第34話
ナキ : 成程そうだったのですね。この妖精様がメルティお嬢様を助けてくれたのですね。なぜ言わなかったのです?
メルティ : 言ったら連れてかれちゃうと思って…
ナキ : …
この世界。妖精には周知されてると同時に一部悪い噂もある。妖精を手に入れると富と名声は思いのままや、国を救う救世主になるや、国が隠して力を独り占めしてるなどだ。実は全部本当のことなのだがホラ話扱いされている。
実際今世紀のこの世界で動いて話してる妖精と接触した人間はこの子が初だろう。それぐらいにこの世界には妖精は居たのと同時に絶滅まで追い込まれていた。
ナキ : そんなことは多分しません。ガリス様を信じましょうメルティお嬢様。
メルティ : うん。
ナキ : それではガリス様の所に行きましょう。
メルティ : うんうん
首を振るメルティちゃん
ナキ : どうしたのですか?
メルティ : ここで待てって、少ししたら来るって
ナキ : …誰がですか
メルティ : この子治す人
メルティ : !?
抱っこされてる🧚♀️ : ピクゥ〜
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ガリス : ではなんだマリアンヌ、この方達は異世界からきたということかね?しかも世界が滅びようとしてると。
様付けは最初だけで少し怒りが込み上がっているのか呼び捨てするガリス君25歳
妻が25歳で長男が10歳で長女が9歳だ
水晶おばば : そうだよ。そう言ってるエヴァリヒ坊
ガリス : …済まないが帰ってくれ。時間の無駄だ。私には仕事がある。
護衛と執事もとんでもないことを聞いたという顔になっている。だが信じてなさそうだ。
水晶おばば : ひひひ、それが無理らしいよ。
ガリス : 何が無理だ。帰れと言ってる。
5人女子がどうしようかと思っていると
鈴木 : うん?見つけた。分かった。そっち行くよ。
すると護衛2人と執事がぽっちゃり君に武器を構えた。
ガリス : 何度も言わすな、済まないが世界の滅亡よりもやることがあるのでね、他所でやってもらおう。
水晶おばば : …子供の頃のお前を思い出すとやるせないやら誇らしいやら…
ガリス : 黙れ。父上は全力でこの領地を守ってきた。済まないがそんな与太話に付き合う程暇はない。怪我をする前に出ていけ。
鈴木 : ガリスさんだっけ?メルティちゃんの所まで案内してくれるかな?
すると瞬間的に護衛達とガリスがぽっちゃり君に肉薄し攻撃する。なんの躊躇いもなくだ
女子達は護衛の動きは見えたが領主の攻撃は一切見えなかった。
水晶おばば : まさかここまで一切話を聞く耳を持たないとは、ビシテスも使ったと言ったのに。済まない裕介。絶対に殺さないでおくれ。頼むよ。このばばあの命をくれてやるから。
鈴木 : ばあちゃんの命要らないよ。まあいいか、ここまで来たんだしメルティちゃんの場所案内する気ないなら自分の足で行くよ。
水晶おばば : 私もここまでとは知らなかったよ。…悪いねガリス。別にとって食おうって訳じゃないらしい。少し待ってておくれ。
その場のガリス含めた護衛と執事も攻撃の体制の状態で固まっていた。意識は実は残ってる。だがどうしようもないだろう。
🧚♀️たち : ピクゥ!💢
アン : 殺しちゃいましょ!時間の無駄よ!💢
パイシル : 主様がいちいち悩むことではないですね
マイル : ピククククククク。確かにそれは私も思います。
ロウリー : 貴女たち…はぁ。原生生物はあまり殺すなって言ったでしょうに。
アリンカム : 主様は人間です。同族殺しは好きでないと思います。
鈴木 : 皆んな落ち着いてね。さっさと見つけてどんな状況か見よう。
女子達はタジタジしながら着いていく。まさかの交渉決裂で苛烈な状況に持ってかれてるのだ。
斑目 : ま、まずいわね
優々 : 指名手配とかあるのかな?
