第3話 井戸と歌と黒衣の軍医
王立医務室が動き始めて三日。
白布の仕切りは増え、出入口の手洗い場は朝から列ができるほどに賑わっていた。門番の衛兵は入城者に手洗いを促し、子どもたちは例の歌で指先をこする。神官は煮沸の火を絶やさず、銅鍋の湯は湯気を立てている。王女リュシア・アーデルハイトの布告は効いた。街は少しずつ、だが確実に変わっている。
――だからこそ、油断は禁物だ。
朝の巡回。俺――神宮司零(じんぐうじ・れい)は、侍医見習いの列を率いて病床を回っていた。記録板を抱えたトリス・ブレイザーが横を歩き、神官見習いのリオンが患者の背へ“弱く広い”温熱の光を流していく。昨日の足の切創は良好、膿瘍はドレーンからの排液が減少、王女の妹ミアは平熱に近づき、笑う回数が増えた。枕元の鈴に触れて「ちりん」と鳴らしてみせると、ミアは照れたように布団を鼻まで持ち上げる。
「零。今日の予定は?」
回廊の角で、リュシアが足並みを合わせた。金色の髪は一本も乱れていないが、夜更けまで記録を見ていたのだろう、目許には薄い陰がある。
「午前は外来、午後は講義で“清潔と不潔の導線”の確認。夕刻に器材棚の棚卸し。――それから、城下の井戸の検め」
「井戸?」
「昨日の外来で、似た発熱と腹痛の患者が三人続けて来た。場所を聞くと、皆、南市場の角の井戸を使っている」
リュシアの眉がわずかに動く。「……早めに動いた方がいいわね」
外来は朝から混雑した。咳、腹痛、切り傷、捻挫、頭痛、歯の痛み。トリアージ札の色で流れを分け、熱のある者は西側の入口へ、ない者は東側へ誘導。床には色布の矢印、白布の内側は清潔域、外側は不潔域。大神官アストレアが入口に立ち、通る者に低い声で合言葉を促す。「手を洗ったか」。
合言葉に、子どもが歌で応じる。「指の間、親指、て〜くび〜」。白布が揺れ、笑いが起き、緊張が薄れる。
昼近く、衛兵が担ぎ込んだ若者の顔を見て、俺は胸の奥が冷たくなるのを感じた。
頬はこけ、目の下は暗い。脈は速く、皮膚は乾く。舌は乾き、下腹部の痛みを訴える。手の甲に紅斑が散り、腹鳴は弱い。
「どこに住んでる?」
「市壁の南……市場の角の井戸の、近くで……」
――また、だ。四人目。記録板には同じ文字列が増える〈南市場・角井戸〉。
「王女に伝令。井戸を封鎖、警備を二名、周辺の露店に“煮沸の水のみ使用”の札を配布。王家の印と神殿の印を入れろ」
「了解!」トリスが駆け出す。
俺は若者に温い塩水を少しずつ飲ませ、脱水を戻す。冷やすのではなく、温めすぎない。腹を温布で守り、背を支え、吐き気を抑える姿勢を指示。記録板に“井戸・南市場”と赤で大書する。
午後の講義は予定を変更し、“導線”の再確認にした。
入口は二つ。熱のある者は西、ない者は東。交わらないように、床に色布で線を引く。清潔域は白布の内側、不潔域は外側。器材は白の棚から出し、使い終わったら黒の籠へ。手洗いは入室前・接触前後・汚れ仕事後。
――言えば簡単だ。やり続けるのが難しい。
「昨日、一件だけ“逆流”があった」
俺は羊皮紙を掲げた。「外の不潔作業の直後に、手を洗わず白布の内側を横切った。理由は“急いでいた”」
ざわ、と受講者が揺れる。“罰したのか”という目がいくつも向けられる。俺は首を振った。
「罰さない。次を防ぐ仕組みを作る。――たとえば“扉番”。白布の入口に二名。声に出して“手を洗ったか?”と確認する。返事がなければ、歌わせる。指の間、親指、手首――」
笑いが起きる。緊張が溶け、手が動く。
アストレアが前に出て杖を軽く鳴らした。「扉番は、わしが責任を持って用意しよう。祈りも所作だ。所作は心を整える。ならば、医術の所作もまた神に近い」
講義の終わり、俺は城下地図を広げた。井戸の位置、小川の流れ、溝の向き、家畜の集まる市場の囲い。
「南市場の井戸を封鎖する。代替は北の井戸。導管は銅管と革継ぎで仮設する。継ぎ目は麻糸と松脂で固める。運搬の導線はこの道。露店はここで配水を受ける。記録係は各区画に一名」
「兵と神官を出すわ。署名は私がする」リュシアの決断は速い。「侍医ウォルン、導管の監督をお願い」
