ロリとおじの雑貨屋

パンチでランチ

第1話♡

町のはずれにある古びた雑貨屋。

そこで働く青年・新(あらた)は、ある日ちょっと変わったお客さんに出会った。


「おじさん、その棚の上のクマさんとって!」

声の主は、小さなランドセルを背負った少女・ひな。まだ小学二年生くらいだろう。


「お、おじさんじゃないよ。兄ちゃん、くらいにしてくれ」

「ふーん。じゃあ、兄ちゃん」


あっさり呼び方を修正してくれるのかと思いきや、少女はそのまま口を尖らせた。

けれど、ぬいぐるみを手渡すとぱっと笑顔になる。


その日からひなは毎日のように店に現れるようになった。

「今日は宿題手伝って!」

「兄ちゃん、一緒に公園いこ!」

「お化け退治できる?」


新は面倒くさがりながらも、いつしかその元気さに引っ張られていく。

ただの子どもと店員の関係…のはずだった。


しかしある日、町に奇妙なうわさが広がった。

「夜になると、古い倉庫に子どもの声がする」


ひなは目を輝かせて言った。

「兄ちゃん! 探偵ごっこだよ! わたしたちで確かめに行こう!」


大人と子ども、ちぐはぐなコンビの冒険が、ここから始まる――。

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