違えたはずのメロンソーダ

非現実なものを求める彼らは、その癖四六時中自身の予想の内に収まるものを欲しがって、憐れむ。

彼らの人生を、悲劇だと悼み憐れむことはあっても誰を彼を肯定しない。

そのすべてを否定したがっている。

感情の一つも知らず当たり前を当たり前で塗りつぶす

情報過多の世の中に湧き上がってきた炭酸を飲み干し、汚いものと吐き出す。

甘すぎたそれは、抜けることはあっても突き刺さることはない。

情報の意味をなしていないそれ

砂時計は止まった、零れ落ちた砂が有限だったはずの時が情報に昇華されていき

当たり前だった酸素が知識の渦に落ちる。

颯爽と抜けていった炭酸が、足跡すら感じさせないその想いに未だ答えることはなく。生憎甘い想いに関わって生々しいそれすらも昇華させる。



さいきんゆめをかくときまでおぼえていませんそろそろちゃんとしょうせつかくかも

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る