黒髭を整えたウォルンが扇を閉じ、深く頭を下げた。「拝命した」
夕刻前、俺たちは南市場へ向かった。
市場は香辛料と焼いた肉の匂いで満ち、楽師の笛が陽気に鳴る。だが井戸の周囲だけは妙に静かだった。封鎖の白布には王家と神殿の印。警備には近衛の兵が立ち、通行を逸らす。露店主は困った顔でこちらを見ている。
「水が使えねぇと、商売にならねぇよ」
声を荒げたのは揚げ餅屋の店主――ゴルドン。頬に油の飛沫が乾いて黒い斑点になっていた。
「煮沸した水を神殿が運ぶ。量は限られるが、今日だけは持つ」
「今日だけ?」
「明日には導管を仮設する。配水所を設ける」
「……えらい手間だな」
「手間を惜しんで誰かが倒れたら、店は閉まる。どっちが得だ?」
俺は縁にしゃがみ、井戸を覗いた。水面に薄い油膜、羽虫、縄のべたつき。桶の縁の黒ずみは手垢と油と土。
――これでは病の川になる。
「縄と桶を替えだ。縄は煮て干す。灰と油で縁を擦って流す。周囲の溝は掃き、水が溜まらない傾斜を付ける。溜まり水は病の溜まりだ」
指示を飛ばすと、兵も露店主も動いた。王家の布告は重い。神殿の少年たちが鍋を運び、湯を沸かし、灰を混ぜ、油で磨く。
作業の合間、背後から低い声が落ちてきた。
「よく働く。――だが、お前のやり方は、皆の商いにとって面倒だ」
濃い外套に身を包んだ男。年は四十前後。目は暗く、口元は笑っているのに、笑っていない。背後に屈強な従者が二人。腰の短剣の飾りは、水滴を模した銀細工――清水商会の印。
「面倒は死ぬよりましだ」
俺は短く返す。
男は肩をすくめた。「そうだといいな。王家も神殿も、お前に権限を与えた。だが古いものを手放したくない者もいる。敵を作るぞ」
「覚悟している」
「いい目だ。……名は?」
「神宮司零」
「覚えた。俺はサルヴォ。清水商会の者だ。水は金だ。気をつけろ」
去っていく。視線は軽いが、背に負う気配は重い。
――水を握る者。井戸の改修は利権にも触れる。厄介な話になりそうだ。
夜。王立医務室へ戻ると、入口がいつもより騒がしい。
「南市場の井戸の者がまた……」
記録係が駆け寄る。四人。症状は似ている。熱、腹痛、嘔吐、倦怠、口渇。手の甲に斑点、皮膚は乾燥、つまみ戻り遅延。
「隔離室を増やす。白布を増設。扉番を二名から三名へ。灰油の桶は柱に括り、蓋に錠」
俺は声を張り、流れを組み直す。手洗いの歌が大きくなる。
トリスが駆け寄る。「零。さっき、白布の内側で黒の籠に手を伸ばそうとした男がいた。――止めた」
「よくやった」
トリスは胸を張ったが、目に不安がよぎる。「間に合うかな」
「間に合わせる」
患者たちへ温い塩水を頻回に。腹の上に温布、背を支え、吐いたら横向き。尿の量を量り、記録。神官ルーファスが砂時計を見ながら脈拍と体温を読み上げ、リオンが背に“弱く広い”光を当てて筋緊張をゆるめる。
アストレアが静かに近づく。「祈りは弱い光のままにしよう。体の戦を邪魔せぬ程度に」
「お願いします」
夜半、最初の患者の熱が少し下がった。額の汗は細かく、呼吸は浅いものからゆっくりへ。小さな一歩だ。だが、行列は途切れない。
明け方近く、扉番が血相を変えて走って来た。「零! 白布の外の灰油の桶が――」
外へ飛び出す。地面に撒き散らされた灰油の桶。中身の半分以上が土に吸われ、転がった桶の底には黒い泥。
――誰かが、蹴り倒した。
回廊の影で、南市場で見た従者と同じ体格の影が一瞬揺れ、消えた。
扉番の少年は唇を噛む。「見張ってたのに、目を離した瞬間で……!」
「責めない。起きたことを直す。壊されたら二つ用意する。倒されたら括る。盗まれたら鎖を付ける。――仕組みで勝つ」
予備の灰油を運ばせ、桶は柱へ鎖で固定。扉番を増員し、見回りに衛兵を加える。アストレアが無言で頷き、杖で床を一度、強く打った。
王女へ報告すると、リュシアは短く頷く。「商会の利権ね。証拠は薄い。……でも、こちらは“良い面倒”を積み上げるだけ」
朝。外来前に短い対策会議。
「井戸封鎖は続行。代わりの水は北から導管。継ぎ目に麻糸・松脂・蜜蝋。圧は重力でかける。配水所の手洗い場は併設」
