其の伍 えっ…新たな科目女子!?

ダルサ達、玩具男子たちが去ってホッとしている科目女子一行。

のびのびとゴロゴロと過ごしている中、暮らしていたのだが。

生活が変わる(?)大きな出来事があったのだった。


「そういえばさ~。保健とか、道徳の科目女子っていないよね」

「あっ、言われてみれば~!そうだね、いないのかなぁ?」

「えーー、来てほしい!!」


そんな欲望を話しながら暮らしている科目女子。

カズもふふっと笑ってその会話を聞いている。


「あっ、あっ、あの……」

「科目女子さんでしょうか!?」

『へっ!?!?』


皆が声をそろえて驚く。


「噂をすれば、影が差す……」


カナがその女の子二人を見ながら言う。

皆はポカンと女の子を見ている。


「えっと、そうですけど、なんでしょうかっ?」

「あの、私……」


「道徳の教科書の神のココロでしゅ」

「保険の教科書の神のサエです。えっと、ココロの姉です」


『えっっ、えっ、えーーーーー!?新たな科目女子ッ!?!?!?』


「しかもさ、姉妹ってことあるのっ?」

「神なのに?姉妹?」


「今日はジェニファー様に科目女子さんがほかにいると聞きしまして。お会いしたく思いこちらに来ました」


「えっ、いやそんなッ!敬語使わないでいいよ。会いたかったんだからああああああああ」


イトが狂う。


「そ、そう?」


サエはこっちをじっと見る。


「私達、皆さんと一緒に暮らしていきたいんです。いいですか…?」「もちろんっ!!!!」


即答でミライが答える。

サエはちょっとびっくりしながらミライを見る。


「あっ、ごめん。自己紹介するね。私が社会のミライ」

「科目女子のリーダーだよ。ミライは。私は国語のカナ」

「副リーダー多分私。算数のカズよ」

「ヒカリだよぅ~~~!理科の神ですっ♪」

「Hi! I'm Eina, the foreign language goddess!」

「イト!家庭科の神だよ。小物作りとかは任せて♪」

「私アナ!図工の神で、アナと組んだら最強だよぉっ~」

「ラストの私はオト!音楽の神だよ。なんか歌つくろ~か?」


わちゃわちゃと自己紹介をする皆。

サエとココロは一瞬沈黙してからフフッと笑う。


「「「「「「「「「「よろしく!」」」」」」」」」」


そして、新たな科目女子と共に新たな日々が始まったのだった。

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