異世界転生は科学だ!並行世界と神の可能性を探る
海野百合香
異世界転生は科学だ! 並行世界と神の可能性を探る
Q: 異世界ってあると思いますか?
「ファンタジーの夢物語だよね」
Q: パラレルワールドってあると思いますか?
「もし◯◯だったら?って世界の話でしょ?」
Q: では世界線は?
「アニメや物語の設定ですよね?」
Q: 並行世界ってあると思いますか?
「聞いたことあるけどよく分からない」
Q: ではマルチバースは?
「複数の宇宙が共存するってやつでしょ?」
Q: では、異世界とパラレルワールドと世界線と並行世界とマルチバースって何が違うの?
A: これらの言葉は、使われる文脈によってニュアンスが異なりますが、「別の世界」という広い意味では共通の概念を指します。ただし、それぞれの言葉には独自の背景や使われ方があります。
本題に入ります。
『多くの人が知っていて、しかし深くは知らない「もう一つの世界」の話』
パラレルワールド、並行世界、マルチバース。これらは物語やアニメだけでなく、宇宙論や量子力学といった科学の分野でも使われる言葉です。
『並行世界は現実に存在するかもしれない』
一部の物理学者は、並行世界やマルチバースの存在を真剣に研究しています。
例えば、量子力学の「多世界解釈」では、すべての選択肢や可能性が異なる宇宙で実現すると考えます。
これは立証されていない仮説ですが、決して夢物語ではありません。他の物理学者は異なる仮説(例えば、単一宇宙モデル)を支持しているだけで、並行世界の可能性を完全に否定しているわけではありません。
つまり、科学的に「異世界が存在する可能性は十分にある」と言えるのです。
話は少し変わります。
量子力学の「シュレーディンガーの猫」をご存知でしょうか?
これは、量子状態の「重ね合わせ」を説明する思考実験です。猫が箱の中で「生きているかつ死んでいる」状態が、観測されるまで共存する――直感では理解しにくいですよね。Wikipediaで読んでも、専門家以外には難解です。
私も完全に理解できているわけではありません。
それでも、量子力学では重ね合わせが事実として実証されており、量子コンピュータの開発にも応用されています。科学には、理解しにくいが本当のことが存在するのです。
「あなたは神を信じますか?」
この質問に答えるのは難しいですよね。宗教的には信じても、科学的には懐疑的になるのが一般的な反応です。
なぜなら、誰も「神を見たことがない」から。
しかし、世界中の異なる文化を持つ民族が、それぞれ独自の「神」や「精霊」を信じていることに、疑問を感じたことはありませんか?
学術的には、人間の精神構造が未知のものや恐怖を理解するために「神」や「超自然」を作り出したと説明されます。これにより、精神の平穏を保つことができるのです。この視点では、神は実在しないと考えることができます。
しかし、考えてみてください。
世界中の神話や信仰が、驚くほど多くの共通点を持っているのはなぜでしょう?
魔法、呪い、呪術といった超常現象も、異なる文化で似た概念として現れます。これは不思議ではありませんか?
ここで一つの仮説を立てましょう
『神は実在する』
この仮説なら、すべての文化的共通性や超常現象の目撃談が説明できます。
科学者は言うかもしれません、「そんなことは科学的ではない」と。
それに対し、私はこう問います:
「神がいないことを証明できますか?」
量子力学では、「状態には0でも1でもない状態が存在する」という理解できない仮説から始まり、研究により事実が立証されています。
一方、「神は存在する」という仮説は、まだ立証されていませんが、仮説としては事実に反する矛盾は無いでしょう。
人類は歴史の中で、天動説から地動説へ、地球が丸いことを学びました。
光の速さに近づくと時間が遅くなる(相対性理論)。
状態には0でも1でもない状態が存在する(量子力学)。
これらは直感的に理解しにくいですが、科学者が立証した事実です。
異世界は、現実的に研究者が研究を続けており、近い将来立証されるかもしれません。
神や精霊、魔法だって、いつか科学的に説明される日が来るかもしれません。
だから私は言います
異世界転生は科学だ!
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