倉谷 : …ワイルド裕介いいかも
木下 : うう、私がもっとちゃんとしてれば
小林 : でも話聞かないのもなくない?流石にここにきて時間の無駄もあり得ないし。
廊下を練り歩くぽっちゃり君
騒ごうとする人間を妖精ちゃんたちが片っ端からスタンさせている。(半日後解除)
メイド : あ、あ、あ、
シリ : この騒ぎはあなた達ですね…マリアンヌ様まで
水晶おばば : 済まないねシリ、エヴァリヒ坊は無事だよ。
シリ : そうですか、貴方が主犯ですね?何故この様なことを?
鈴木 : え?主犯!?いや俺はさっさとやること終わらせたいだけだよ。それを急に話も聞かずに最後は攻撃した方はそっちだよ?
シリ : 非常識は貴方たちです。急に押しかけてきたと思ったら世界の危機だの妖精だの。証拠も納得もさせられないまま見知らぬ貴方たちを信じたら私たちガリス家はムリラント中から笑い者にされるでしょう。そして最後はメルに会いに行くと…一体何を考えてるのですか!ここは通しませんよ!
そこそこ強そうな護衛兵5人も着いてきてるが屋敷の状況を知ってるのだろう得体の知れないぽっちゃり君を見て汗を流している。
ある程度聞かされてるのか内容を詰めていたらしい奥さん。だが手が震えている。当たり前だ。旦那もだが廊下中固まった人間だらけで信頼していた水晶おばばが敵なのだから、城の中の人々は何もレジストできず何にやられたかも分からずそれは子供のところに向かっている。親として時間稼ぎもしているのだろう。
鈴木 : 済みません。先ほどガリスさんにも伝えた通り妖精を探していてここにいるのです。世界の滅亡は一旦横に置いておいてそれだけ済ませていいですか?
シリ : 妖精なんて知りません!!
すると軽装の衛兵がスキルを一瞬で複数発動して一気にぽっちゃり君の右横に瞬間移動の様に着地すると奥義スキル発動の構えにもう入っていた。
斑目 : な!?
優々 : 早すぎ!?
??? : 死ね「グミユボルグ」
「グミユボルグ : 地球のケルト神話にでるクーフーリンが使ったとされる槍の名前または武技。それをこっちの世界にも別名称だが居たらしく受け継がれて槍士の限界を超えたものだけが覚えられる槍奥義。槍の名前に反映されてる訳でもなければ逸話もないので当時の英雄達ほど神に届くなどの因果が関わった火力はでない。ぽっちゃり君の世界でも覚えられるかも知れないぐらいで別に誰にも継承されてないので真似技ぐらいが限界だろう。
スカなんとかさん :
はあ。私たちの時代にも妖精、精霊と居たものだが、ここまで拗れてるとはな。ルーンも広まってないし何も面白くないな現代。お前もだぞクー。なんで異世界にも遊びに行ってる!私も連れて行け!」
変な軌道で伸びる槍が一瞬でぽっちゃり君を殺す
はずだったが何もなかった。
??? : は?
槍がなくなっていた、それだけでなく他護衛の武器も無くなっている。
シリ : !?ユーリ!一旦下がりなさい!!!!
ユーリ(辺境一の槍使い): シリ様!おにげ…
そしてシリを除いて固まる。
水晶おばば : ここまで…なのかい…シリがユーリを連れてきた時には完全に殺しに来てると思っとったが、やはり次元が違うね…
シリ : 何がどうなって…どうしても、ここを通りますか。
鈴木 : はあ!?ビックリした!今のクィーンアントとジャイアント軍団よりも強かったんじゃないの?このレベルで全然見えないよ。絶対勝てないね俺。レベルとかなくてもこれって凄いね異世界って。
シリ : …
ぽっちゃり君を得体の知れない物を見る目になったシリ
倉谷 : す、凄いです。この人本当に急に出てきたみたいでした。
小林 : う、うへぇこれ普通に地球の英雄達より強かったりして?
木下 : …目で追うのがギリギリだった…
斑目 : え???見えてたのあおいちゃん。
木下 : はい。…でも目で追えただけ、あのスキル…あれは絶対避けれないです。
優々 : あおいちゃんは私たちより完全に強いよね。
斑目 : まあ役職が違うのもあるけど、本当に剣士なの?
