底辺作家の「カクヨムコンが近づいてきましたね」という話

Yuki@召喚獣

読者から見たカクヨムコンってどんな感じなん?

 カクヨムで年に一度開催されるカクヨムコン。毎年少しずつ応募要項が変更されながらも今年で11回目の開催だそうです。

 僕は1回しか参加したことがありませんが、作者側の人間の肌感覚で言わせてもらうと結構お祭りとして盛り上がっている印象です。


 基本的にはこのコンテストで受賞するのはランキングトップ付近をうろついている作品なので「このコンテスト開催する意味ある?」と毎年思わなくもないんですけど、まあ受賞作の中には確かにランキング上位ではない作品もあったりするので開催する意味がないことはないのでしょう。

 それでもやっぱり最低でも☆3桁はある作品が受賞しているので、そこまで☆が伸ばせない人にとっては苦しいコンテストなのは間違いありません。


 読者選考とかいう選考をカクヨムユーザーに丸投げしている意味不明なシステムが存在しているおかげで、どんなに面白い作品だったとしても読者選考を通過しなきゃ選考委員の人の目にすら入らないですからね。普段からの活動で☆を入れてくださる読者の方を獲得できていなければ、このカクヨムコンでは生き残ることはできません。

 僕はまあ、何とも言えないところではあるんですが……。


 どの作品をどの部門に登録しようかとか、新しく作品を書き起こして応募しようかとか、作者的にはいろいろ考えることがあると思います。

 でもぶっちゃけ、読者からしたらカクヨムコンってどうなのよ? っていう思いはありますねぇ。


 カクヨムコンの期間中はなんかトップページにカクヨムコン参加作品がでかでかと掲載されたりとか、カクヨムコンの(必要かどうかで言ったら僕は必要ないと思っていますが)ランキングページが出現したりだとか。

 普段とサイト構成が変わって若干使い辛くなってない? とか、カクヨムコンを押し付けられてうんざりしてない? とか、ちょっと疑問に思ったり思わなかったりするわけです。


 僕はもう作者側に片足突っ込んでる人間なので、純粋な「読み専」での感想とかを持つことができないんですけど……。

 ていうかこの話のタイトルとかに「底辺作家」とか書いてますけど、僕は別に作家じゃないです。趣味で適当に書いてるだけの人間です。ただ適切な言葉が思い浮かばなかったので「作家」って使ってるだけです。そんな大それた存在じゃないです。


 まあそれは置いておいて。

 久々にこのカクヨムコンを開催する時期にカクヨムを触っているので、何かしらの作品をカクヨムコンのどこかの部門に応募しようかな~と思ったりしているわけですが。


 カクヨムコンの応募要項って絶妙で、長編だと「10万字以上」で短編だと「1万文字以下」なんですよね。

 思いつくまま適当に書いてさっさと終わらせるタイプの僕みたいな「中編」みたいなものを書いてる人間からするとそこの間の文字数が無いからしんどいです。


 僕の中で一番読んでもらえている小説は間違いなく「異世界から召喚された勇者のせいでスペア落ちした俺と、幼馴染の聖女。」なんですが、これも10万文字ないので応募要項を満たしてないんですよね~。

 かといってじゃあ短いのって考えたときに「それでも彼女を信じてる」(カクヨム金のたまご紹介作品)とか、「バイバイ。今までありがとう、元気でね」(なんか知らん間にPV10万超えてた)とかは短い話ではあるんですけど文字数は1万を余裕で越えているので、こいつらもまた応募要項を満たせず……。


 カクヨムさん、次からでいいので「中編(1万文字~10万文字)」部門作りませんか?(´;ω;`)

 しっかり完結しててかつ10万文字超えてる作品だと「何万回の夜を過ごしても忘れないような、愛してるを君に送るから」くらいしか応募できる作品がない。


 でもこれじゃあどこの部門に応募するよって話になってくるんですが、この作品自体は「恋愛」ジャンルで投稿しています。

 ただ、カクヨムの恋愛ジャンルって本来「女性読者向けの恋愛作品」みたいな分け方らしくて、ぶっちゃけて言うと厳密には「お前それジャンルエラーじゃね」って言われても強く反論できないんですよね。


 でも話の中身自体はシリアスな男女の恋愛もので、どこからどう見ても「ラブコメ」ではないので恋愛ジャンルで投稿したんですが。カクヨムのジャンル分けおおざっぱすぎ問題。


「恋愛」→女性向け作品

「ラブコメ」→男性向け作品


 みたいなくくりしかないので。あまりにもおおざっぱすぎる。男性主人公=男性読者向けの作品、というわけではありませんが、やっぱり男性主人公による男女の恋愛もののメイン読者は男性になりがちだと思うんですけど、男性主人公によるシリアスな男女の恋愛もの、みたいなのを置いておくのにぴったりなジャンル分けがないんですよね~。

 これがカクヨムコンでも同じことが起きていて、恋愛系の部門は



”恋愛・溺愛部門

主に女性読者を対象とする恋愛・ラブコメ小説を募集します。

※舞台の異世界/現代は問いません。”


” ラブコメ・美少女部門

主に男性読者を対象とする恋愛・ラブコメ小説を募集します。

※舞台の異世界/現代は問いません。”



””内はカクヨムコン応募要項から引用

カクヨムコン応募要項URL

https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_contest_11/detail


 この二つしかなくて、どの部門に応募すればいいんだぁ? ってなってます。

 別にメインターゲットを男女どちらかに偏らせて書いたつもりは全くないんですけど、前述の通りではあるのでどっちに応募すればジャンルエラーで弾かれないのかよくわかりません。


 とりあえず恋愛・溺愛部門か……? と思いつつ、いやでも女性読者がターゲットでも溺愛要素があるわけでもないしな……だからといってじゃあラブコメ・美少女かって言われるとなぁ……うーん……。

 みたいな感じです。まあここでジャンルを悩んでいる時点でカクヨムが求めている作品とは違うということなのでしょうけど。せっかくなんで一つくらい応募してみたいですよね。


 新しく書く、という手もなくはないですが突然飽きて書かなくなるのが僕なので、出すならとりあえず完結してる作品が無難かな~みたいな。

 というか書きたいものしか書けないので、何かの目的のために書くっていうのができないんですよね。


 AIと壁打ちしてストーリーライン作っても、そもそもそれって俺が考えた話じゃねぇし、別に書きたいもんでもねぇし……で全然書けないことについ最近気づきました。遅すぎ。

 うーん……難しいですね、カクヨムコン。


 今のところ参加するしないもふわっとしている状態ですが、もし何か参加する作品があればその時はよろしくお願いします。

 ついでに読者の方から見てカクヨムコンってどんな感じに見えてるのかを教えていただけると助かります。


 それではこんなとりとめのない話を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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