信者の逮捕・尋問

3:カルト拠点の強襲・制圧

4:カルトと神子の関係の解明


◇第六課:神災孤児保護・養成学院運営班

任務内容

1:神災孤児の保護・収容

2:養成学院の運営・管理

3:特対庁職員の育成

4:心理カウンセリング


◇第七課:現場実動班【白孔雀班】

任務内容

1:神子の討伐・鎮圧

2:カルトの大規模拠点の制圧

3:穢れ地への潜入・調査

4:緊急事態への即応


◇ 特務課:機密任務専門部隊

任務内容

1:不明

2:不明

3:不明

4:不明


◇特対庁の国際連携【海外の同様組織】

各国も神子対策組織を設立している

アメリカ: 超常現象対策局

中国: 神異事件処理委員会

ロシア: 異常現象制圧部隊

EU: 欧州神子対策機構

これらの組織と情報共有・技術交換を実施。

ただし、各国とも自国の利益を最優先するため、完全な協力関係ではない。


【白孔雀班】について

◇基本情報

公安特異事件対策庁 第七課 現場実動班

通称:白孔雀班

神子の発生から十年――

各国政府は、神子の出現によって引き起こされる超常的災害(通称:神災)への対応に追われていた。

日本政府も例外ではなく、警察庁・防衛省・宗教法人・科学機関などを統合して

「公安特異事件対策庁」を設立。

その中で、特に【神子】および【カルト】への対処・鎮圧を専門とする現場部隊として創設されたのが、

白孔雀班である。


◇階級構造

階級名

一位階『白羽』

・白孔雀班の最高位。班長または特務指揮官に相当。神子討伐の最終決定権を持つ。神子殺しの実績を有する者のみが就任可能。

二位階『蒼翼』

副班長・小隊指揮官級。白羽に次ぐ指揮権を持つ。対神格戦闘の現場指揮を担当。

三位階『灰鷹』

・班の中核戦力。戦闘・諜報・魔術のいずれかに特化した熟練隊員。班長不在時の代理指揮も担う

四位階『黒燕』

・一線級の実働隊員。神格討伐任務の主力。現場判断が認められ、個人裁量で作遂行可能。

五位階『紅雀』

・新任正規隊員。白孔雀班の正式メンバーとして任務に参加可能。養成学院卒業直後の主流階級。

六位階『銀雛』

・養成学院実習生・見習い兵。上位隊員の補助・補給支援・調査任務を担う。

特別位階『◼️◼️』

・不明


【神子】について

◇基本定義

神子とは──

人間のまま"神の如き権能"を顕現させた存在。

彼らは一個人でありながら、都市ひとつを消滅させるほどの力を持つ存在も数多く、また『信仰』や『生贄』によりその力を大きく増すことができ、『人』としての一般的な価値観が消え失せている。

力の顕現理由・発生法則は未解明。

10年前の"あの日"──を境に、世界各地で突発的に現れるようになった。


◇神子の分類

【発生タイプによる分類】

◇先天型

・生まれつき『神の力』を宿している

・殆どが生まれた当初力が弱く自身が神子である事に気づかない

・ただしまれに幼少期から異常な現象が発生する事もある

・成長と共に力が増大し、厄災の芽となる為早期の発見と対処が重要

・カルトを率いる場合が多い

・大きな神災の主原因である


◇後天型

・何らかの契機で突然覚醒

・覚醒前は普通の人間

・覚醒時に周囲に神災が発生することが多い


◇神子の力(権能)