シリさんを置いてワチャワチャし始めた。
水晶おばば : …それはそうさね。ユーリはこの辺境で1、2を争う程の強ささね。どんな魔物が森から出てこようとユーリが居るだけで流れが変わるくらいだわ。ムカデ様には流石に勝てんがね。
シリ : マリアンヌ様。何故裏切ったのです。
水晶おばば : いや、最後まで話聞いてたじゃろて、裕介達は妖精を助けにきたらしいぞ。ここに居るとのことじゃ。
シリ : そんなものいません!
そしたら奥から走ってくるメイドが
ナキ : 済みませんシリ様。
シリ : ナキ!!!何故メルティの近くに居ないの!早くガレスとメルティを連れて逃げなさい!本国に、いやメニウス公爵領に逃げるのです!
実はもう何人も外で固まってる状態で街が少しざわついていた。
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冒険者ギルド長 : こりゃ。どうなってるんだ。
ギルド長が連れてきた白魔道士 : 無理ですよギルマス〜
ギルド長が連れてきた白魔道士2 : お手上げだ。何も反応せん。
走ったモーションで固まる門番兵やメイドちゃんや兵隊
それが教会横病院内に並べられていた。
白魔道士 : 状態回復全て使ったが意味なし
医師 : 皆命に別状はない。
錬金術士 : だがこちらで調合した物でもびくともしない。明らかに異常だ
マギト : クソ!どうなってやがる。こんな時にばばぁいねぇし。まさかあいつら…
門番ちゃん : 不味いですよ。可能性あります。
商業ギルド長 : 話せ。何でも知ってることは話すのが当たり前だろう。
マギト : 分かった。昨日連絡した奴らが関係してるかも知れない。
冒険者ギルド長 : …あれを信じろと?言っとくがマリアンヌ様は信じてはいるが500過ぎのババアだぞ。だが領主にあいにいくのも書いてあったしこれしかないか。
商業ギルド長 : 言わせてくれバッカス。流石にユーリ君とエヴァリヒ様が、そしてセバスにマリアンヌ様も居る。異世界人とはそこまで強いのか?
バッカス(冒険者ギルド長) : 正直分からん。御伽話が現実になったんだっていうならこんな地方の領どころか国ごともっていかれるとだけは言っておく。それぐらい俺から見ても御伽話の勇者は強いぞヴァース。
ヴァース(商業ギルド長) : …不味いな。なら本当なのだろう。実は先に報告することがあってだな。私の方で部下に本国とギルド本部へと人、物、眷属、召喚獣で4種類バラバラに更に5通りで使いを出してみてるが、全てそのまま何もなかったかの様に帰ってきた。意味がわからないのだ。まるで夢の中のような。
お城の門番兵 : はい。私も異常に気づいて城の中に入ろうとしたところまた入り口に出てきてまして、何が何だか、
バッカス : その症状は…幻術魔法だ。
医師、冒険者、兵達 : !?!?
マギト : この規模のだと!?あり得ない!?個人ではなく街にかけてるのか!?
バッカス : いや可能性の話だ。まさか物にまで作用するとなると俺の知識では無理だ。
奴隷商 : 私のところの獣人奴隷達が急に怖がり出したのもそのせいかしら?別に虐待とかしてないからね?急に仕事させてたら耳がへたって鼻と耳がおかしくなったって言ってたわ。
ヴァース : 勇者の力…だとしたら何故マリアンヌ様はその勇者達に力を貸す?スキルを使ったのだろう?この未来が見えなかったのか?
マギト : いや、過去を見てた。未来までは聞いてない。
ヴァース : …それだと何かが理由で決裂した?
門番ちゃん : …妖精を助けにきたって言ってませんでした?
マギト : …助ける予定の妖精がたまたま城にいて、話が合わなかった。とみるべきか?
バッカス : そんな与太話が本当だとしてもだ。これは完全に攻撃行為だ。城の中もどうなってるか分からない。打つ手なしか。
ドンとドアが開く
冒険者 : 外に出れないぞ!?どうなってるんだギルマス!?
冒険者ちゃん : あとこの人!固まってる!
ヴァース : 長い1日になりそうですね…まずは食料と水の制限です。
バッカス : 分かってる。この術中でも腹は減ったし。飯は食えた。だが外から何も来ない。訳が分からんまま飢え死にだけは勘弁だ。お前ら人集めろ。
冒険者 : は!はい!
