第2話「わたーっち。おつー。」
時は20xx年、1月10日。
俺は
現在19歳、学校の教師のために大学に通っている1年生だ。
そんな大学なんかが終わって今は18時。
今から俺は・・・
???「いたいた!渡君!」
渡「
葵「お待たせ!じゃあ、行こっか!」
人目のつかないところに行くと、バックから茶色のレンズの丸メガネ的なものと茶色の髪もどき(髪に留めてセットすると髪を染めずに髪を染めたように見せれる)をセットした。
葵は後ろに髪を結びつつ、右目横に髪の束をふんわりと作った。
葵「わたーっち。わーし(私)にも髪もどきつけてー!」
渡「わかった。」
右目横の束に青い髪もどきのやつをセットし、その間に葵は後ろの方にも髪もどきをつけて色とりどりの髪留めをたくさんつけた。
葵「よし、オッケー!わたーっち、行くよ!」
渡「分かってる。」
互いに向き合ってニッと軽く微笑むと、歩き出した。
これは学校が終わった後のありのままの俺たち。
そして葵は9月から付き合った俺の彼女だ。
葵が告白してくれ、俺がそれを受け取った。
葵が告白した理由は・・・
葵「わたーっち。おつー。」
渡「葵もな。」
葵「えへへー!」
フニャとした笑顔で俺を見上げ、さっきとは互いに別人みたいだ。
だが、これが理由であり、初めてプライベートで葵のこれを見た時に俺は「すごいいいじゃん!」と反応した。
葵はその瞬間、下を向いてしまったが、すぐ顔を上げて「ありがとう」と言った。
付き合って知ったが、葵の真面目な学校の面と、本来出したい面のギャップにドン引きされたり、「らしくないね」と言われることが多く、俺の反応が嬉しかったらしい。
それが理由で告白まで行ったのは驚いたが、今となっては心から葵が好きだ。
そうゆう俺もゴリラみたいなイメージの真面目かつ元気な体育委員長、みたいな感じで学校を過ごすのに対してプライベートでは今のような茶色の髪もどきなどをつけているギャップがやばいやつではある。
そんな俺たちが目指す場所は…自宅である。
そこはその衣装で何かするだろ!と普通ならツッコまれそうだが、本当に帰宅のみ。
しかし……
葵「たっだいまー!」
渡「にしても疲れたな…。」
なんと同居である。
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