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第捌話【術式展開】への応援コメント
冒頭の回想シーンからは「くちびるに歌を持て」で有名な詩が想起されました。ただし彼方は象徴的行為が歌うことなのに対し、こちらは己を欺くように笑顔を保つことなのですね。実際に笑み(のような表情)を浮かべることで特定のホルモンが分泌して幸福感が高まるという説は一定の支持を受けていますし、戦闘中にストレスを軽減すべきかどうかは別に問題となりうるけれども、先生が死線をくぐった経験からの結論なら多分正しいのでしょう。
また今回の魂魄は、現時点では優李にしか根本的対処が出来ない存在として描き出されます。術式展開に模倣の名を負う一葉の万能さも、相性の前には屈しています。更に、反命魔律や術式展開など「センス」が軸となった回と言えるでしょう。これは生まれつきの才能に恵まれなかった私に、リアルを突き付けているのでしょうか?正確な答えは分かりませんが、他の読み方も可能です。つまり「皆それぞれに固有の出来ることがある」という見方です。これは”出来る”という概念を大雑把に言い過ぎていて無遠慮に映るおそれがありますが、とにかく希望もあるわけです。
しかし私たちは気持ちよく解決できる事柄にだけ対処するわけにもいきません。というか今回は優李にしろ一葉にしろ楽勝とは程遠く、前者はポテンシャルこそあれ力不足、後者はシステムに勝利を拒まれています。卑近な例としてポケモンシリーズを用いれば、魂魄はゴーストタイプの(準)伝説ポケモンで、優李は「かみつく」という効果抜群ではあるが威力の低い技をもつ二段階目の御三家、一葉はノーマルタイプの技しか使えない幻ポケモンになるのでしょうか。一葉は炎に氷にと贅沢な異能なのでノーマルタイプだけというのは直感的でないですし、他2人がポケモンバトルをやっている中1人デジモンを遊ばされているようなものかもしれません。そこはこれから明かされる情報と考察次第ですね。
話が大きく逸れてしまいました。容易に解消できない困難に立ち向かうとき、私はどうすべきなのでしょうか。今日示された回答は、戦略的撤退です。それも、私が読む限りでは、条件付きの。条件は主に2つあります。1つは鋭い洞察から入ること。敵の性質を言い当てた過去編同様に、一葉は敵に自分の攻撃が通用しないと一瞬で見切りました。問題解決に欠かせない資質と言えるでしょう。2つには、安定としての逃避を行うこと。逃げる瞬間というのはどうしてもネガティヴな感情が先行しがちでありますが、回復後の優李に勝利の可能性を託していますから、大変ポジティヴで未来への投資として機能しています。これら2つを主として諸条件を考慮することができる点で「戦略的」と初めて考えられるのです。
「才能は開花させるもの センスは磨くもの」漫画「ハイキュー!!」の中に登場する名言として知られます。果たしてそれは自明か、そして正しいかどうかは私にはすぐには判断はつきかねますが、世間的にこのようなニュアンスで「センス」という単語が使用される風潮はあると思います。つまり後天的な努力で補える部分という意味です。よって、これからの優李の成長に期待して退却を選んだ一葉の、ある種博打の信頼に胸が震えます。終わり方は閑話に突入する雰囲気ですが、最終的に魂魄を打ち倒すことに私も賭けておきます。頑張れ、優李。頑張れ、全主人公。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます。
鋭い考察や分析、作者として嬉しい限りです。ポケモンの例え、本当にしっくりきました!
書いていて楽しいお話ですので、今後も期待に添えられるよう全力を尽くしたいと思う所存です。
短編集①への応援コメント
①の「遊戯を1週にわたり続ける」とは余程楽しみ尽くした証左でございましょう。私にも幼き時分には覚えがあります。つまり、暇を見つけては4日間ずっと友人とシリトリをしておりました。ところが熱中を超えて意地を張ると却って苦悩の種となりまして、物語中でもやり過ぎた2人が咎められているのを勘案すれば、過ぎたるは尚ほ及ばざるが如しということでございましょうな。
ところで、現世に革新を齎す、神たりうるラプタ様に申し上げるのも憚られますけれども、①の「リビングの扉〜大きな影に。」につきまして、「リビングの扉から」は「見下ろしている」を修飾しますから、それら2つは直接繋げた方が意味が伝わりやすくなるのではないかと思われます。2つの句の間が例えば「自分たちを」のみとなっていれば「〜扉から」は「自分たち」と親和度が低いのでこの先動詞があるのだと分かりますが、本文の場合「寝転がる」にかかっていると見做した「〜扉から」が実は文末を修飾するのだという風に認識の修正を求められるわけでございます。詳細は本多勝一 著「日本語の作文技術」にありますので、未読でしたらお読みになるのがよいと存じます。なお、再三申し上げますがラプタ様の文は革命ですから、いかばかりの旧来の勢力の圧なりとも揺らぐなど以ての外、ご自分を無理にお曲げになる必要は絶対にございません。次回を生き甲斐に暮らして参ります。それではまた。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます、お陰で毎日のモチベーションです!!
わざわざご指摘してくださり本当に感謝しかないです⋯!
それと同時に、本までお勧めして頂いて助かるばかりです、、
小説を書いた経験もロクにない一般学生にここまでアドバイスして頂けるとは⋯これからも精進し続けます。
第伍話【初めての対人戦】への応援コメント
「什怪」が「十戒」になったのは何故でございましょうか。また、優李の過去編をお消しになった理由も教えていただきたく存じます。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます。お陰で毎日執筆のモチベになってます!
結論から言うと、優李の過去編を削除したのは矛盾が酷かったのと、投稿するべきタイミングを伺っているからですね。現在進行形で訂正しており、物語の適切なタイミングで投稿すると思います。
そして『十戒(什戒)』に関しては予測変換のミスです。ご指摘感謝です。
今後も読んでくださると幸いです。
第肆話【最低最悪な異端者】への応援コメント
先生が反省なさることはないかと存じますが、今回のような《あとがき》をお書きになるなら我々読者は幾年でもお待ちします。速く質の高い作品を創る練習をなさりたいのなら尊重いたします。しかし、我々はこの作品が好きである点でラプタ様と繋がっていたいものでもあります。長くなりましたが、引き続きこの大傑作の完結に向けどうか頑張ってください。お身体にお気をつけて。
【草薙 一葉】過去編への応援コメント
新作の具合はいかが?
第拾話【憎しみと、無意識と】への応援コメント
御更新に感謝が尽きません。畢竟、人生は競争なのかもしれませんね。
ところで古明地というキャラクターを検索にかけると、同姓同名のものが『東方Project』に登場すると出てきたのですが、こちらはそのオマージュで間違いないでしょうか?私は今回初めて知りましたが、『東方~』は二次創作が盛んなのですね。定まった像があるようで、且つ人によって微妙な個性の差が出るのは、大変興味深い文化でございます。
また最近ラプタ様に影響されて始めた連載の各話を応援してくださって有難うございます。文字数が嵩むばかりでラプタ様の足下にも及びませんが、今後も励んでまいる所存です。