第3話、世界創生をしたことがある人・・・

滅茶苦茶にムンクの叫びをしながら驚いてから落ち着いてから冷静になり話を始めていた。


「ならもしかしてこの草原の場所も俺が作り出した世界なの!?」


本当にと慌てていたけどシャルロッテさんはそうですよと言いながらクスクスと少しばかり笑いながら説明をしていた。


そんなに反応が面白いのですかと言うと申し訳ありませんがとてもと言いながら笑っていたので俺はなら一番面白いやつを見せてやると言いながら俺は場を和ませる為に会心の顔芸をした。


それをするとシャルロッテさんは笑うと言うより何か泣いてしまっていた。


あれれ!?俺、何かしてしまいましたかと驚きながら謝るとシャルロッテは答えてくれた。


「いいえ、私は本当に懐かしいと思って少しばかり泣いてしまったのです。昔に貴方から泣いている私を笑わせる為にそうしてくれた事を」


????昔に?恐らく初対面ですよねと言いながら考えているとシャルロッテさんから昔に元いた世界とは違う異世界に行ったことがありますよねと尋ねられた。


それは確かにあるけどそんな冒険などしていないし魔法とかも使っていないからな。


した事があるとすれば本当に女神になりたての幼い少女を・・・あれ?そう言えばあの幼い少女と共通点があるなと感じていた。


もしかして親戚の女神様かもしれないと感じて話をした。


「もしかしてあの時の幼い女神ちゃんの親戚のお方なのでしょうか?あの子は無事に元気にしておりますか?」


そう心配そうにして尋ねて見るとシャルロッテさんはクスクスと笑いながらそれはもうトーシュエン様の目の前にいますからと聞いた俺は脳内がフリーズして思考を止めていた。


・・・・え?シャルロッテさんがあの時の幼女女神ちゃんがシャルロッテさん・・・俺は完全に何処かの会社が開発した三国志のゲームで出てくる通称、顔将軍みたいに驚いているとトーシュエン様、相変わらずに面白いですよと笑っていた。


でもこの笑みを見ているとやはりあの子が成長した姿なのだなと感じていた。


それにしても本当に見違えるぐらいに美女になったなと思いながら見ていた。


今では水色のロングヘアーをして胸も豊乳と呼べる大きさをしており見た目も幼い少女から立派な美女になっていて分からないけどでも本質は変わってなさそうだなと感じているとこれからどう致しましょうかと聞かれたので俺はすぐに返答をした。


「いいや?とりあえず試しに使ってみようかなと思って使ったらとんでもない事になってしまって後先など何も考えていないよ」


「・・え?何も考えていないのに世界創生を選んでしまったのですか!?」


「だって本当にこうやって異世界が創生されるなんて思いもしなかったからな。だって明らかに嘘くさいと思っていたのに本当だったなんて驚きのあまりに三国志に登場する晋を撃退する為に軍勢を引き連れて来たのに決戦前に全ての兵士たちが逃げられてしまった顔将軍の驚いている顔芸をしていたぐらいだからな」


そう言うとまあ、流石と言うべきでしょうかと言いながらシャルロッテは呆れていたけど基本的にどの様に異世界を創れるのか教えてくれないかとお願いをするとシャルロッテは喜んで教えてくれた。


まずはこの世界の地形や世界観を決めて下さいと言われて俺はもしも管理をするとしたらどんな世界が一番オススメなのですかと尋ねた。


するとファンタジーの中世が一番簡単だと言うのだ。なるほど中世のファンタジーか・・・でもどうしてなのですかと気になったのでその理由を聞いて見ることにした。


そして主な理由として信仰心を集めやすい点に人々たちを誘導が簡単にできる点、そして何よりも簡単に介入が出来る点などメリットが多いらしい。


逆に難しいのは意外かもしれないが俺が現在住んでいる世界はかなり管理が大変らしくいろんな神が分担して管理しているとか。


へえ〜意外だな、ファンタジーと違って魔王とかそんな者が出てくる心配はないから管理なんて簡単だと思っていたのにと言うとシャルロッテさんはすぐに俺が納得する理由を答えた。


「・・・・核兵器・・・・織田信長、ヒトラー、スターリン」

「ごめん、今の僅かな言葉だけで納得したわ」


確かにそれは難しいな、油断をしているととんでもない怪物たちが生まれてくるリスクがある上にそれがなくても核兵器があるのだからそれは管理が難しいと言われても納得してしまう。


でもそんなに管理が難しい世界をどうして創生とかしたのですか?


そんな質問にシャルロッテさんは意外な答えを教えてくれたのであった。


「それに関しては簡単な理由ですよ、この多くの娯楽を楽しみたいと思っている神々は多くいるのでそれをする為にも負担が大きいこの世界を分割して管理をしている訳ですよ」


なるほど確かにこの世界は多くの娯楽があるから・・・・って!?神様も人間の娯楽とか好きなのですかと尋ねるとシャルロッテさんはそうですよと当たり前のように答えた。


へえ〜人間の俺からすればかなり意外な話だなと感じて聞いていた。


そんな話をしながらも川崎にも神様や女神様など来るのですかと尋ねるとシャルロッテさんは教えてくれたのだけど滅茶苦茶に来るらしい。


やはり地元の川崎は魅力が多くありますからねと思っているとシャルロッテさんは申し訳なさそうに話をした。


「その〜神々や女神が川崎に訪れる理由は全然、トーシュエン様が思っている様な内容ではなくて・・・賭博にする為に来ているのです。ほら、この川崎は競馬、競輪それ以外にもパチンコとか多くあるじゃないですか、神々や女神たちはそれを目当てで来るだけですから・・・」



・・・・悲報!パチカスの中にリアルな神様や女神様が紛れ込んでいる件について


滅茶苦茶に悲しくなる話をしないで下さい、人の中の神様や女神のイメージが壊れてしまいます。


聞かない方が良い事もあるのだなと改めてそう思い知る事になったのであった。

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