第29話独身の病気は寂しい。

 やってしまった、、、、。


 朝起きると体に悪寒が走り、倦怠感がする。節々が痛い。頭が熱っぽい。


 よろよろと布団から起き、体温計を探す。ボックスから体温計を取り出して脇に挟む。

 ーーーーーーしばらくして、、


 ピピッ!!


「38度、、、やっぱり風邪か。いや、でも何か風邪とは違うな?」


 俺の直感がこれは風邪ではないと言っている。


 ふとニュースでインフルエンザが流行ってることを思い出した。この島でも中学校が学年閉鎖に陥っている。

 

 ふらふらになりながら病院に向かう。医者に症状を伝え、インフル検査も受ける。

 インフル検査の結果はやはり陽性!!


「ーーこりゃしばらく休みだな。」

 職場の係長にインフルエンザにかかったことを電話で伝え、自宅療養をする。


 ーーーっと、その前に

 Xで海野うさぎ(俺)のファンのために呟く。


「ごめんね〜!インフルエンザにかかっちゃった、、しばらくお休みするね。うさ友のみんな!病気を治したら元気なうさぎを楽しみにしてね!」


(そんなーーー!?無敵のうさぎちゃんが!)

(やっぱり体調悪かったんだ、、、)

(うさぎ!無理すんな!俺が何とかしてやる!)

(うさぎちゃん、ファイティン!)


 画面越しにファンの悲鳴が聞こえたが、今は気にしてられない。これから症状は悪化していくため、動けるうちにスーパーで買い出しをする。



 買い出しをしたらすぐに帰宅をした。薬を飲み布団に包まり、側にはポカリスエットを置く。


  夕方になるころ、熱はついに40度に達し、体はもう思うように動かなかった。頭はぐらぐらして、考えようとしても思考が霧の中に溶けていくみたいだ。


 ただただ全身を締めつけるような痛みに耐え、意識は遠のいたり戻ったりを繰り返す。


 ーーーー苦しい。



   もう布団に包まり、ポカリと薬に頼って耐え続けるしかなかった。


 どんなにキツくても、どんなに辛くても、、、俺は独身だから誰も助けてくれないんだ。


 


 こう言うとき、嫁さんや子どもが居れば看病してくれるのになぁ、、と落ち込んでしまう。


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