第7話:陽介、悩む:自分の願いは本当に叶ったのか
放課後、陽介は一人で教室に残っていた。
手紙を投げてから、クラスの雰囲気は確かに変わった。
笑顔が増え、話しかけてくれる人も増えた。
でも、心の奥に小さな不安が残っていた。
『あの手紙で、願いは本当に叶ったのだろうか…?』
陽介は自分の願い——「友達がもっとできたらいいな」——が、手紙のおかげなのか、それとも自分の行動が変わったせいなのか、はっきりわからなかった。
屋上に行って夜空を見上げる。
手紙は消えたけれど、星が静かに輝いている。
そのとき、美咲がそっと隣に来て言った。
「陽介、願いはもう叶ってると思うよ。だって、みんな笑顔で、あなたと話してるじゃない」
陽介は少しだけ微笑む。
『そうか…自分の勇気も、少しは関係してるのかもしれないな』
夜空の星は今日も、静かに手紙の光を反射していた。
そして、陽介の胸の中にも、ほんの少しの希望が灯った。
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