第2話

アシュトン様との初対面は、あいさつとも呼べない形で終わった。

彼は私に背を向けたまま、再び窓の外の景色に視線を戻してしまった。

その背中からは、はっきりとした拒絶の気持ちが伝わってくる。


副団長のギデオンさんが、そんな当主の態度を気にするでもなく、私に声をかけた。


「殿下。お部屋へ、ご案内いたします」


その声もまた、アシュトン様と同じように感情が感じられない。

私はだまってうなずき、彼の後に続いた。

謁見の間を出て、再び薄暗い廊下を歩く。

この城には、人のぬくもりというものが全く感じられなかった。

まるで、巨大な石の墓のようだ。


案内されたのは、塔の一室だった。

王城の塔とは、比べ物にならないほど狭い。

それでも私が今まで暮らしてきた部屋よりは、はるかにましだった。

部屋には小さなベッドと、簡単な木の机、そして椅子が一つだけある。

窓の外には、相変わらず灰色の空が広がっていた。


「侍女を一人つけます。何かあれば、その者に。ただし、むだな外出や、騎士団の訓練場などに立ち入ることはおひかえいただきたい」


ギデオンさんは事務的にそう告げると、おじぎをして去っていった。

『むだな外出』とは、つまりこの部屋から出るなということだろう。

結局、場所が変わっただけで、私の閉じ込められた生活は続くのかもしれない。

一人きりになった部屋で、私は持ってきた唯一の荷物である古い本を机の上に置いた。


これからどうしようか。

まずは、情報を集める必要がある。

この城のこと、アシュトン様のこと、そしてこの辺境領のことだ。

前世の知識があっても、情報がなければうまく行動できない。

しばらくして、ドアがひかえめにノックされた。


「……失礼します」


入ってきたのは、私と同じくらいの年に見える、やせた少女だった。

そばかすのある顔はおびえきっていて、私の顔をまともに見ることができないようだ。

手に持った水さしが、カタカタと震えている。


「あ、あの……本日より、リリアーナ様のお世話をさせていただきます、エマと申します」


声も小さく、聞き取るのがやっとだ。

彼女が、ギデオンさんの言っていた侍女なのだろう。

私は椅子から立ち上がり、彼女にほほえみかけた。


「エマさん、ですね。よろしくお願いします、私はリリアーナです」


できるだけ怖がらせないように、私は少し腰をかがめて彼女と視線を合わせようとした。

これは、子供の相談に乗る時によく使う方法だ。

相手に、安心感を与えるための基本的な技術である。


「ひっ…!」


しかしエマは私の行動に驚いたのか、小さな悲鳴を上げて後ろへ下がってしまった。

どうやら、王族とこんなに近くで話した経験がないらしい。

彼女の中で、私は恐れの対象でしかないようだ。

まずは、この警戒心をとかなければならない。


「驚かせてしまってごめんなさい。座ってください、少しお話をしませんか?」


私はそう言って、自分もベッドの端に腰を下ろした。

エマはとまどいながらも、私の言葉にさからうことはできず、おそるおそる椅子の端に浅く座る。

その視線は、ずっと床の一点に向けられていた。


「エマさんは、このお城で働いて長いのですか?」


私は、当たり障りのない質問から始めた。

カウンセリングの最初の面談と、同じだ。

いきなり本題に入るのではなく、まずは相手が話しやすい話題から関係を築いていく。


「い、いえ……私は、三日前に来たばかりです。南の村の出身で……その、口減らし、で…」


エマはとぎれとぎれに、自分の身の上を話してくれた。

貧しい農家の娘で、家族を養うために侍女として売られてきたのだという。

彼女の話を、私はただだまって、あいづちを打ちながら聞いた。

決して話をさえぎったり、自分の意見を言ったりはしない。

相手の話をしっかり聞くことが、心を開くための最も重要なかぎなのだ。


「……そうだったのですね。大変でしたね」


私がおだやかにそう言うと、エマは驚いたように顔を上げた。

そのひとみが、初めて私をはっきりと見た。


「……え?」


「慣れない場所で、不安も大きいでしょう。ご家族と離れて、寂しいお気持ちもあると思います」


私は彼女の言葉の裏にある感情を読み取り、それを言葉にして返した。

相手の気持ちに、寄り添うことだ。

エマのひとみが、みるみるうちにうるんでいく。

今まで、誰も彼女の気持ちを理解しようとはしてくれなかったのだろう。

ただ「働け」と、言われるだけの日々だったに違いない。


「……う、……うぅ…」


やがてエマはたえきれなくなったように、小さな声で泣き始めた。

私は何も言わず、彼女が泣きやむのをただ待った。

感情を無理に止めては、いけないのだ。

涙は、心をきれいにする作用の一つなのである。

しばらくして、しゃくりあげながらもエマは少し落ち着きを取り戻したようだった。


「も、申し訳ありません…、はしたないところを…!」


「いいえ。謝る必要なんて、ありませんよ。つらい時は、泣いてもいいんです」


私は優しくほほえみかける。

エマはまだ少しとまどいながらも、さっきまでのおびえきった表情は消えていた。

私と彼女の間に、ほんの少しだけ、信頼の橋がかかったのを感じた。


「あの……リリアーナ様は、王都の方なのに、お優しいのですね。てっきり、もっと怖い方なのかと…」


「ふふ。そうですか、王都の人間は、みんな怖いですか?」


「は、はい……。領地の皆は、王都の人たちが嫌いです。俺たちから税金だけを取り立てて、魔物のきょういからは何も守ってくれないって…」


エマは少しずつ、この土地の人々の感情を教えてくれた。

王家や貴族に対する、根深い不信感がある。

よそ者に対する、強い警戒心もある。

それは、彼らが今まで利用され、見捨てられてきた歴史の表れなのだろう。


「アシュトン様も……先代の辺境伯様も、王都のせいで……」


言いかけて、エマははっと口をつぐんだ。

言ってはいけないことだった、と顔に書いてある。


「アシュトン様と、先代の辺境伯様に、何かあったのですか?」


私は静かにたずねる。

エマはしばらく迷っていたが、私がせめるような態度を見せないことを察したのか、小さな声で話し始めた。

数年前、この辺境領は大規模な魔物の攻撃を受けたらしい。

先代辺境伯は王都に助けを求めたが、王都はそれを無視したのだ。

アシュトン様は、当時まだ若かったにもかかわらず、父である先代辺境伯と共に戦場に立った。

しかし戦いは激しく、先代辺境伯は戦死した。

騎士団も、半数近くが命を落とすという、ひどい被害を受けた。

アシュトン様も死にそうなほどの重傷を負い、その時の傷が今も顔や身体に残っているという。


「それ以来、アシュトン様はすっかり変わってしまわれたんです。昔は、もっと笑う方だったって、古い兵士さんたちが……。今は、誰とも口をきかず、ずっと一人で…」


エマの話を聞きながら、私はアシュトン様の姿を思い浮かべていた。

あのうつろなひとみと、凍てついた表情。

彼は、戦争による深い心の傷を抱えているのだ。

父親と多くの部下を失った罪悪感と、見捨てられた絶望感があるのだろう。

彼が心を閉ざしているのは、当然のことだった。


同じように、ギデオンさんや他の騎士たちも、その時の戦争で心に深い傷を負っているに違いない。

ギデオンさんが腕を失ったのも、その戦いだったのかもしれない。

この城全体が、いやされない悲しみと絶望におおわれている。

私に、できることは何だろうか。

まずは、彼らを知ることからだ。


「エマさん。騎士団の方々は、いつもどちらにいらっしゃるのですか?」


「え? あ、はい。いつも、中庭の訓練場で訓練をされていますが……ギデオン様から、近づくなと…」


「そうですか。ありがとうございます、エマさん」


私はエマに礼を言うと、窓の外に目を向けた。

この部屋の窓からは、ちょうど中庭が見下ろせる。

そこでは、数十人の騎士たちが荒々しい声を上げながら、剣を打ち合っていた。

その様子は訓練というよりも、うっぷんを晴らすためのなぐり合いに近いように見えた。


「うらぁっ!」

「よそ見してんじゃねえぞ!」


飛び交うどなる声と、ぶつかり合う剣の音。

彼らの動きは鋭いが、どこか自分を大事にしない雰囲気がただよっている。

協力など全くなく、それぞれが個人で戦っているだけだ。

これでは、いざという時に部隊として機能しないだろう。

私はしばらくの間、だまって彼らの様子を観察し続けた。


一人ひとりの表情、声色、しぐさから、彼らの心の中を読み取ろうと試みる。

ある者は、常に何かに怯えるように周りを見ている。

またある者は、強がるように大声を張り上げているが、その目には深い疲れの色が浮かんでいた。

彼らもまた、戦争のつらい記憶に苦しんでいるのだ。

特に片腕のギデオンさんは、訓練に参加することなく、ただ腕を組んで厳しい顔でその様子をながめているだけだった。

彼の表情には、あせりや、もどかしさ、そして深い無力感がまじっているように見えた。

かつては、誰よりも勇敢な戦士だったのだろう。

だが今は、戦うことのできない自分に歯がゆい思いをしているのかもしれない。


その日の夕食は、アシュトン様と同じテーブルでとることになった。

広い食堂に、長いテーブルがある。

その両端に、私とアシュトン様がぽつんと座る。

給仕をするのはエマだけで、他に人の姿はない。

食卓に並べられたのは、黒パンと、干し肉の入ったスープ、そしてゆでた芋だった。

質素だが、温かい食事である。


しかし、アシュトン様はほとんどそれに手もつけようとしない。

ただ、だまって窓の外の闇を見つめている。

沈黙が、重くのしかかった。

普通の令嬢なら、この気まずい空気にたえられず、何か話しかけようとするだろう。

だが、私は何もしなかった。

沈黙もまた、コミュニケーションの一つなのだ。

無理に言葉を交わす必要はなく、今はただ、この人と空間を共にすることが重要だ。


私はゆっくりとスープを口に運びながら、アシュトン様の様子を見ていた。

彼は、食事に全く興味がないようだった。

時々、何かを思い出すかのように、灰色のひとみが遠くを見る。

きっと、戦場の光景が頭によみがえっているのかもしれない。

食事が終わっても、彼は一言も話さなかった。

私も、何も言わなかった。

彼は立ち上がると、私を一度も見ずに食堂を出て行ってしまった。

残された食器には、ほとんど食事が手つかずのまま残されている。


「……アシュトン様、いつもこうなのですか?」


私の問いに、食器を下げに来たエマが悲しそうにうなずいた。


「はい……。ほとんど、お食事をめしあがらないんです。夜も、あまり眠れていないようで……」


食事をとらないことと、不眠。

それは、心がひどく落ち込んでいる時の症状だ。

彼の心は、限界まで追い詰められている。

このままでは、いつか壊れてしまうだろう。

誰かが、彼の心の扉をたたかなければならない。

それは、魔力を持たない私だからこそ、できることなのかもしれない。

私は、決めた。


まずは、騎士団の人たちからだ。

彼らの心を少しでも軽くできれば、それはきっと、アシュトン様の心をいやす一歩にもつながるはずだ。

彼らは今、何を必要としているだろうか。

強さではなく、命令でもない。

おそらく、自分たちの苦しみを誰かに聞いてもらい、理解してもらうことだろう。

翌朝、私はエマに頼んで、少しだけお茶の用意をしてもらった。


「エマさん、これを中庭に運ぶのを手伝っていただけますか?」


「えっ!? 中庭って……騎士団の方々が…」


エマは、おびえたように私を見る。


「大丈夫です。少し、皆さんとお話がしてみたいだけですから」


私はほほえんで、彼女の不安をやわらげる。

そして熱いお茶を入れたポットと、いくつかカップを乗せたお盆を二人で持ち、部屋を出た。

ギデオンさんには「近づくな」と言われたが、何もしなければ何も始まらない。

廊下を歩いていると、ちょうど向こうからギデオンさん本人が歩いてきた。

彼は、お盆を持った私とエマを見て、険しい顔で足を止める。


「……殿下。どこへ行かれるおつもりですかな、訓練場へは立ち入るなと申し上げたはずですが」


その声には、はっきりとした非難の色がこめられている。

王都から来た、何も知らないお飾りの姫が、神聖な訓練場を汚しに来た。

そう言っているようだった。

私は立ち止まり、彼に向き合った。


「ギデオン副団長。皆様の訓練を、拝見しておりました。とても、厳しい訓練ですね」


「……当然です。我々は、いつ魔物が襲ってきてもいいように備えねばならんのでな。お遊びではないのです」


「ええ、存じております。だからこそ、皆様の苦労をねぎらいたくて。温かいお茶を用意しました、よろしければ休憩の際にでも、皆様でめしあがっていただけませんか?」


私はおだやかにほほえみかけながら、お盆を少し持ち上げて見せる。

ギデオンさんは私の言葉が予想外だったのか、一瞬、言葉につまったようだった。

彼の目は、私の顔とお盆の上のお茶を、うたがわしげに行き来している。

毒でも入っていると、うたがっているのかもしれない。


「……何の真似ですかな」


低い声で、彼は警戒をとかない。

私は困ったように少しだけ眉を下げてみせた。

これは、相手に自分は無力で、あなたに敵意はないと示すためのしぐさだ。


「真似だなんて。ただ、皆さんが少しでも体を温められればと思っただけです。この地の寒さは、王都育ちの私には少しこたえますから。皆さんは、もっと大変でしょう」


私は、彼の警戒心をとかすために、自分を一段低い立場に置いた。

そして、彼らがおかれた厳しい環境への『共感』を示した。

ギデオンさんはまだ何か言いたげだったが、強く断る言葉は見つからないようだった。

しばらくの沈黙の後、彼は大きなため息を一つついて、道をあけた。