ウォルンが導管図を広げた。銅管に革の継ぎ、留め金の位置まで細かい。「鍛冶のオズワルドが徹夜で打った。強度は十分だ」
「扉番の増員、灰油の保管は施錠。鍵は二つ。王女と大神官が持つ」
アストレアが鍵を鳴らす。「責は、わしが負う」
「症状から見て、敵は“水を媒介”。だから城下の水の“流れ”を洗い出す。――加えて」
俺は地図の広場を指で叩いた。「夕刻は収穫祭の前夜祭。人の流れが最大になる。広場に“手洗い場”を四つ仮設。王家の印で飾り、王女が最初に手を洗う。歌は竪琴付き。面倒を楽しいに変える」
リュシアが苦笑した。「手洗いの歌を、王女が先頭で?」
「最短で伝わる」
「ええ。やりましょう」
午前の外来は、思ったより落ち着いていた。昨日の患者の一人は顔色が戻り、礼を言って帰る。別の一人はまだ熱が高く、留まることに。記録に共通項を赤で囲む。〈南市場・角井戸・揚げ餅屋〉の三点。
「揚げ餅屋?」
トリスが覗き込む。
「三人が立ち寄ってる。店の水は?」
「井戸の水を桶で汲んで、布で濾して……」
「布は煮ていないな」
俺は立ち上がる。「行く。布を煮させ、桶を替え、油を濾す網を作る。油も、川だ」
揚げ餅屋ゴルドンは南市場の角。鍋では油が泡立ち、列ができている。店主は丸顔で愛想が良いが、手は油で黒く、桶の縄はぬめっている。
「煮沸。桶替え。手洗い」
俺が手短に告げると、ゴルドンは困った顔で頭を掻いた。「そんなことしたら、手がふやけちまうよ」
「ふやける前に、誰かが倒れる」
「……やるよ。王家の命だもんな」
王家の布告を店先に掲げ、井戸水の使用停止と煮沸を義務づける。油の濾し布は灰で洗い、湯で煮て干す。鍋に網を渡し、浮いた屑は都度すくう。客にも手を洗わせる。行列は一時的に伸びたが、そこへリュシアが巡回で現れた。袖をまくり、手洗い場で歌いながら指をこする。
「殿下が洗ってる!」
子どもが真似し、大人が照れて笑い、列の空気がふっと軽くなる。若い神官ルーファスが竪琴を持つ神官を連れてきて、手洗い歌に伴奏を付ける。「親指〜♪」「手首〜♪」。揚げ餅の香ばしさに、歌が重なる。面倒は、少しだけ楽しくなった。
夕刻。前夜祭の広場。
四つの手洗い場には神殿の布が垂れ、銅鍋で湯が回り、灰油の桶が並ぶ。王家の旗、神殿の旗、王立医務室の白布。リュシアが先頭で袖をまくり、指の間、親指、手首――と笑ってなぞる。アストレアが後ろで「指の間!」と叫び、門番が「親指!」と返す。
人々は笑い、真似し、その手でパンを割り、果実を噛み、踊りの輪へ入っていく。
俺は群衆の波を目で追う。露店の水桶、灰油の位置、手洗い場の補充、導管の継ぎ目。――壊された桶はない。導管の継ぎ目は乾いている。溢れた水は溝を流れ、溜まりは少ない。胸の緊張が、わずかに緩む。
その最中、灰油の小桶を運ぶ少年がつまずいた。桶は石畳で跳ね、油がこぼれる。俺は反射で掴み、少年の手を取り、姿勢を直した。
「つま先を上げて運ぶ。視線は二歩先。歩幅を狭く。声に出して“右、左”」
少年が真似て、うまく運べた。拍手が起きる。
――小さな成功が続けば、仕組みは文化になる。
夜。医務室に戻ると、神官の少年が息を切らして走ってきた。「零! 手紙が!」
差し出された羊皮紙には、見慣れぬ封蝋。王家の印とも神殿の印とも違う。黒い輪の中に、蛇と杖の意匠。
――医の象(かたど)り。
封を切る。
『王都の白衣へ。汝が“医”を名乗ると聞く。われら魔王軍にも“病”はある。剣で切れず、炎で焼けず、癒しでも消えぬ“病”だ。話がしたい。敵であろうと、病に差はないだろう? 場所は南の境の廃塔。三日後の月の出。――黒衣の軍医、アスヘル』
部屋の空気がわずかに凍る。
「罠かもしれない」トリスが息を呑む。
「だが、これは医の者の筆だ」ウォルンが扇を止める。
「敵を救えば、敵が強くなるやもしれぬ」アストレアが低く言う。
リュシアの声は澄んでいた。「零。あなたは、どうしたい」
俺は封蝋を見つめた。蛇と杖。
――医が戦の外に立てるなら、それは、この世界を少しだけ“人のいる場所”に近づける。
