私が公爵夫人になるまでの紆余曲折はわかるんだけど、どうしてこうなったかはわからない。
まるちーるだ
プロローグ
むかしむかし、あるところに、
両親が亡くなった令嬢には継母と二人の継姉が居りました。
継母と2人の姉は令嬢を使用人のように働かせて虐げました。
ある時、国の王子様が大きな舞踏会を開くことになりました。
継母も二人の姉も着飾って舞踏会に行きます。
可哀想な令嬢はボロボロの服のまま、綺麗な王宮を眺めます。
そんな令嬢の前に魔法使いが表れて魔法でドレスに、馬車を用意してくれました。
魔法使いはこの魔法は12時の鐘と同時に消えてしまうことを告げます。
12時の鐘が鳴る前に帰ることを約束して、令嬢は舞踏会へ行きました。
令嬢は王子様とのひと時に夢中になって、時間を忘れてしまいます。
11時50分の鐘の音。令嬢は約束を思い出して走り出します。
その時にガラスの靴を落としてしまいますが、拾っている余裕などありません。
令嬢は屋敷に急いで帰れば魔法は解けて、ボロボロの服に戻ります。
令嬢のことを忘れられない王子はガラスの靴を頼りに、令嬢を探し出し、令嬢の家にたどり着きます。
そこで継母と2人の姉の罪を暴いて、二人は長く、幸せに暮らすのでした。
めでたし、めでたし
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