旅に飢える今日この頃

しがない受験生

私と鬱となにわの光

私は鬱になった。理由はわからない。


私は学校で、生徒会長を始めとし、学校行事関連で多く兼業をしていた。


やっと終わると思った生徒会の任期も、

自分が担当する行事に引っ張られ、実質3ヶ月の任期延長。


おまけに今年は受験が控える。



10月某日、とうとう、「死にたい」という言葉が頭をよぎる。


睡眠不足が原因だろう。


悲しいわけでもないのに涙がしたたる。


適応障害だ。もう慣れてしまった。



私は旅が好きだ。


学級で察してくれた担任が、

「気にせず行って来い」と行ってくれた。


一人旅も好きだけど、今回はメンタルの面がある分、

誰かと一緒に行きたかった。


友達数人に声をかける。


「病みアピやめて笑」


そんな言葉が帰ってきた。


そんなわけで、今回も一人旅。



「近鉄特急、ひのとりをご利用くださいまして、ありがとうございました。」


関西私鉄の砦、なんば。


今回は近鉄線、阪神線が乗り入れる大阪難波なんば駅。


少し歩いて、地下鉄なんば駅に移動し、

大阪メトロ、御堂筋線に乗り換える。


梅田駅で乗り換え、阪急線へ。


お隣の十三じゅうそう駅。近くに大好きな鉄板焼屋がある。


鉄板焼、いや、ネギ焼き屋。安くて美味い。


2つ上の友人に教えてもらって以来、関西に来るとほぼ確定で行く。



なんばに戻り、551の肉まんとたこ焼きを頬張る。


親が最近、ここの肉まんを探ろうと定期的に作るようになった。


味は違うものの、どっちもそれぞれの旨さがあって好き。


今朝思い立って、昼過ぎに出たせいか、日はすっかり落ちてしまった。


そのまま堺筋さかいすじに出て、夜のなにわの町を巡る。



トコトコ歩いて、JR難波駅前。


ホテルなんかも多いこのあたりは、下町風情がある、

きらびやかだけど趣深い、そんな光が魅力。


スマホに収めてみるも、実際に街路樹と行き交う車からなる

あのレトロチックな雰囲気は写しきれない。


ここにいると、私を忘れさせてくれる。

少しながら、楽にしてくれる、心を軽くしてくれる。


そろそろ親の仕事が終わる頃。

そろそろ帰り始めないと言い訳がなくなる。


「近鉄特急、ひのとりをご利用くださいまして、ありがとうございます。」


こうして、ただ食べ歩いて心を楽にするだけの

中学生一人弾丸旅は終わった。


ちなみに、ICカードのポイントやら株主優待券やら使いまくったので

出費は多分2500円くらい。計算はめんどくさい。

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