自作詩集2

谷海ハマ

秋月夜

夜を照らす夜秋月

訳なく視界が歪んだ

こんな夜に僕は小指を見つめて走る


ただ見惚れている

聞き入っている

好きな子

まるでミュージアム


本当に愛している

本当に溶けている

嘘では無い


本当に感謝している

本当に呪っている


いつも通りの道を照らす秋月夜

すぐにわかることなんてないから諦めつつ

闊歩する

だけどね

本当に愛している

本当に呪っている

信じられない程に


もし君が僕の前から消えても世界は何気に変わらないだろうけど僕も自殺しようと思うよ

だから本当にありがとう

本当に愛している

一緒に行こうよ

本当に呪っている

本当に溶けている

一緒に溶けようよ


一緒にいこう

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