キラキラ系JK、ヤンキー男子に憧れてるんだけど、何か?
てつ
第1話 ヤンキー系男子に・・・
「美羽。帰りスタバよらね?」
「行く!新作なんか出てたよね?」
「そうそう。名前何ってたっけかなぁ・・・忘れた」
「忘れんなし・・・優梨愛忘れっぽだかなぁ」
そんな会話をスマホ見ながら話している私。
陽光学園高校2年生、桜井美羽です。華のJK16歳
授業中でも
教科書に隠れてスマホ見ている様な、どこにでもいるようなJKです。
いつもインスタ映えするような画とか、動画とかが気になってます。
「桜井さん、この問題、解いてみて」
「あー・・・解んねっす。優梨愛に聞いてみてくれます?」
「あ?美羽。あんた指されてんじゃん!答えろし」
仕方ないので黒板に答えを書いて・・・
「正解ですね」
「なんだ、出来んじゃん美羽」
「ダルいんで」
「なんだそりゃ」
親友の優梨愛とそんなたわいもない話で、いつも笑っているような子です。
ウチのクラスには
一人、ヤンキー男子がいるんだよね。
そいつはいつも一人ぼっち。
だけど、それをなんとも思ってないみたい。
彼の名前は黒崎蓮
ピアス、金髪、ワイシャツとネクタイはしていない。
ブレザーの下は赤とか原色系のTシャツをいつも着ていて、
「あー言うのは、正直関わりたくねぇな」
「あーね。ウチもちょっとなぁ・・・」
よく先生に服装指導とかされているみたい。
優梨愛の手前、そうは言ったけど、本当は・・・
ある日の昼休み
複数の上級生がそのヤンキー男子に
「おい!黒崎!ちょっと顔貸せ」
クラス中がざわつく
昼休み終了のチャイムがなるころ彼は、何食わぬ顔で戻ってきた。
いつも通りのポーカーフェイスで。
何かあったんだろうか?
とクラス中が彼をチラ見しているけど、素知らぬ風で座っている。
なんだか・・・怖いと思った。
「ねえ美羽」
「どした?」
クラスの事情通、優花がやって来て
「昨日さ、黒崎くんが上級生に呼ばれたっしょ?」
「あーそれ?」
優花の話はいつも、大げさにものを言うんで、今日もそれか?と思ったけど。
「その上級生が今日学校に来てないらしい」
「え、それってただのサボりじゃね?」
「ちがうんよ。
その3年生が外科病院から松葉づえついて出てくるのを、
見たっていう子がいたんよね」ドヤ顔の優花
「外科?」
「そうそう。黒崎くんが呼ばれた日みたいでさ。
彼にボコられたのか?って噂になってるんだよね。噂だからね、
ホントかどうか分らんけれど・・・」
でも
彼が何食わぬ顔で戻ってきたのが、イヤに気にかかるんだよね。
何かは有ったろうと思うんだけど、直接聞くわけにもいかんし・・・
今日も彼はずっと、一番後ろの窓際に席で外を見ている。
彼は確かにカッコいいんだよね。
って思ってるのは、ウチだけみたいで。
ヤンキーじゃなかったら、速攻で告ってるんだけどなぁ・・・
第1話 完
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