第8話 勇者、四天王と出会う
僕こと聖剣は勇者さんたちとともに魔王城を目指していた。
道を歩いていると三人の魔族が前から歩いてきた。
「勇者さん、魔族ですよ。魔王の手下なんじゃない?」
小声で勇者さんに言う。
「エクセちゃん見た目で判断しちゃだめだよ。魔族だからってそうとは限らないよ。」
「聞こえてるぜ!」
そう赤髪の魔族が言ってくる。
「俺たちは魔族四天王だ!俺はリーダーのレッド!」
赤髪の魔族レッドは大きな声でそう叫んだ。
「……私はブルー」
青髪の魔族の少女は冷静に言う。
「僕はイエローだよ~。」
金髪の魔族は気の抜ける自己紹介をした。
「魔王四天王!」
三人でポーズをとっていた。
…………。
あれ?
四天王だよね?
三人?
「もう一人は?」
僕はたまらず聞く。
「もう一人は遅刻だ!」
レッドはそういった。
「それで私達を倒しに来たの?お笑いトリオ。」
魔法使いさんがそういい放つ。
「誰がお笑いトリオだ!」
そんなことを話していると一人の魔族が走ってくる。
「ごめん!ごめん!お待たせ!」
そう言って仮面をつけた銀髪の小さな少女が来た。。
「遅いぞ!ん?お前背縮んだか?」
「そ、そんなことないよ!」
「ま、いいか。お前も名乗ってやれ!」
「私は、まお……じゃなかった。シルバー!」
「四人そろって魔族四天王!」
そして4人でポーズをとっていた。
「バカなんじゃないの?こいつら」
魔法使いさんがそういい捨てた。
……数時間前のこと。
私は魔王。
いい加減城の中では暇すぎて、抜け出そうと思う。
四天王の一人のシルバーは眠らせた。
シルバーに扮して魔王城から出る。
おっ、いたいた。
あれが勇者か。
「ごめん!ごめん!お待たせ!」
と合流する。
4人でポーズをとる。
楽しい!
魔王城をバックに戦いが今始まる!
そんな時、魔王城が空に浮いた。
……。
?
どういうこと?
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