第ろく話 持ち物は、
「さ、あとは持ち物確認するよ。」
「お弁当は何がいい?
「
「今回は、それはやめとこう。」
「わぁたしぃのお弁当じゃ不満なの!?」
(
【そりゃ、
「そうじゃなくて、できるだけ軽装で行きたいんだ。」
「荷物が多いと体が辛いから、今回はまずは完走第一で。」
「基本、現地調達で行くよ。」
「そ、なの、じゃあそうする。」
「じゃあ、その分、お小遣いを用意しなきゃ、ってことね。」
「そうだね、そこは上手に
「普段からいい子にしてるかどうかが問題だね。」
「あなたが一番心配だわ。」
【
「俺ってさぁ、誤解されやすいタイプなんだよね。」
「そのギャグ、受ける!」
「ギャグじゃないわーぁ!」
(一同の笑い声)ヒャハハハハ!
「
「
俳優さんになりたい。映画とかドラマとか。」
「そうだ、
「え、あ、ありがとう。」
「
「うん、きっとね。」
「俺のビーチューブチャンネルもコラボさせてよ。」
「だから、お笑いチャウから。」
「チャウチャウ出そう。動物モノはバズるよ。」
「チャウチャウ、チャウから。」
「アハハハハハ、、、ハァ、、、あれ?」
【外したよぅ、
「自分だけでウケてどーするんだよ!」
(一同の笑い声)ワハハハハァハハハ!
【、、、あたしのマンガは、まだまだ伸びシロだらけだ。
いつか、みんなと一緒に作品が作れたら、どんなにうれしいだろう。】
「持ち物、これだけは持ってきてよ。」
「飲料水。行動食、非常食、ゼリーとかがいいかな。
現金かキャッシュレスの何か。
タオルとかハンカチとか。
日焼け止めとか、暑さ対策が必要だな。
スマホやヘッドライトの充電も忘れずに。」
「雨具と防寒着もいるって。」
【
「天気予報見たけど、明日は必要ないね。
天気晴れ、降水確率レイパーセント。
最低気温18度、最高気温24度。
三月とは思えない陽気だ。」
「地球温暖化だ。」
「それよりもヘルメット忘れるな。
普段もちゃんと被っているかぁ?」
一同
「オーケー。」
「あと、もし持っているなら、グローブとサングラスもあるといいけど。」
(しばしの沈黙)
「シーン!誰も持っていないよ。」
「ま、いいけど。
もし、今後もサイクリングするなら、ぜひ用意するといいよ。」
「寒くないからグローブはいらないでしょ。」
「防寒じゃなくて、保護なんだよ。
手のひらの
万一転んだ時は、怪我を防げる。」
「明日は
「サングラスは?」
「紫外線対策だけじゃなくて、
小さな虫が目に飛び込んできたりするのも防ぐよ。」
「じゃあ、アニキの借りて行こ。」
「うん、あるに越したことはないよ。」
「あと、怪我で思い出した。
健康保険証かマイナ保険証、使いたくはないが、
必要になることもあるから。」
【なんだか、結構、大ごとになってきたけど、
だからこそ、なんだか楽しいことが待っている予感。】
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