だが軽率に動けば命を落とす。俺個人だけじゃない。王女、神殿、王立医務室に背負わせる責もある。
「条件を付ける」
俺は言った。
「会う。が、単独では行かない。王家と神殿の使者を一人ずつ連れ、場所の選定は双方で。武器の持ち込みは禁止。――医者同士の“対話”にする」
リュシアが小さく笑った。「やっぱり、あなたはそう言うと思ってた」
アストレアが短く祈りの言葉を結ぶ。「神の名において、命を守る対話に加護があらんことを」
ウォルンが扇を閉じる。「道中の衛生導線は私が設計しよう。廃塔の入口で手洗い、煮沸、記録。敵地でも“所作”は曲げない」
トリスは拳を握った。「俺も行く。兄貴のガイはもう歩ける。留守は任せられる」
「よし」
俺は頷いた。
――見えない敵は、病だけじゃない。恐れ、無知、利権、憎しみ。
医は刃にはならない。だが刃を持つ者の手から、刃を少しだけ遠ざける“所作”にはなれる。
その夜遅く、導管の仮設が完了したという報が入った。ウォルンの図面どおり、銅管が城壁の陰を走り、北の井戸から南市場の配水所へ水が落ちる。継ぎ目の蜜蝋は固く、革継ぎは乾き、流れは細いが途切れない。
「流れは川。川は道。道は秩序」
俺は独りごちて、白布の影に戻る。患者の寝息が重なり、ランプの火が小さく揺れる。
“手順書・改訂二版”の表紙に日付を入れ、章を増やす。
――〈街の水の導線/配水所の手洗い設計/露店の油の管理〉。
翌朝。前夜祭の余韻が残る街で、門番が門外の手洗い場を指さし、行商人が笑って手を洗う。
「殿下が洗ったんだ。俺だって洗うさ」
笑い声。歌声。灰と油の匂い。
新しい習慣は、たぶん、もう止まらない。
昼前、清水商会サルヴォから使いが来た。
「弊会は導管工事に協力を惜しまぬ。ただし、配水所の管理は弊会にて――」
「不可だ」
俺は食い気味に遮った。「管理は王家と神殿と王立医務室の三署。記録は公開する」
使者の口角が引きつる。「……異国の白衣は、随分と――」
「敵を作ると言いたいか? もう作っている。だから、手順で守る」
使者は無言で頭を下げ、去った。
リュシアが横で溜息をつく。「火種ね」
「水は命だ。命は稼ぎになる。――だが、命を秤にかけるなら、秤ごと変えるしかない」
午後。王立医務室の“改訂講義”。
《基本三箇条》の下に新しい一行を加える。
四、流れを制する(水・手・距離・空気)
ルーファスが竪琴の調子を取る。「“みず・て・きょり・くうき〜♪”」
子どもたちが笑って繰り返す。
アストレアが杖を鳴らして頷く。「良い。覚えやすい」
そして三日後――。
南の境、月が塔の欠けた窓に引っかかる刻限。
俺は白衣の袖をまくり、指の間、親指、手首――と、闇の中でいつもの所作を済ませる。同行はリュシアの密使セドリック、神殿からはルーファス。護衛は遠巻きに二十。武器は携行するが、廃塔の内部へは入れない取り決めだ。
廃塔の扉が軋み、黒衣の影が現れた。仮面ではない。痩せた顔に、深い隈。胸元には蛇と杖の徽章。
「ようこそ、王都の白衣」
低い声。
「黒衣の軍医――アスヘルだ」
俺は一歩進み、右手を胸に当てて礼をした。
「神宮司零。医者だ」
アスヘルの目が、月光でわずかに光る。
「敵でも、病は同じか?」
「同じだ」
「ならば、取引をしよう。――“疫”が近い。止められるなら、止めてみせろ」
風が、廃塔の割れ目を鳴らした。
遠くで、城下の手洗い歌が、まだかすかに響いている。
メスは剣より強い。
だが今、この境で必要なのは――知恵と、所作と、対話だ。
俺は白布を鞄から出して、月の下に広げた。
「まず、手を洗うところから始めようか」
黒衣の軍医は、わずかに口角を上げた。
「奇遇だな。こちらも――そのつもりだった」
廃塔の前に、二つの水桶が並ぶ。
白衣と黒衣が向かい合い、互いに指の間をこすり、親指を回し、手首を撫でる。
祈りにも似た、しかし祈りではない、医の所作で。
夜の風が、灰と油のかすかな匂いを運んできた。
王都から、確かに根づき始めた“新しい当たり前”の匂いだ。
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