5.友達について

私には友達が少ない。いや、本当に。


友達の定義ってなぁにー?○○したことがあれば友達っていうんなら友達は少ないかもーとかじゃない。

まじでいない。


正確に言えば特定条件下においては一緒に遊んでくれる友達は何人か…それでも片手で数えられる程度だけどいる。

ただ、気を許せる仲でいうと1人2人ぐらいしかいない。そう、あの焼き肉を食べて感極まってるやつがそのうちの1人。覚えてない人は前回か前々回を読んでね。どっちかは俺も覚えてない。前々回かも。


もう1人が、私が興味があるからの1点ではじめたラップの作曲とミックスをしてくれてるやつ。なんか、特殊なやつしかいないね。人って全員特殊なのかもね。


その二人が、誕生日プレゼントの話にでてきた友達で、なおかつ唯一私が胸を張って仲良くしてると言える友達。高専(高校と短大合わせた技術学校みたいなやつね)時代からの三人組。いわゆる同級生でかれこれ10年以上の仲になる。


特に仲がいいのは焼き肉の方。いい加減名前で呼ぼうか、「くるぶし」という。いや、ふざけてないんだよ。本人がこの名前でインターネットに登録してるんだから仕方ないの。なんだよくるぶしって。まあくるぶしという。


くるぶしとは、昔から定期的にLINE通話でだらだらと話して朝を迎えたりしていた。たまにめちゃくちゃ面白い話が生まれるのに記録に残らないのがいやでREALITYっていう現実に満足できてない人たちの集まりみたいなアプリで二人でラジオの真似事をはじめ、今ではYouTubeで毎週金曜にラジオもどきの事をしている。


ちなみにわざわざ来ないとは思うけど聞かなくて良い。本当に。同級生の通話の延長線だから。

本当に死ぬほど暇なんです…とか、まったく興味の無い話を流しておかないと眠れないんです…とかって人は聞いてみても良いけど。文句は受け付けていない。俺は忠告した。


まあ、話を戻すけどそんな毎週、二時間以上配信でお話をしつつ、その配信外で数十分話をするぐらい仲が良いと思う。


でも面白いことに、俺とくるぶしは真逆の人間。

もう、ほんっとうにほぼ全てが逆。人間を構築するありとあらゆる項目を列挙して、プラスマイナスで点数付けをして、俺とくるぶしのその棒グラフをはめ合わせたら全てが逆すぎて合致し、きれいな長方形になるぐらい逆。


俺は人付き合いが死ぬほど苦手で、だけど話すことは得意だと思っている。あいつは人付き合いがめちゃくちゃに上手で、だけど話があまり上手くない。人を減点方式で見てるやつと加点方式で見てるやつ。悪口をいくらでもいうやつと悪口が思い浮かばないやつ。


あまりに真逆すぎてなんか話していると楽なのでとても仲が良い。性格の悪いやつの大立ち回りにため息つきながらも楽しんでる性格のいい人。そんな感じ。俺が性格悪い方ね。


…オチが思い付かないんですけど、エッセイでこういうので良いんですかね。いいか。


ちなみに、私はくるぶしの誰とでも仲良くできる能力ゆえに は?本当に俺とこいつ友達か?なんだその人付き合いはと勝手に嫉妬したりしているが、癪なので本人には言わない。たまにいうけど、言わない。


友達欲しいね。友達というか、気兼ねなく遊べる関係の人が欲しいよな。飲みとかじゃなくて、あのアスレチックパーク気になってんだけど…明日行かない?って誘えるような人が。



社会人の内心ってみんなこんなもんだと思ってます。みんな仲良くしてね。お互い仲良くするんだよ。

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