余命一年と言われたので、神童になって運命を変えようと思う

しっぽタヌキ

第1話 生まれたぜ

 異世界転生っていいよな。夢がある。昨今ではいろんな能力を使い、さまざまな環境の中で、それぞれが活躍している。

 わかってるんだよ、それが現実逃避だってことは。でもさ、社会人としてさ、一応それなりにがんばってるし、小説の中でぐらいワクワクして、ウキウキして、アハハッて笑ってもよくないか?

 まあ、それをどうこう言うやつがいてもいい。少なくとも、俺はそんな小説に助けられて生きてきた。

 享年――何歳だろ、その辺はよく覚えてない。

 社会人で異世界系の小説が好きだったのはわかるのだが、社会人だったころの自分についての記憶は曖昧なのだ。

 なんか変な語りだよな。社会人だったころってなに? と。

 そう。俺は今は社会人ではない。というか、地球人でもない。


「いちぇかい!」


 異世界!


「きちゃっちゃ!」


 来ちゃった!

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