視覚障害のある美少女と2人きり、東京→気仙沼500キロをタンデム自転車で旅する話

八幡ヒビキ

登場人物紹介

登場人物(と自転車)紹介

沢村さわむら司紗つかさ15歳 視覚特別支援学校1年生(通級)


 視覚障害を持っている(視神経腫瘍による視野狭窄)。障害手帳3級。腫瘍の治療のため、化学療法と放射線治療を受けてはと言われているが、頑なに拒む。気仙沼にいる祖父母に視覚障害があっても自分が強く生きていると教えたくて、東京から自転車で会いに行こうと決意する。


 10歳くらいまでは普通に暮らせるくらいの視野があったので自分が美少女の部類だということは分かっている。今は真ん中の視界しかなく、なんとなく見えるかも程度。


 意外ときつい性格。


 身長160センチ、Cカップ、ウェスト60(かなり細い)。短いポニーテール。 


「キシカワ」「ウチ」



岸川きしかわすばる19歳 都内の大学1年生


 視覚障害ガイドナビ資格を持って、大学では、障害者アクティブスポーツを支援するサークルに所属している。サークルではマリンスポーツからスカイスポーツまで幅広く支援しているが、岸川は自転車担当(高校の時から乗っている)。自分の人生の変化を求めてボランティア活動を始めた。


 身長170センチ。中肉中背。モブ顔。


「ツカサ」「君」「オレ」




KHS T-20


 2人の相棒。


 折りたたみができる20インチの2人乗りタンデム自転車。3x9の27段変速。日本で入手できるタンデム自転車の中ではもっともしっかり作られているものの1つ。晴眼者の岸川が前に乗って操作し、ペダルも踏むが、後ろに司紗がサブエンジンとして乗る。曲がるときは呼吸を合わせる必要がある。小径車ミニベロだが、2人の力が合わさると1人分しか空気抵抗を受けない分、スピードが乗る。サークルの備品。


詳細はこちら

https://www.khsjapan.com/products/t-20/

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