流れがめちゃくちゃで没になったハロウィン編1
演劇編前にハロウィン用で書いてたものです。が、なんか設定がよくわからないことになりました。とりあえず終わらせましたが、納得のいく終わり方ではないのでどこかで続きを書きます。(きっと…ねw)
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「おはよ」
「おはよ~」
教室でただぼーっとしながら、意味もなくスマホを触っていると後ろから肩に手を置かれて赤城さんに話しかけられた。
赤城さんはそのまま歩みを進めて、私の一つ前の机の横にカバンを置いて席に座った。
「何してるの」
「なにもしてない」
「じゃあ何か話そ」
「何の話?」
「今日持久走があるとか?」
「……やっぱしなきゃよかった。」
持久走は嫌いだ。体力テストとかやる意味が分からない、疲れるだけだと思う。なんか理由があるんだろうけど結局は大人の都合だと思う。でも授業を普段通りにやるよりかは幾分かマシなのかな?
「うわ~。いやそ~」
「当たり前」
「何が嫌なの?」
「走るのもそうだけど、暑いじゃん」
「確かに」
「罰を受けるためには、まず罪を働かないといけないの。」
「そこまでか。じゃあ、仕事にはご褒美があった方がいいよね」
「うん。」
「最後まで頑張ったらぎゅーってしてあげる」
「……いらない。」
「なんで?!うれしいでしょ?じゃあちゅーしてあげる」
「そのしてあげるってなに。したいだけじゃん」
でも確かにその通りかもしれない。働きには必ず褒美があってもいいはずだ。
「赤城さんは、嫌じゃないの?」
「体動かすの好き」
そうだった。この人はこんな感じなんだった。体育では教師がいないのにもかかわらず真面目に体を動かしてたし、部活の助っ人も頼まれれば必ず行って成果残してくる人だ。
私とはいろいろ違いすぎてため息が出てしまう。
「頑張ったらご褒美あげるから一緒にやろ?」
「なんでも?」
「んー、できる範囲なら?」
なんでそこまでしたいのかわからないけど、私にデメリット無いよね……これ。
「そこまで言うなら頑張る」
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