君は神様、お姫様
永遠の文芸部
■七月二十一日:ブログはじめました
俺は遅かれ早かれ自ら命を絶つだろうから、生きた証を遺すためにブログをはじめようと思う。生きた証を遺して何になるんだって思うけど、今こうしてブログを書いているという事は、多分何らかの意味はあるのだろう。その衝動の真髄も本質も分からないけど、そんな事はどうでもいい。心で理解している感情や論理を脳みそが否定したりごまかしたりする事は、そう珍しい話でもない。
ただ、本当はブログやSNSというのは嫌いだし、ブログをはじめるかどうか、しばらく悩んでいた。書きたい言葉や伝えたい意思、世の中に訴えかけたい思想をブログやSNSに垂れ流すというのは、非常に非生産的というかなんというか、あまりにも楽すぎる。
どうしても世界に何かを訴えかけたいというエネルギーがあるのであれば、そのエネルギーはもっと強い何処かにぶつけ、形にするべきだ。自分の煮えたぎるエネルギーを便所の落書きで済ませるなんて、堕落以外のなにものでもない。毎日鼻の穴を膨らませてSNSで偉そうな言葉を書き殴ったり、レスバしまくったりしているような連中は総じて楽をしたいだけの愚か者だ。さっさとくたばれば良い。俺より先に死ね。
さて。あまり長々とくだらない序文を書いていてもしょうがない。今日から少しずつ、俺の話をしよう。
俺には彼女がいる。見た目は美しいけど、中身は自己中でワガママな精神年齢三歳のクソ女だ。彼女は整形やブランド物の化粧品や美容エステ等で外見を磨く努力はしているらしいが、どうやら中身を磨く努力をする気は一切無いらしい。
見た目がどんなに綺麗でも、中身がブサイクな女は見ているだけで殺したくなるもんだけど、彼女は見た目さえ良ければそれで良いと思っている節がある。
事実、彼女はいつも言っている。人間、見た目が九割だよって。でもアイツは分かってない。お前は一割の幼児性でその美しい顔面の全てを台無しにしてるんだよと。
一応言っておくけど、彼女は特に性格が悪い訳ではない。あくまでも幼稚なのだ。性格の悪さと幼児性は似て非なるものである。時と場合によるけども。
彼女の根本的な性格に関しては、そのうち少しずつ書いていこうと思っている。どうして彼女は性格が悪い訳じゃないと言い切れるのか、どうして彼女が幼稚な奴だと認識しているのか、俺の話を聞いてもらえれば必ず伝わるはずだ。
とにかく、これから彼女の事を色々書いていくと思うから、気が向いたら読んでみて欲しい。多分俺が死ぬ理由に関して、彼女は一ミリくらいは関与していると思うから。
あぁそうそう。暗い話ばかりじゃアレだし、日常的な話もおまけ程度に書いておこう。
俺は最近、アリアンロッド3というPC専用のオンラインゲームをプレイしている。とある女友達に紹介されてはじめたゲームなのだが、古典的なMMORPGでありながらやれる事が多く飽きない仕組みになっており、かなりハマっている。ハマりすぎて自分のギルドまで作ってしまった。
ギルド名はコロポックル・コタン。今の所三十名ほど所属していて、和気あいあいと朗らかに活動している。
気が向けば、アリアンロッド3のお話も書いていこうと思っている。ギルドメンバーとの楽しい交流の日々を、みんなにも聞いて欲しいから。
あ、そういえば俺の名前を書いていなかったな。名前は……手習とでも名乗っておこう。
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