恋と切なさ

甘酸っぱい

果実の汁が

べたついて

取れない様は

恋と同じね


くちびるに

ついたカレーが

取れなくて

ティッシュについた

黄色を睨む


木漏れ日が

ちらちら揺れる

卓上を

じっと見つめて

心が揺れる


ふわふわと

漂う君を

捕まえて

共におちたい

果ての果てまで


浅はかな

心を責める

その視線

向いた先には

あなたかわたし


すくすくと

育つ私の

恋心

ちぎって捨てて

埋めて成仏

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る