第32話兵役の義務を果たしに
あっという間の5年間だった。これで俺たちは15歳になる。まだ15歳には時間があるんだけど、移動もしないといけないからな。色々と頑張った結果がこれだ。
――――――――――
名前:ベルン
職業:召喚士
Lv:0
HP:600000000
MP:100200000
SUP:0
STR:15650
VIT:50000000
INT:50000
MND:50000000
DEX:20000000
AGI:93737842
――――――――――
契約:ゴブリンヒーロー*150
精霊王*150
デーモンロード*210
セラフィム*210
ショゴス*150
エルダーヴァンパイアロード*300
エンシェントドラゴンロード*350
――――――――――
名前:アーリア
職業:召喚士
Lv:0
HP:600000000
MP:100200000
SUP:0
STR:15650
VIT:50000000
INT:50000
MND:50000000
DEX:20000000
AGI:93738842
――――――――――
契約:ゴブリンヒーロー*200
精霊王*150
デーモンロード*250
セラフィム*250
ショゴス*50
エルダーヴァンパイアロード*350
エンシェントドラゴンロード*350
ありったけのSUPを振り分けた。余力を残しておいて、INTに振れって言われるのを恐れた感じだな。VITとMNDに振り分けて、後はAGIにぶっぱした。その方が後々楽になるんじゃないかなって感じだな。DEXに関しては、これ以上は必要ないと判断した訳で。本当に必要になるのかどうかは解らないからな。これだけあれば、何でも出来るとは思う。多分だけどな。
そんな訳で、俺たちは徴兵先へと向かっている。前線基地に、15歳になったら行かないといけないからな。そこで部隊を割り振られて、戦場に行かないといけないんだ。今後を左右する事になる。だから、気を付けておかないといけない。出来れば、アーリアと同じ部隊に入れられると嬉しいんだけどな。一応は生存確認をしておきたいし、兵役が終わったら、一緒に就職先へと行かないといけないからな。就職先は、大体決まっているし。
就職先は、商業組合になりそうなんだ。吸血鬼の町を管理しているのが商業組合だからな。そこが一番のお気に入りポイントらしい。アーリアがそこが良いって言っていたもんな。俺はそこかドラゴンバレーならどっちでも良かったので、アーリアに付き合った感じだ。まあ、まだ内定も貰っていないんだけどな。大人の事情で変わる可能性だって出てくる訳で。まあ、とりあえず、今のところは商業組合が最有力候補なんだ。
そして、走って前線基地にやってきた。これから色々とあるだろうが、兵役はしなければならないからな。5年も兵士として戦わなければならない。非情に面倒だけど、やらないといけないからな。さて、ここで勝ってしまっても良いものなのかって疑問もある訳なんだが。勝ってしまうと、面倒な事が増えるんじゃないか。そんな気がしないでもない。
「すみません。兵役の義務を果たしに来ました」
「おお、そんな季節か。そろそろ時間が来たのか。まあ、順当に育てていれば、良い部隊に配属されるだろう。頑張って兵役を熟すんだぞ?」
「はい。ありがとうございます」
頑張っても何も、兵役を熟すのは義務なんだから、義務を果たすだけなんだよ。出来る出来ないじゃない。やるしかないんだ。義務だから。やらないといけないから。面倒なのは変わりない。厄介な事には変わりない。でも、やるしかないんだから、やらないといけないんだよな。
そんな訳で、門を潜ったら案内係が居たので、そこから案内されることに。そして、現場指揮官らしき人に会わされた。そこで、何を聞かれるのかなんて解り切っているけどな。
「兵役の義務を果たしに来たか。では職業を言ってもらおうか」
「俺は召喚士です」
「私も召喚士です」
「召喚士であれば、INTを答えてくれ」
「INTは50000です」
「私も同じです」
「そうか。それなら、第15部隊に配属されることになる。詳しくはそこの指揮官に話を聞いてくれ。こちらからは以上になる。引き続き、案内はさせる。第15部隊の所に案内してやれ」
「解りました」
俺たちの配属は第15部隊らしい。何をするところなのかとかは、色々と聞かないといけないんだろうけど、碌でもない部隊なのには変わりがないってことなんだよな。そんなのは解り切っている。さて、どんな部隊なんだろうな。そもそも部隊として機能しているのかどうかも解らない。それくらいにはINTが低いって思われただろうし、使い捨ての駒になった可能性が高いからな。使い捨てで結構な事ではあるけど。そんな部隊なら、退屈せずに済みそうだからな。INT極振りだった場合は、問答無用で宮廷魔導士団に放り込まれたんだろうけどな。
「ここが第15部隊の建物になります。よく覚えておいてくださいね」
……見た目は普通だな。案外まともな部隊なのか? そんな事は無いとは思うんだけどな。碌でもない部隊に配属されるってのが予想だったし、なんならそのまま戦場に行って来いって言われても驚かないんだけど。まあ、そこそこの施設があるなら、マシな運用方法なのかもしれない。望み薄ではあるけどな。普通に考えて、俺たちが普通の部隊に放り込まれることは無いんだから。
「失礼します。今年の兵役者を連れてきました」
「おう。ご苦労さん。後はこっちで話しておく。戻ってもいいぞ」
「それでは失礼します」
「ようこそ死地へ。お前さんらは、第15部隊の所属になった訳だ。第15部隊ってのは、死んで来いって言われて、死にに行く部隊だ。生き残れば、何度も何度も死にに行かされる。そんな部隊に来た訳だ。どうだ? やる気が下がったか?」
「いや? まあ、予想通りだからな」
「だよねー。当然のように遊撃隊になるって言われたし」
「……お前ら、死ぬのが怖くねえのか?」
「死ぬのは怖い。だが、どうやったら死ぬのかが解らない。結局、自分を殺す方法を思い付かなかったからな」
「生き残れば良いんだよね? なら簡単だよね?」
「まあ、やる気があることはいい事だ。死にに行くって言って、やる気が下がれば、どんどんと死にやすくなるからな。やる気があることは良しとする。まあ、苦労はしてもらうがな。生き残れるかどうかは運しだいだ。そもそも第15部隊の話をしなきゃいけないからな。まあ、興味が無くても聞いてもらう」
そんな事で、第15部隊について、色々と聞かされた。他の部隊についても聞かされたんだけどな。第1部隊から第5部隊が主力で、第6部隊から第10部隊が戦場で盾になる事を要求される。第11部隊から第15部隊が遊撃隊。その中でも、第15部隊は死兵と呼ばれており、成果を出すか、死ぬかの2択しかないらしい。なので、第15部隊は常に人手不足なんだそうだ。戦場に送り込んだはいいが、帰ってくるのはごく一部でしかないからだそうだ。まあ、死兵なんだから、帰ってくるなって事ではあるんだろうけどさ。そこまで部隊運用が決まっているのであれば、色々と都合が良いのは確かだろう。危険な所に放り込まれて、なんだかんだと生き残ればいいだけの話なんだから、簡単だよな。
「という訳だ。だから第15部隊は年中人手不足になっている。そういう部隊だ」
「第15部隊が動く時は、具体的にはどんな時なんだ? 不利な時に殿を任されるのか、有利な時に突破を任されるのか。それによっては、出来ることも変わってくる」
「……平気で生き残ることを考えているようだが、まあ、それは良いとして、場面は両方だ。有利になれば先鋒を任され、不利になれば殿を任される」
「その他の手段は自由にしても良いのか?」
「部隊長が指示を出す。部隊長が死んだら好きにしろ。部隊の役割を熟せれば何でもありだ」
「なるほどなるほど。何でもありね。なら、好きにやらせてもらって良い訳だ」
命令は厳守なんだろうが、その命令を出す人も死兵な訳だから、命令なんてあってないようなものと言う事である。つまりは、自由にしても問題ない訳だな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます