第2話

蒼夜はいつもいじめられている。

【うっ…ごめんなさい、ごめんなさい…】

(は?お前は黙っとけよ!サンドバッグのくせに喋んな!もうおもんないわ、いつも通りこのことは黙っとけよ?言ったらもっとひどくなるぞ)

【はい………もう疲れたなぁ。いつからだっけ、いち、にぃ………半年かぁ。……あ、そうだ。ここって屋上があるよな。てことは…よしすぐ行こう。】

屋上では

《心配だな〜この世界を作ったのはいいけど、蒼夜が虐められるのは嫌だなぁ。いっそあれやるか♡…ん?蒼夜がこっちに来てる?透明になってみてよっ》

ガチャ

【ここは綺麗だな…俺が死んだら穢れちゃうけど…それぐらいカミサマは許してくれるでしょ…誰もいないよね……それじゃあバイバイ、お母さんお父さん、そして俺をいじめた人】

グラッ、パシッー

【へっ?】

《ストーップ!ちょちょっ!?死なないで!》【ん?な、なんでここに人が?俺ちゃんと確認したのに…】

《そんなことどうでもから!いやよく無いか?まぁ、こっちに来て!》

二人はというか、水樹が半ば強制的に蒼夜を連れて学校内の空き教室に向かった

《で、蒼夜はなんで屋上から飛び降りようとしたの?別に虐待はされてなかったけど、多分いじめだよね。さっきも起こってたけど、精神がついに限界になった?悪夢をみすぎた?それとも…》

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