【権能の種類】

神子の力は多種多様だが、大きく以下のカテゴリーに分類されるが複数の権能を宿すタイプも多い


◇物理操操作

1:炎、氷、雷などの元素操作

2:重力、時間、空間の操作

3:物質の変換・創造・消滅など

4:後天型に多い。


◇精神操作系

1:他者の精神支配

2:恐怖・狂気・絶望の植え付け

3:記憶の改竄・消去

4:カルトを率いる場合が多い


◇生命操作系

1:生物の創造・変異

2:病気・呪いの付与

3:不死性・再生能力

4:人に紛れて隠れる事が有る


◇概念操作系

1:「死」「運命」「存在」などの概念を操作

2:最も危険なカテゴリー

3:理解不能な現象を引き起こす

4:先天性に多い


◇神子の特性

【共通特性】

1. 通常兵器無効 

・銃弾、爆弾、ミサイルなど、通常兵器は一切通用しない


2. 異常な身体能力

・人間を遥かに超える身体能力

・致命傷を負っても即座に再生する者も

・老化が止まる、または極めて遅い


3. 精神変質

・神子になると、人間としての価値観が崩壊

・生まれながらに人としての視座が無い者も

・共感能力の喪失

例外:ごく稀に人間性を保ったまま神子となる者もいるが、極めて少数


4. 信仰による強化

・他者からの『信仰』を受けると、力が増大

・カルトに崇拝される神子は、通常の数倍の力を持つ

・『生贄』を捧げられると、力が爆発的に増加する



◇神子の討伐手段

神子を討つには、以下の四つの手段のいずれかが必要:

1. アーティファクト(神造遺物)

・神子を傷つけることができる唯一の物質や武具

・起源不明。穢れ地から発見されることが多い

・性能は個体差が大きい


2. 魔術

・神子の権能を模倣した人間用の技術

・神子に干渉・攻撃が可能

・ただし、使用者への負担が大きい


3. 対神格特殊兵装

・科学技術と魔術を融合させた国家機密兵器

・アーティファクトを上回る性能を持つものも

・生産コストが極めて高い


4.神子同士による殺し合い

・神子は他の神子を殺すことができる

・ただし、神子を味方につけることは極めて困難



◇神子の脅威度分類

特対庁は神子を脅威度を表す。

【第七階梯── 種子級】

脅威レベル: 最低

特徴

・覚醒直後、または力が未発達の神子

・権能の制御が不安定

・通常兵器でも負傷させられる可能性がある


【第六階梯 ── 芽吹級】

脅威レベル: 低

特徴

・力をある程度制御できる

・建物一棟を破壊する程度の力

・通常兵器は完全に無効化


【第五階梯 ── 花開級】

脅威レベル: 中

特徴

・街区一帯を壊滅させる力

・権能が安定し、戦術的に使用できる

・此処がある種のボーダー


【第四階梯 ── 結実級】

脅威レベル: 高

特徴

・カルトに崇められ始める

・複数の権能を併用できる

・穢れ地を形成可能


【第三階梯 ── 凶花級】

脅威レベル: 極高

特徴

・都市全体を壊滅させる力

・神災の任意発生が可能

・カルトに崇められている事が多い


【第二階梯 ── 災華級】

脅威レベル: 国家級

特徴

・ただの厄災

・複数の穢れ地を同時発生させる

・カルトの教祖として君臨する場合が殆ど


【第一階梯 ── 終焉樹級】

脅威レベル: 人類絶滅級

特徴

・国家を滅ぼす力

・概念レベルの権能を持つ

・対処方法が確立されていない

対処

理論上は可能

日本全土の全戦力を投入しても勝算は不明

外国との共同は不可欠


【第零階梯── ◼️◼️級】

被害範囲: 測定不能脅威レベル:

特徴

・不明

対処

・不可能


◇神子と人間性

【神子になると何が起こるのか?】

神子になるとなる多くの場合、以下の変化が起こる


価値観の崩壊: 人間の命を「虫」のように感じるようになる

共感能力の喪失: 他者の痛みや苦しみを理解できなくなる

全能感: 自分が「神」であるという錯覚に陥る

孤独: 人間とは異なる存在になり、誰とも分かり合えなくなるだろう


◇神子の最期

神子が死ぬとその遺体は特異な変化を遂げる

灰化: 多くの神子は死ぬと灰になり、風に散る

結晶化: 一部の神子は結晶化し、アーティファクトとなる

消滅: 完全に消滅し、何も残らない

穢れ地化: 遺体の周囲が穢れ地となる


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初投稿です。読んで頂きありがとうございます。

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