第11話 今更ですが『人称』
今更ながら人称を学びました。
まずは基本のまとめを簡単に。
① 一人称
僕、私等を使って、その人物に起こったことや気持ちを話す。
全て主観で語られる。
【利点】
読者が感情移入しやすい
状況も感情も地の文で書ける
【欠点】
その人物の視点以外は書けない
(別章として分ければ可能)
② 二人称
君、あなた等を使って、作者が読者に語りかけるように書く。
エッセイ、手紙、語り部風等
【利点】
書き手の気持ちや経験をダイレクトに伝えられる
地の文がそのまま書き手の口調
【欠点】
口調を途中で変えられない
③ 三人称一元視点
彼、彼女や固有名詞を使って、状況をカメラが写すように切り取りながら説明。
カメラを持つ人物、生き物を固定するが、カメラを持つ人物の主観は入れずに、その場にいる登場人物達の行動や表情を描写できる。
カメラを持つ人物本人の気持ちのみ、地の文でそのまま書ける。
【利点】
状況説明がしやすい
カメラを持つ人物の感情は地の文で描けるので感情移入しやすい
【欠点】
同じ章の中でカメラの位置がブレないように気をつける必要がある(筆力が必要)
④ 三人称神視点
彼、彼女や固有名詞を使って、状況をカメラが写すように切り取りながら説明。
カメラを持つ人物は空の神様のみ。
主観は入れずに、見えたまま描写。
【利点】
状況を全て書ける
神様が想像できる範囲なら、人物が思うことを描写できる
(例)
「よろしく」
クラウス伯爵が手を差し出す。
その手を取るべきか否か、少し躊躇したマリナは握り返すタイミングを逸してしまった。
《因みに三人称一元視点で書くと》
(マリナ視点)
「よろしく」
クラウス伯爵が手を差し出してきた。
どうしよう!
この手を取るべきかしら?
それとも……
迷っていたマリナは握り返すタイミングを逸してしまった。
(クラウス伯爵視点)
「よろしく」
クラウス伯爵は手を差し出した。
「……」
マリナは手を握りしめたまま表情を揺らす。その手を取るべきか迷っているようだった。
やはり難しいか……
彼は素早く手を引っ込めた。
【欠点】(三人称神視点の)
感情の直接描写ができないので、読者が感情移入しづらい
色んな人物を平等に描くので、今誰の事を書いているのか分かるように書かなければいけない。(筆力が必要)
こんな感じでしょうか?
間違いがあったら教えていただけると助かりますm(__)m
自分の書きたい作品に合わせて、どの人称を選ぶのが良いかを決める時、私は物凄く感覚的に決めていました💦
しかも過去の文章は上記のような事を明確に意識できていなかった💦
もしかして視点ブレブレかもしれないと、今、冷や汗たらたらです(笑)
黒歴史は触れないことにして。
ミステリーを一人称で書くと伏線を張りづらいし、二人称はエッセイ以外では使いづらい。人称とジャンルの相性は大きいです。
それでも、絶対は無いと思っています。
複数人の独白を重ねて伏線を張ることもできますしね。この場合は、章ごとの一人称が使えます。
ただこれ、めちゃくちゃ構成力と筆力が必要です。後、Webで読んでもらう魅力も加味しないといけない。
でも、こんな作品が書けたらいいですよね(夢のまた夢〜)
文章って、やっぱり難しい、という結論で終わらせていただきます(笑)
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