「……好きになさればいい。だが、兵士たちに妙なちょっかいをかけるのだけは、ご遠慮願いたい。奴らは、見た目以上に繊細ですのでな」


最後の言葉は、私をけんせいするためだろう。

しかしその言葉の裏には、部下を思う彼の気持ちがにじんでいた。

彼はただ、部下たちがこれ以上傷つくのをおそれているのだ。


「ご配慮、感謝いたします。決して、ご迷惑はおかけしません」


私は深くおじぎをし、エマと共に中庭へと向かった。

背中に、ギデオンさんの鋭い視線が突き刺さっているのを感じながら。


中庭ではちょうど午前の訓練が終わったところなのか、兵士たちが地面に座り込んだり、武器の手入れをしたりしていた。

誰もが汗だくで、荒い息をついている。

私とエマが近づいていくと、彼らは一斉に不思議そうな視線を向けてきた。

空気が、一瞬で張りつめる。

私はおびえることなく、彼らの輪の中心へと進み出た。


「皆様、訓練お疲れ様です。第七王女の、リリアーナと申します」


兵士たちは、何も言わずに私をにらみつけている。

その視線の一つ一つに、「お前に何がわかる」という拒絶の色がうかんでいた。

私は、にこやかに続けた。


「皆様のために、温かいお茶を用意しました。よろしければ、どうぞ」


そう言ってエマと一緒にカップにお茶をそそぎ、一人ひとりに手渡そうと試みる。

しかし、誰もそれを受け取ろうとはしなかった。

一人の、特に体格のいい兵士が、吐き捨てるように言った。


「……いらねえよ。姫様の、おなさけなんざ」


その言葉をきっかけに、周りからもからかいや、やじが飛び始める。


「そうだそうだ、俺たちはあんたたち王都の人間とは違うんだ」

「こんなもので、ごきげん取りのつもりか?」


雰囲気は、最悪だった。

エマはすっかりおびえて、私の後ろで小さく震えている。

だが、私は冷静だった。

この反応は、予測していたことだ。

彼らは私という存在を通して、王都全体への不満と怒りをぶつけているにすぎない。

私は、彼らの言葉を一つ一つ、静かに受け止めた。

そして一番最初に私を拒絶した、体格のいい兵士の前に進み出る。

彼は、挑戦するような目で私をにらみつけていた。


「……何か言いたいことでもあるのか、姫様」


私は彼の目を見つめ返し、はっきりとした声で言った。


「いいえ。ただ、あなたのお名前を、教えていただけますか?」


私の予想外の質問に、兵士は驚いたようだった。


「……は? なんだと?」


「あなたのお名前です。私は、あなた方のことを何も知りません。だから知りたいのです、あなた方のこと、そして、あなた方が何に苦しんでいるのかを」


私は、彼個人に興味があるのだと伝えた。

集団としてではなく、一人の人間として、あなたと向き合いたいのだと。

これは、カウンセリングにおける個人への働きかけの基本だ。

兵士は私の真剣な視線におされたのか、あるいはとまどったのか、しばらく黙り込んでしまった。

周りのやじも、いつの間にかやんでいる。

誰もが、息をのんで私たちのやり取りを見守っていた。


やがて兵士は気まずそうに視線をそらしながら、ぼそりとつぶやいた。


「……ダリウスだ」


「ダリウスさん。ありがとうございます」


私は、心からの笑顔で彼に礼を言った。

そしてもう一度、彼にお茶の入ったカップを差し出す。


「これは、おなさけではありません。同じ、この辺境で生きる者としての、ほんの気持ちです。受け取っては、いただけませんか?」


ダリウスさんは私の顔とカップを交互に見た後、迷うように手を伸ばした。

そして、乱暴にそのカップを受け取った。

彼がカップを受け取ったのを見て、周りの兵士たちも、一人、また一人と、おそるおそるカップを手に取り始める。

まだ警戒心や敵意が消えたわけではないが、厚く張りめぐらされていた氷の壁に、ほんの小さなひびが入ったのを私は確かに感じていた。

私は、ここから始めようと思った。

一人ひとりの名前を呼び、一人ひとりの話を聞くことから。


時間はかかるだろう。

でも、きっと、彼らの心をいやすことができる。

私は兵士たちの中に腰を下ろし、お茶を飲み始めた。

彼らが口を開くまで、私はただ、そこにいるだけでいい。

彼らが話したいと思った時に、いつでも聞く準備ができていると示すことが、今の私にできる最も重要なことなのだから。

凍てついた空の下、無言のお茶会が続く。

だがその沈黙は、謁見の間で感じたような冷たいものではなく、どこかかすかな温かさを含んでいるように思えた。


ダリウスさんが、ぽつりと何かをつぶやく声が聞こえた。

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