メタファは脳漿のようにへの応援コメント
わきのさん、実は9月中に読まなければならなかった自主企画の宿題がまだ何十篇も山積みなのですが、どうしても気になってこちらを先に拝読させて頂きました。味わいがありますね。友未の考える「不条理」とはまた異なる世界ですが、物語の底に正体のわからないメランコリーと諦観がよどんでいて、詩的な魅力のある、いくらかハードボイルド風の余韻をひくシュールなサイエンス・ファンタジーでした。素敵な作品をお寄せ頂き有難うございます。
作者からの返信
友未さん
お忙しいなかお読みいただきありがとうございました。
実は、カフカがきっかけで小説を志したもので、どうしても一度評価をいただきたいなと感じて応募させていただきました。
不条理から付かず離れずのところを浮遊したく、このような表現になりました。少しご説明と違うなと思ってはいたのですが、読んでいただけてありがたく思っております。
星までいただき本当に恐縮です。また機会があればぜひよろしくお願いいたします。
わきの
編集済
メタファは脳漿のようにへの応援コメント
メタファという麻薬の蔓延する世界、これは新しい世界観!(゚∀゚)
活性化のために比喩を作るというのも、すごく面白いです!
シュルレアリスムの自動筆記のようにも思いましたが、主人公と瑠璃との間で比喩の上手さに違いがあるのは、言葉選びの中にもしっかりと上手下手の基準があるようで、より世界観の奥行きを楽しました!
そして、比喩がまったく効かない主人公とすぐにトリップしてしまう瑠璃の差異からは、根本的に分かり合えない何かがあるような気がしますね(@_@;)
……瑠璃は最後、まさか!?(*_*;
素晴らしい物語をありがとうございました(^^)
作者からの返信
ファラドゥンガさん
なんでも楽しんで読んでくださいますね……! ありがたい限りです。
まさにその通りです。いつもしっかりと考察していただきありがたい限りです。
瑠璃は最後、たぶん、まさかしちゃってますね。私もわからないです。主人公は確認しないだろうと思いました。
わきの
メタファは脳漿のようにへの応援コメント
いつもお世話になっております。
世界観も文章も端正で、とても素敵なSFでした!
ときどき外科医ならではのワードが独白に入ってくるのが冷徹さと人間味を同時に増していて感じ入りました。
大変面白かったです。ありがとうございました!
作者からの返信
D野佐浦錠さん
こちらこそお世話になっております。
こういう作品を好んでいただけてありがたいです。良い書き友達に巡り会ったと思います。
追い付け追い越せで頑張りますね。
わきの
メタファは脳漿のようにへの応援コメント
何だか凄い独特の世界観ですね。
言葉が麻薬のように作用する……
ある意味書き手が求められる世界?
何だか不思議な読了感でした。
作者からの返信
Ashさん
いつも読んでくださり本当にありがとうございます。
書き手としての内省を妄想に膨らませて書いたので、ある意味でおっしゃる通りだと思います。
刺激の強い内容ですが、不思議を感じていただけて幸いです。
わきの
メタファは脳漿のようにへの応援コメント
これはまた結構本格的な言語SFという感じですね。あるいはドラッグカルチャーの延長上の作品なのか。まあ個々のメタファーはシュールポエムすれすれで、間違ってもここの妻みたいに恍惚となれる気分じゃないんですけれど 笑、適当に作ったにしてはやたらスタイリッシュだし、短歌・俳句の方でも作品出しておられるようですし、もしかして詩の分野でもやり手でいらっしゃるのかなと思いました。
ハードボイルドで硬質な文章がまた魅力ですが、反面私のように察しの悪い読者だと、ここは結局どういうことなのか、と野暮な疑問を抱えたまま終わってるところもいくつかありました。恥を忍んでお尋ねしますが(というかすでに恥とも思ってませんが w)、中盤以降の展開はせんじ詰めると、「夫である自分なしで性的に満足してしまってる妻にキレた主人公が、絶対にイケないメタファを妻に渡した上でことに及び、精神的にはともかく肉体的にイかせることに成功したので"勝ち誇って"、とうとう中毒死した妻に目もくれず、メタファ・タバコと自滅的な快楽に溺れるだけの(自分を含む)人間の卑小さを思い、鼻で嗤い飛ばす」ということでよろしいでしょうか? こういう方で要約してしまうと興ざめも甚だしいと思いますが、どうぞ、勘の鈍い読み手を哀れと思し召してヒントなりいただけましたら幸いです……。
作者からの返信
湾多さん
いつもありがとうございます。またハードな作品ばかりを読んでいただき、ありがたい限りです……。
本作は捨て作品で、あまりストレートに伝わらないように屈折させて書いておりますので、人間の卑小さを笑っている感じが伝われば、だいたい執筆意図の通りです。
あえて筆者の思考過程をということであれば、「言語に過大な快感を覚えるようになった人が、不意に言語と切り離された場合にはどうなるか」と、思考実験として読んでいただけると、より本意に近いかと思います。
いつも考察していただきありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
わきの