第18話
個性豊かな4人を前に、自然とこぼれた微笑み。
「……すーっ…」
「え、なに哲…もう寝たの?」
「巷ではチーターが走るスピードと一緒ぐらいって噂だからねえ…」
「あー…眠りに落ちるまでの速さな…」
「哲が勝ってるんじゃない?」
「…すー……すー…」
「うん…見事に綺麗な寝息だしねえ」
「「「「…………」」」」
「「「「ふはっ!」」」」
あたしの中の【なにか】が、変わる予感がした。
これから先、ここにいるみんなと、過ごしていくことで。
善くも悪くも、きっと、なにか。
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