第18話 援軍5

「ふふ♪

 楽しみだわい。」

如水はそう独りごち、竹簡の三十六計を握りしめた。


「行くなら?」

「今でしょ!」

「「わはは!」」

足利義光と新田源三は笑い合った。官兵衛からの

援軍要請の件で連絡を取っていたのだ。

二人は救援を快諾した。将軍家となった豊臣家に

忠誠を誓うは、武士として当然である。

また、日の本を乱す賊は、

討ち取らねばならない。

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