マーメイドフットー君の足のためにー
餅月 響子
プロローグ
――――水面に浮かぶ月明りの光がダイヤモンドのように輝き出した時、もう彼女の姿は見えなくなっていた。白波も穏やかになっている。
君がずっと僕のそばにいてくれていたらと願っていたが、儚い夢だった。願うことはできても行動にうつすことはできない。君と僕は交わってはいけない関係だから。
ここからずっと見守っているよ。
いつまでも、この想いは僕の胸の中に秘めておこう。
きっと僕は死ぬまで明かすことはないだろう。
ありがとう。絶対に忘れない―――
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