マギト : 俺らは術者共と境界線を探してひたすら調べてみるぞ。それでいいな?
ヴァース : はい。極力体力の温存を、基本的にゴーレムや使い魔で力仕事と実験をお願いします。貴方たちも行動なさい。
商業ギルドから来た錬金術士 : はい。
商業ギルドから来た白魔道士 : 分かりました。
マギト : お前ら行くぞ。
門番ちゃん : ふぇぇ大変だ〜
動ける男達がどんどん出ていく
医師 : 他にも普通の患者が居る。私たちの戦場はここだけじゃない。動くとしようか。
白魔道士、看護師 : はい。
奴隷商 : 飯だと〜!?まずい!あるかー!?
ダッシュで帰って行き他もどんどん解散していく。そしてまた動けないものが運ばれてきた。
ヴァース : 長い1日になりますね。
ダークオーラ妖精ちゃんが街にお遊び結界を出している状況なのである。
ダークオーラ🧚♀️ : ピクゥ…人間簡単に死ぬから力加減難しいピクゥ
妖精達が街中でぽっちゃり君に害しそうな人を適当にスタンしてる危ない遊びが流行りかけたがマジで迷惑なのでリーダーっぽい妖精ちゃんが止めてた。
🧚♀️ : ダメピクゥ〜!
🧚♀️🧚♀️🧚♀️ピクゥ〜暇ピク〜
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シリ : 何をしてるの早く!
ナキ : 済みませんシリ様。メルティお嬢様に締め出されて入れなくなりました。
シリ : な!何ですって!?どういうこと!?
ナキ : …実は…メルティお嬢様が森から妖精を連れてきていました。
…
シリ : は?
水晶おばば : …ほら見ろ言わんこっちゃない。
マリアンヌちゃん実は本当に居たんだ妖精!?ってなってる。
鈴木 : 俺まだこの世界きて嘘ついてないんだけどな。お得意の水晶でチェックすればよかったのに。
水晶おばば : 済まないね裕介。基本的には話す時隣に水晶置くのは相手を信じてないと見なされて不和を呼ぶんだよ。まあ水晶士が同席してなきゃいい話だからね、最初は流行ったが一瞬でお蔵入りした内容さね。
鈴木 : いいアイテムあるのに勿体無い。嘘つきたい放題じゃんね。
水晶おばば : 貴族の世界はそんなもんだよ裕介。
コソコソヒソヒソ
斑目 : 貴族にちょっと憧れてはいたんだけどもうお腹いっぱいかな。
優々 : 唯さんそれ日本人が海外に行った後日本に帰ってきた時にやっぱり日本が1番だわって言ってるのと同じじゃない?
斑目 : 優々話が長い!あと全く違うから!はぁ
倉谷 : (ま、不味い!一瞬そうかもですねって共感しそうになった)
斑目 : 夜ちゃんどうしたの?
倉谷 : え?ああ、裕介も大変だなぁって。
小林 : 他人事で草
倉谷 : しずかちゃん!?草って口で言うなしプププ
木下 : 草ってなんだろ?
シリ : …夫やユーリ達は無事なのですね?
鈴木 : うん?うんうん。半日で治るって。
シリ : 分かりました。着いてきなさい。ナキ説明の続きを歩きながらしなさい。
とてとて向かう
シリ : まさか本当に…妖精が…
ヒソヒソブツブツ人妻の完成である。
ナキ : 妖精のことをガリス様に報告する話になったのですが急に歌が聞こえたと思ったら謎の力で引っ張られて外に締め出されました。そのあとドアを兵と一緒に壊そうとしたのですが開けられませんでした。
シリ : …頭が痛くなってきた…
メルティの部屋の前では長男ガレスと担当メイドが立っていた。
ガレス : 貴様ぁ!
シリ : 辞めなさいガレス!
ガレス : 母上!?ですが!
シリ : 辞めなさいと言いました。
ガレス : クッ!
鈴木 : うーん?
🧚♀️いっぱい : 〜🎵
鈴木 : この詩は!!
