【不定期更新】AIと格闘する日々2 ~Gemini~

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第1話 Gemini君

※この話は小説「AIと格闘する日々」の後日の話である。


事の発端は2つ目の小説が書き終わる頃、友人から「Geminiいいよ」と言われたのが始まりだ。



「Geminiを使ってるけど画像の生成が早くていいよ」

そう言って彼は自分が飼っている犬をビックリマンシール風にした画像を見せてくれた。


以前ChatGPTに小説のキャラクターの顔の生成をさせたのであるが、とてつもなく遅かったので彼の言葉でGemini(以下彼)に興味が湧いた。


さっそく彼を利用してChatGPTと同じキャラクターの顔を生成させてみると、確かに早い。

問題は私が今のところ画像生成に興味が無いというところだった。


しかし、他でもない友人からのおススメであったので、小説を書くのに向くかどうか調べてみる事にした。


すると、表現能力がChatGPTより良いらしい事が分かった。

それならばと彼に小説を効率よく執筆する方法を質問した。


既にChatGPTで培った技術をそのまま彼に適用できれば、表現の豊かさも確認しやすいはずだ。


ところが初っ端で壁にぶち当たった。

プロジェクト機能が無いのである。


ChatGPTにはプロジェクト機能というものがあり、そこにはファイルやチャットを個別に格納できる。


つまりAという小説が書きたい場合、Aという小説を格納するプロジェクトを作ればそこにA関連のチャットを全て格納できるというわけだ。


これにより、他のチャットと分けて管理できるため、過去のチャットを遡ってAに関係するチャットを探さずに済むのだ。


また、プロジェクトにファイルを格納しておけばチャット毎にファイルを突っ込む必要が無くなるため、非常に楽が出来る。



ところが彼にはその機能が無い。

これはかなりマイナスポイントだ。



プロジェクト機能が無いと小説とは関係のないチャットによって流れてしまうし、判りやすいようにするにはチャット名をいちいち変更しなくてはならない。



少考の後、私は思い直し、彼の良い所も探さねばともう少し調べてみた。


すると各種Googleのツールが使える事が分かった。

Google Driveからファイルを参照出来るし、Google Docs(Microsoft Wordみたいなやつ)で設定ファイルを作った方が彼の読み込み効率が良いらしい。


この機能は職場やスマホでも小説の手入れをする私にとっては大きなプラスポイントだ。

課金金額がChatGPTよりも安いと言う所も気に入り、ChatGPTから彼に乗り換えてみる事にした。

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