転生したら出来損ないの科学者で追放されたので科学を学んで見返します
廻間飛鳥
第0話 プロローグ
俺のどこがダメなのだろうか…
そんなことを考えながら街中を歩いていた
俺は新村拓。童貞ガリ勉メガネという負け犬だ
「はぁ...どこから踏み間違えたのかな…」
東大入試を受けるより難しいこの問題について深く考えている
難しい…
「う~ん…」
下を向きながら歩いている。どこに向かってるっけ?
あ、横断歩道だ。渡るか
「ん~見た目が悪いのかな…」
キキィィィィィィィィ!
俺はまた間違いをした。このうるさい音を聞いた時、察した
俺は赤信号なのに渡ってたのだ
体が痛い…ああ、このまま死ぬのかな…
まあ俺の人生こんなものか
眠い…目を閉じよ…
「あれ…眠くなくなってきた...」
俺は目を開ける。そしたら目の前には信じられない光景が広がっていた
「王室…?」
俺は王室で跪いてたのだ
「何をボーッとしてる!出来損ない!」
怒鳴り声が聞こえた
前を見ると明らかに王様みたいな人がお怒りの顔だ
「ゴホンゴホン 今日はお前に大事な知らせがある」
「大事な知らせ?」
「アッサーム・ディア。お前はもうこの国にはいらん!出ていけ!」
「え?」
衝撃的な言葉が聞こえた。
この変な世界に来てすぐに出ていけ!と言われた
俺、不幸すぎだろ…
「お前は我が国の科学者の割には失敗ばかりで…固有スキルも持っとらんから戦力にもできない…はっきり言って邪魔だ!」
「???」
本当に何を言ってるんだ?
「これで話を終わる。さっさと荷物をまとめて出てけ!」
「わ…分かりましたよ…」
俺は王室を出ていく
どうやら俺はアッサーム・ディアという名前らしく、出来損ないの科学者らしい
それにしては言いすぎだろ…
まあ俺は落ち込んでない
「ここが俺の部屋か」
なぜ落ち込んでないか
理由は簡単だ
出来損ない…なんて俺には似合わない言葉だ
ずっとエリートでいたからな
それでも出来損ないって言われるようなら俺の唯一の取り柄の勉強をして極めてやる
「あいつを見返してやる!」
俺は荷物をまとめ、国の門を出る
「俺を捨てたこと後悔させてやる…伝説の科学者になる!」
俺は旅に出る
科学を極める旅に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます