ヒヨコはヒヨコ

 一昨日はとある仕事関係の分野の研修で講師をさせて頂きました。

 所が……そこで思わぬ人との再会。


 それは「Aさん」と言う男性の方だったのですが、その方は私がこの業界で新人だった頃の指導係。

 そこで……本当にコテンパンに毎日毎日やられてました(汗)


 もう、よく言う「トイレで泣く」を週の半分やってて、お手洗いの常連さん(笑)


 そのためにしばらくその人の苗字の一文字が「竹」だったのですが、竹と言う文字を見るだけで震えが走るほど……(汗)

 後、その人と見た目が似てると言うだけで「松山千春」さんがダメに……(ごめんなさい!)


 もちろん、人の人生を支えるのでやむを得ないかな……とも思いますが、私はその反動で自分の下の人は優しく守りたい、と思うように。


 その後、その人はキャリアアップの為に転職され、結局最後まで認めて頂けずヒヨコはヒヨコのままでした。


 そんな人との再会。

 その方はなんと!生徒として私の講義を聴いてたのです!?


 ひええ……と、過去のトラウマが蘇りましたが、Aさんは始めて見るにこやかな顔で

「京野先生、今日の講義勉強になりました」と頭を下げられた……

 また「◯◯君(私の直属のエリアマネジャー)からご活躍聞いてます。素晴らしい◯◯(私の職種)になられてたようで……また、ぜひ経験談聞かせてください」と。


 それを見て、私は堪らず涙がでてきて焦りました。

 誰も居なくて良かったです……

 Aさんの笑顔なんて初めてみたので。


 そっか……この人は信じられないくらい厳しかったけど、自分にも厳しくて相手様にはどこと優しい人だった。


 それからその流れでAさんと飲みに行って、色々話しました。

 でも最後までAさんは「プロの方にタメ口なんて失礼ですから」と(涙)


 ただ、これだけは言いたい、と思ってた事は言いました。


 自分は下の人達には優しくしたいし守ってあげたいです。

 きっと分からないことが怖いし心細いと思うので……と。

 伴走してあげれば絶対に良い◯◯(職種)になりますから、と。


 それにもAさんは

「京野さんがそう思われたならそれが最善です。僕とあなたは人柄も考え方も違うので。……もっとも僕もあれからやり方は改めましたし(汗)ただ、人の人生を支えるプロになるのには厳しさもいるので、お互い丁度いい塩梅を見つけましょう。僕もあなたの事を聞いた時は勉強させてもらいました」と。


 わたしは甘過ぎかも知れないし、人を育てるのは何が正解なのか……

 でも、自分にとっては良い時間を持てた。

 それは思います✨

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