公式ガイドブック⑥

『ダイバーのアイテム』


【ハンズフリーイヤホン】

これはただの市販品。現実世界のオペレーターが強制的に介入して、ダイバーと連絡を取っている。


【サングラス】

見た目のイメージはオークリー名作の

ピットブル。

外から見ると、ブラックイリジウムのブラックミラーで目元はまったく見えない。

掛けている本人の視界は夜でも明るい。

侵入者の情報が映し出され、反応感知地点までのナビゲーションをしてくれる。


【スタンスティック(電磁警棒)】

一見、ナックルガードがついた艶消し黒の特殊警棒。

しかし、伸縮式ではない。

グリップから50センチの艶有りの黒い警棒部分が出現する。

このスタンスティックは無秩序。

到底、常識では考えられない武器である。

ちゃちな伸縮式の警棒だと、強い打撃をすると曲がってしまい、収納できなくなる。

このスタンスティックは事実上、絶対に曲がらないし、折れない。

ダイバーは基本的に非殺傷武器しか持たないが、当たったら即死くらいの電流は簡単に発生させられる。

(※この武器はスタンスティックのみならず、スタンウィップ(電磁ムチ。グフのヒートロッド)にもなる)


【マーカー】

もっともダイバーたる武器。

拳銃のように見えて、銃口が無い。

その代わりに先端にはレーザーを射出するためのレンズが付いている。

目標をレーザーでマーキングして、拘束。

ホストからキャラクターを引き剥がすこともできる。

仮想現実世界から、現実世界へ任意の者を送り返すことが可能である(オペレーターのサポートが必須)。

S級ダイバーのマーカーはコンパクトでスタイリッシュ。

色は艶消し黒。

ワルサーPPKくらいの大きさ。

一方、舌切りが劇中で使ったA級ダイバーのマーカーは、デッカードブラスターをさらに大きく、ゴチャゴチャとダサくした感じ。

マーカーは、A級以上のダイバー以外、所持も使用も禁じられている。

また、レッドアラートにより、ダイバーがパーソナルコードを発令、トール社より権限を渡されたときにしか、100%の能力使用はできない。

(第一部で、絶望デブの自由を奪ったのはマーカーの能力である。簡易的な拘束くらいであれば、通常使用可能)

現実世界からの侵入者、舌切りが禁制物であるマーカーを持ち込み使用。

B級ダイバーを二人飛ばしたと言っている。

ハッカーのサポートによりマーカーを使用した場合、対象者であるキャラクターはどこに飛ばされるかわからない。飛ばされたキャラクターはゴーストとなる(これが浮遊霊の正体!)

(※S級ダイバー403が、相手の骨董品マーカーを知っていたのは、実際に過去に実戦で使用していたから! 403は当時、あまりにもゴチャゴチャして使いにくいマーカーに嫌気が差した。S級ダイバーのマーカーは、403の実戦に基づいた意見が多く反映された名機である)


公式ガイドブック⑦へ続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る