第2話  止まって

瀬那は「ようやく、うるさいのが行った」とため息を吐くと、カラオケを始めた。


その頃、茉莉は美術室で絵を描いて居た。


彰人が「よぉ!お前いつも絵がリアルだよな?そんなに集中してやっていて大丈夫か?」と茉莉の事を心配して居た。


茉莉は「大丈夫だよ。ただ絵が好きだから」と彰人に気持ちを伝えた。


彰人は「ダルイ。こんな暑い日に、こんなに頑張って絵を描いてもよ?やる気出ないんじゃねぇー」と茉莉に向かって声を掛けた。


茉莉は「じゃ、休憩がてら外で絵を描いたら」と彰人に冷たく話し掛けた。


彰人は「全く釣れない奴だな?カラオケでも行かねーのかよ」と茉莉につまらない奴と言うレッテルを貼った。


茉莉は昔から男子と遊ぶ事を嫌っていたので、ただ並行線のまま終わってしまうのだ。


彰人は「ちぇ。もう俺はつまらないから違う所に行くわ」と茉莉の横を離れた。


茉莉は「ふぅー、あんなうるさい奴が居たら集中出来ないわ」と彰人を煙たがって居た。


そこには、瀬那が居て「あれ?誰だろう?」とチャイムが鳴って、部屋に入って来たのは彰人だった。


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