夢幻のウィータ

髙菟俊

プロローグ

彼が亡くなった、、、

彼の名は鶴宮健斗。僕のたった1人の友達だ。

これは僕が覚えている彼の記憶。


鶴宮健斗はただの会社員だった。

妻と子がいて、帰宅は7時、いつも平和だった。

そんなある日、懐かしい人物から電話がかかってきた。


『鶴宮です。』


『もしもし、小野寺だけど、覚えてる?』


そう電話の人物の名は小野寺和樹。

健斗と和樹は高校生になるまで、よく遊ぶ仲だった。

中学卒業後、和樹は引っ越す事になった。

その理由は、えっとなんだっけ?

あ、たった1人、和樹を育ててくれた母が過労で亡くなったからだ。

和樹は母の親戚の家に引き取られる事になった。


健斗は和樹の電話に驚いた。

『和樹!覚えているよ。どうした、元気にやってるか?』

『な〜健斗、中学の頃、一緒にいた隼人の事、覚えているか?』


久しぶりの和樹との電話で、感動していた健斗は和樹の口から、涼川隼人の話しを聞いた。

隼人とは中学で知り合い、高校も一緒だった。どうやら隼人は2週間前に亡くなったらしい。


隼人は私立探偵をやっていた。

何か事件に巻き込まれたのかと思い、

つい聞いてしまった。

『どうして亡くなったんだ!?』


『どうやら自殺らしい』

その言葉を聞いて、静かに崩れ落ちた。


健斗と隼人は高校卒業後も1ヶ月に1回飲みに行く仲だった。

先月も会ったばかりだ。


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