次々
社会に身を投じてすべてを知ったと錯覚したはずの脳は今だ求め続けて満たされない
次々と現実を錯覚して、幻覚を錯覚して。地獄だと呟いた顔は未だ笑顔で止まらぬ涙を流し続ける。
ぽつと頬に落ちたそれはすぐに蒸発してしまい。消えたくないと感情が叫んでいる。単純と信じた感情が私を締め付けているように錯覚させる
根幹に異を飼いなおも生きたいと叫ぶ醜い私を、同じく醜いはずの思念が否定してくる。
蔑まれた私と蔑んだ私と夜斗が僕を肯定してくれない、感情を押し殺し続けているのを指摘し続ける
意味は次々と浮かび続けて、予測し続けた未来と共に消されていく、人間の根源的思考強制に縛り付けられて絞殺される
次々と次々と
だからぼくはいまもぼくはぼくいがいのぼくと
わたしですそう
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