無知で巨乳な幼馴染の妹とセフレになってしまった話
徒然書
【本編】メインストーリー
第1話 いきなりの修羅場
(side:詩織)
「どうして–––––––」
クラス委員の仕事で遅くなった私は、幼馴染の男の子の家に寄る事にした。この時間はご両親が居ない事も知っていて、驚かしてやろうという軽い気持ちで彼の部屋へと忍び込んだ。
部屋に入った瞬間、目の前の光景に私は絶句する。ドサリ–––––と手に持っていた鞄を床に落としてしまう。
鞄の落ちた音に反応し、裸で重なっていた二人は驚いたようにこちらを向いた。幼馴染の彼と向き合っていた相手は–––––私の妹だった。
私は振り絞るように、二人へ向かって声を上げた。
「どうして–––––貴方たちがこんな事してるのよっ⁈」
【無知で巨乳な幼馴染の妹とセフレになってしまった話】
※ここから地の文は三人称になります
時は少し遡る–––––。四月上旬のまだ春風が肌寒く感じる頃、私立
花粉の舞い散る季節のためか、周りはマスクを付けている生徒が多い。そんな中で新入生の中の一人、
「見ろよあの子…メチャクチャ可愛いよな」
「ああ、それにあの胸––––ゴクリ…」
カナと同じクラスになった男たちは挙ってカナの容姿に見惚れていた。淡い茶色でフワフワとした髪をツインテールに結び、あどけなさの残る顔立ちで背も小柄。それに対し、彼女の胸は制服のブラウスがはち切れんばかりに自己主張している。
おっとりとした雰囲気と底抜けの無邪気さに心配になるものも居たが、それも男子の庇護欲を駆り立てる始末。
男子生徒がカナに夢中になるのも無理は無かった。しかし他の女子生徒からしてみれば、面白いわけもない。
二人組の女子が席を立ち、少し分からせてやろうとカナにちょっかいを掛ける。初めは喧嘩腰だった二人だったが、カナのあまりの無邪気さに毒気を抜かれたようで三人はその場で友達になった。
金髪サイドテールで少し癖っ毛の黒ギャル・西村サナと、黒髪ロングの見た目は清楚系の白ギャル・伊東リナ。カナも合わせて「サカリナ」とクラス内では呼ばれるようになる。
クラス内ではギャル二人といつも一緒に居るカナだが、お昼休みだけは二人の誘いを断って今日も学食に向かった。
「あっ、お姉ちゃんにお兄ちゃん!座席取っててくれてありがとう♪」
カナが駆け寄ったテーブルにはカナの実の姉である
「遥とカナちゃんは先に取ってきなよ」
「いつも悪いわね」
雅人に促されて詩織とカナはそれぞれ頼んだメニューをテーブルに運ぶ。入れ替わりに雅人が定番のカツカレーを持って来て、三人での昼食が始まった。
カナが煌恋高校を選んだ理由は小さい頃から一緒の二人が居たからだ。苦手な勉強も一生懸命勉強して、奇跡とも言える合格を果たして見せた。
優しくて才色兼備、非の打ち所がない詩織はカナにとって自慢の姉だ。去年は一年生ながら学園祭のミスコンで過半数の票を攫って優勝したため、校内一の美少女と噂されている程だ。
雅人は詩織に釣り合う程のイケメン…という訳ではないが、爽やかで明るい好青年としてご近所でも評判だ。カナにとっては優しいお兄ちゃんのような存在である。
二人が一足先に高校に入学した頃、カナは雅人から「詩織に告白するんだ!」と聞かされていた。姉も雅人の事が好きなのを知っていたため、大好きな二人が結ばれる事をとても喜んだのだが–––––。
未だに二人は付き合ってすらいない。カナは姉にどうしてかと聞いてみたが「煌恋高校の中庭にある桜の木の下で、卒業の時に結ばれたカップルは永遠に幸せになる」という言い伝えを教えてくれた。
なんとも乙女チックな姉の願望を聞かされたものの、カナからするとどうせ二人はくっ付くんだから早いか遅いかだけの違いだろうと呑気に考えていた––––––。
そんなこんなで今日も和気藹々と三人で昼食を食べていたのだが…カナの爆弾発言により、和やかな空気が一変する事となった。
「ねぇ、お姉ちゃんとお兄ちゃんは『セフレ』っているの?」
「ぶふっ…!げふんげふん…ど、どうしたんだいきなり?」
「んっ–––––⁈げほっげほっ…、急に何言い出すのよ?」
詩織も雅人も咽せ返る程驚いてしまう。単に場にそぐわない質問だっただけではなく、カナは性的な分野に関してとても無知で全く興味を持っていなかったからである。
「クラスで友達になった子達がね?『私たちぐらいの年齢の子ならセフレの一人や二人居てもおかしくない』って言ってたの!」
「そ、その子たち大丈夫なの…?」
カナの話を聞いた詩織は頭を抱えてしまう。実はカナがよく分かっていなかっただけで、サナとリナはギャルの見た目通りというべきか…パパ活するわセフレも居るわで、同年代の子に比べると圧倒的に経験豊富なのであった。
「二人ともカナの事を凄く心配してくれる優しい子だよ?それから『カナっちもセフレ作って早く経験しちゃえばー?』って言われて、お姉ちゃん達はどうなのかな?って聞いてみたんだ」
「ね、ねぇ…カナ?あんまりそのお友達の言う事を真に受けない方がいいと思うんだけど…」
「えっ?お姉ちゃんは私の友達が嘘を吐いてるかもって言いたいの?」
「そ、そんな訳じゃないけど–––––」
キーンコーンカーンコーン…
詩織が言い淀んでいる内に、昼休み終了五分前の予鈴が鳴った。ご飯は食べ終えていた三人は慌ただしく食器を片付ける。
「あ、今日の放課後なんだけど…クラス委員の仕事があって遅くなりそうなんだ。雅人はカナと二人で先に帰っててくれる?」
「ああ、分かった」
「お姉ちゃん、お仕事頑張ってね」
––––––放課後。校門前で合流した雅人とカナだったが、二人きりで下校するのは久し振りだった。他愛無い話をしながら歩いていた最中、ふっと会話が途切れてしまう。
何か別な話題を振ろうかとカナの方を見ると…カナはじっと雅人の方を見つめている。そしてゆっくりと–––––あるお願い事をカナは口にした。
「お兄ちゃん。カナとセフレにならない?」
「––––––––––––––––––––––はぁっっっ⁈」
(続く)
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[あとがき]
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!久々にこれ系の小説を書き始めてみました。過去作に似てる雰囲気はあるかもしれませんが、テイストは変えつつ書いて行きたいと思います( ・ω・ )
もし物語が面白かった・続きが気になるという方は♡や⭐︎と作品・作者のフォロー、また感想をいただけるとありがたいです( *・ω・)*_ _))
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