闇月
みーちゃん
第1話 忘れてしまった記憶
「闇月」
第1話 「忘れてしまった記憶」
(暗闇の中で…、小さな牢屋の中にいる自分…。気づけば…、僕は捕まっていた…。どうして捕まったのかは…、分からない…。)
ノグア: ……。(牢屋の中でベッドに座り、真顔で下を見ている)(心の中: 自分の名前は覚えてるけど…、今までの記憶が…、全く思い出せない…。)(手首に付けられている手錠を見て)(心の中: この物…、壊せそうだな…。でも…、壊したらあまり良くない気がする…。)
音: コトンコトン(誰かの歩く音がノグアの牢屋に近付いてくる)
ノグア: 誰か来たのかな…?(ゆっくり顔を上げて、牢屋の外のほうを見る)
騎士達: (牢屋の前に立っていて)ノグアさん、今日は何の日か分かりますか?
ノグア: ……。分かりません…。
騎士達: 今日は…、「死刑」の日ですよ?
ノグア: 「死刑」?そうなんですか?(あまり驚いていない)
(初めて聞いたのにあまり驚けない…。この重い罪が当たり前だと思うから…。)
(ノグアは牢屋から出て騎士達と一緒に死刑場へ向かった…。)
ノグア: (歩いて周りを見渡しながら)(心の中: 本当は脱獄なんて簡単にできる…。でも…、あまり良くない気がする…。)
(どんな理由で捕まったか分からないのに…、何か…、良くないことをした気がする…。抜け出したくても…、抜け出さないほうがいい気がする…。)
(死刑場に着き、椅子に座る)
騎士: (斧をノグアに向かって振ろうとする)
ノグア: (目をつぶる)(心の中: 僕はここで死んじゃうんだ…。自分が何者なのか、いったいどんなことをしてしまったのか分からないまま…。)
音: ザクッ!(誰かの首が切られる音)
ノグア: (ゆっくり目を覚まして)あれ…?痛くない…。えっ…?(目の前を見て驚く)
騎士: (首がない状態で倒れている)
カミリ: (剣を持った状態でノグアのほうを振り向き)良かった!間に合った!(喜んでいる)
ノグア: だ…誰…?(名前が思い出せない)
カミリ: えっ!?忘れちゃったの!?
騎士達: (カミリに襲いかかろうとする)邪魔をするな!
カミリ: !!(騎士達と戦おうとする)
ノグア: !!(戦おうとして手錠を壊してしまう)(心の中: し…しまった…。手錠を壊してしまった。それに…、なんで僕は戦おうとした…?)
カミリ: ヤーーー!!(騎士達に剣で攻撃していく)
騎士達: うわーー!?(カミリに攻撃しようとするが全部避けられ、カミリに攻撃され、倒れていく)
カミリ: (一瞬で騎士達を倒し、ノグアの手を掴む)早く行くよ!
ノグア: えっ…、でも…。
カミリ: いいから行くよ!(ノグアの手を無理やり引っ張って走り出す)
ノグア: ど…どこに!?(無理やり手を引っ張られてしょうがなく走り出す)
(ノグアとカミリは走りながら死刑場を抜け出す)
騎士達: 待て!!(ノグアとカミリを囲む)
カミリ: か…囲まれた!?(囲まれて焦る)
ノグア: (周りを見渡しながら考える)(心の中: 本当はこんなの簡単に倒せるけど…、倒したら良くない気がする…。)
カミリ: 倒していけば大丈夫!(剣で騎士達に攻撃する)
騎士達: うわっ!?(カミリに攻撃されて倒れる)
騎士達: ほら戻るりますよ!ノグアさん!(ノグアに近付いて手を掴もうとする)
ノグア: 近付くな!(騎士の手を素手で切ってしまう)
騎士: 何っ!?(手を切られて驚く)
ノグア: ご…ごめんなさい!こういうつもりじゃなかったんです!(自分の行動に驚いている)(心の中: 僕はなぜこんなひどいことを…。体が無意識に動いてしまう…。)
騎士達: そこを動くな!(ノグアのほうへ近付いてくる)
ノグア: 近付くなと言ったはずだ!(騎士達に向かって爪で引っ掻いてしまう)
音: ザキッ!(ノグアの爪の攻撃で床に大きな爪痕が残る)
騎士達: (爪の攻撃で体がバラバラになる)
ノグア: ご…ごめんなさい!こんなつもりじゃなかったんです!(また自分の行動に驚く)(心の中: 僕は何してるんだ!やってはいけないことを繰り返しやってしまう…。)
カミリ: (笑顔で)やっぱりすごいなぁ〜。とりあえず逃げよう!(ノグアの手を掴んで走り出す)
ノグア: ど…どこにですか!?(カミリに無理やり連れて行かれる)
(ノグア達は刑務所を脱出し、外へ出る)
ノグア: ……。(刑務所を見ながら)本当に脱獄して良かったんですか?脱獄したらどうせ僕達を探してまた捕まるだけなのに…。
カミリ: いいのよ!悪いのはあの人達のほうだからね!
ノグア: どう考えても僕が何か悪い事をしたような気がするけど…。
カミリ: あれ?「ノグア」ってこんなに性格暗かったっけ?(ノグアの顔を見る)
ノグア: ど…、どうして僕の名前を知っているんですか…?(カミリから少し離れる)
カミリ: えっ?そりゃ知っるわよ!だって私達、前まで一緒に冒険してたでしょ?
ノグア: えっ…?僕は貴方と冒険したことあるんですか?
カミリ: えっ!?冒険したこと忘れちゃったの!?
ノグア: はい…、自分の名前は何となく覚えてるんですけど…、それ以外は何も覚えてません。
カミリ: じゃあ、私の名前覚えてる?(自分を指さす)
ノグア: 分かりません。貴方と初めて会ったのかと思ってました…。
カミリ: ええ!?私の名前は「カミリ」だよ!もしかして記憶喪失!?
ノグア: はい…、おそらく…。
カミリ: 全部忘れちゃったんだね…。ノグア…。
ノグア: カミリさん、貴方は僕のことを何か知ってますか?知ってるなら教えてください。
カミリ: まぁ知ってるけど…。(少し考えて)でもここで教えたらつまんないから教えない!
ノグア: な…なんでですか!?
カミリ: でも、また一緒に旅してくれるなら少しずつ教えるよ〜?
ノグア: た…旅します!
カミリ: よーし!決まりー!じゃあ早速行こう!(広い草原へ歩き出す)
ノグア: ……。(カミリについて行く)(心の中: この人と旅をすれば…、何か思い出せるかもしれない…。僕の正体も…。)
(僕は…、何者なのか…。カミリさんとはどんな関係があるのか…、これから分かると良いな…。)
次回 第2話 「隠していた剣」
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