周りで聞こえてるのは妖精達と女子5人だけだ。
斑目 : 綺麗な歌声。
優々 : いつもどこかで誰か必ず歌ってるよな
倉谷 : 何かいつもの即興ソングじゃなさそうですね?
小林 : これ好き
木下 : 綺麗な歌〜
鈴木 : やっぱりアルトネリ○な詩ええなぁ〜
5人女子 : ???
マリアンヌ、シリ、メイド、ガレス : ???
ぽっちゃり君は妖精さんの歌が好きなのである。
鈴木 : でも何か違う。いつもより悲しい感じだ。
アン : ピクゥ〜🎵
パイシル : ピク〜♪
マイル : 〜🎵
ロウリー : 〜🎶
アリンカム、ダークオーラ🧚♀️ : 🎵〜
ロウリーは踊りながら、アンは感情的にと思い思いに歌い始めた。
鈴木 : よし入るか。
ナキ : え?開かないですよ。
ガチャ、戸を押す
ナキ、ガレス、メイド : 開いた!?
そこには🧚♀️達と一緒に女の子が歌ってた。
抱っこされてる🧚♀️ : ピクゥ〜グシュン
シリ達には🧚♀️は1人しか見えないが歌が聞こえ始める。
シリ : な、何これ
自然と涙が出てくる。
おばばも泣いている
水晶おばば : ど、どうなってるんじゃぁ
メルティ : 〜🎵
ぽっちゃり君が座ってるメルティちゃんの前までいくと視線を合わせるためしゃがむ、ではなくあぐらをかいた。
女子達はその姿を静かに見守る。
鈴木 : 来たよ。君がメルティちゃん?
メルティ : グシュ、はい。
泣いてるのが分かる。
抱っこされてる妖精が明らかに容態が悪化してるのである。
妖精達は皆んなで歌を歌い励ましているのか?ぽっちゃり君には分からなかった。これは送り出す歌。使命の終わりを示す詩でもある。そんなことぽっちゃり君は知らなくてもいいのである。ただ彼は家族を守る思いで力を使う。
鈴木 : どれ、まず葉っぱからいくか。妖精さんたち手伝って。
抱っこされてる🧚♀️ : びぎゅ〜
🧚♀️🧚♀️🧚♀️ ピクゥピクゥ〜
メルティ : 治るぅ?グシュ
鈴木 : 待ってて。どうにでもしてみせる。
ぽっちゃり君も真剣だ。あんなに元気な妖精さん達しか知らないのだ、まさかマジで消滅寸前の妖精が居るとは思っていなかったのである。
抱っこされてる妖精に妖精達が葉っぱを小さくして口に入れたり体に擦ったりとしたが顔色が少し良くなるだけで消える寸前なのはあまり効かない?
鈴木 : それ続けてね詩を止めないで、葉っぱも、
メルティ : はい!〜🎵
メルティちゃんも頑張って歌うことにした。
部屋中、いや外の妖精達も歌い街中に、そしてモニター越しのフェリーも歌う。
鈴木 : 何が妖精調教だ!せっかく手に入れたスキルこんな時に使えないでどうする!やって見せる!
そしてぽっちゃり君はいつの間にかレベルアップで手に入れたスキル
「妖精回復」
鈴木 : 頼む元気になってくれ「妖精回復」
🧚♀️🧚♀️🧚♀️〜🎵
メイドもシリもガレス君もマリアンヌちゃんもただただ涙を流しぽっちゃり君の横幅が広い背中を見ている。
5人女子 : …
その姿が今ままでのが嘘だと思うぐらい彼女達にはカッコよく見えたのだった。
モニター越しフェリー : 〜🎵(なんでそこでお前たち人間はメス感出すのですか!私の方が先ですからね!)
フェリーの花畑 : 〜🎵(裕介様に邪念を飛ばすな!)
ぽっちゃり君もここ数日で女の子たちの好感度を上げたり下げたり、一挙一動で歴史が動いたりと今後も大変なのであった。
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作者です!お読みいただきありがとうございます!
更新ペースは大体1-3日に1話でやっていきたいと思います。
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モチベにも繋がりますので出来るだけでいいのでお願いします!
引き続きぽっちゃり君を宜しくお願いします。
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