>  >  >  >  >

>  >  >  >  >



(あなたは、だれ?)


『カケルとアルシーの……これから生まれる子の、一つの行く先。それが私よ』

『生まれた私は、すべてを忘れているから。その前に、あなたに託したかったの、アスカ叔母さん』


(あたしに……?)


『生きている人には伝えたらダメだけど、あなたはどちらでもないから』

私と私ふたりのホムラが会うわけにはいかないの。揺らぎが世界を壊してしまうから。だから、あなたに託したい』


(託すって、何を……?)


『それは、父さんと、父さんが生きる未来。きっと、父さんはこれからも選択を迫られるから』

『でも、道は、目に見えるものだけじゃない。それを忘れないように。それと……』


(それと……?)


『仲間の未来を。…………らしくない、贅沢かしらね』


(よくわからないけど……願いごとは、たくさんあってもいいんじゃないかな)


『――ありがとう』



>  >  >  >  >

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る