僕を逆ナンしてくれた天使のように優しい痴女が、下級天使に全力股間蹴りされて地獄に堕とされかけています ~痴女堕天使パニッシャー~

タマリリス

ドスケベ改造セーラー服痴女とオタク編

第1話 学園に謎の痴女混入!?

 男性高校生、太田(おおた)は見てしまった。

 放課後の教室で、クラス一の美少女である夢女芽 有栖(ゆめじょめ ありす)が、太田の机の角を使って『何か』の行為に熱中している現場を。


「んっ……♥あっ、はっ……♥太田くんっ……♥」


(あ、あの清楚そうな夢女芽さんがっ……!僕の机の角で、あんなことを……!え、エッロ……!)


 夢女芽の様子を覗く太田のズボンの前には、ビンビンにテントが張っていた。


(でも、こんな根暗でオタクな僕の机なんかで、なんで……?)


 そうして夢女芽の様子を覗いていた太田は、がたっと物音を立ててしまった。


「きゃっ……!?」


 大いに驚き、太田のいる方を振り向く夢女芽。


(の、覗いてたのがバレた……!)


 だが、行為を目撃していたのが太田だと気づいた夢女芽の顔つきは、驚きと不安の表情から、徐々に笑みに変わっていく。


「はぁ、はぁ……♥ねぇ、太田くん……♥」

https://kakuyomu.jp/users/Tamalilis/news/822139836303063359


 頬を赤らめ、息を荒くして、汗をかいている夢女芽。


 彼女が両手を乗せている机の角には、何らかの透明な粘液がねっとりとくっついている。


「ゆ、夢女芽さんっ……!?な、何してるの……?」


 太田は震える声で絞り出すようにそう言う。


「太田くん……私ね、太田くんのこと考えながら……毎晩シてたんだ、一人で……。見て、もうこんなになっちゃってる……♥」


 そう言い、美少女はゆっくりとスカートをたくし上げていく……。


「は……!穿いてないッ!!!?しかも、つるつるッ……!?」


 太田は驚き、さらに前屈みになった。ズボンの前を必死に押さえ、はち切れんばかりの興奮を隠そうとする太田。


「ねぇ太田くん……♥私のここの中……。太田君がぎゅーって押さえてるそれで……、いーっぱい、気持ちよく、して?」


 ……この時まだ、太田はまだ気づいていなかった。少女の正体を。




 ――時は遡る。


 ここはとある高校。


 アニメオタクの少年、太田(おおた)は休み時間、スマホで漫画を読んでいた。ちょっとエッチな学園ラブコメディである。


 画面を親指でスクロールしながら、時折ため息をついている。


(はぁ〜主人公羨ましい〜…。でもこんな風に女の子にチヤホヤしてもらえるのはイケメンだけなんだろうなぁ……)


 教室には、楽しそうに会話をする生徒達、男女間でイイ感じの雰囲気になっているペア等がいる。


 太田はそのどちらとも無縁だった。彼には友人もガールフレンドもいない。自分から話しかけに行く勇気と自信が持てないのである。


 そして会話デッキが偏っており、アニメや漫画の話ならできるが、現実の話題については何を話せばいいのか分からないのだ。


 その一方、煩わしい人間関係のしがらみが嫌なので、無意識下で現状に甘んじている。


 あわよくば自分を持て囃してくれて積極的に話しかけてきてくれて、絶対に嫌わないヒロインが現れてくれないか……などと妄想をしつつも、そんな都合のいいことが現実に起こるはずないと分かっているので、そういった漫画ばかり読みふけっているのである。


 だが太田は知らなかった。後に彼が望む「都合のいい存在」そのものが、儚い期待を遥かに超える形で現れることを。





 ある日の昼休み。いつも通りスマホでちょっとエッチなラブコメ漫画を読む太田の隣に、ふと人影が現れた。


「ねぇ太田くん、何読んでるの?」


 ふとかけられたその声は、大人しげだが透き通るような綺麗で甘ったるいアニメ声であり、脳を蕩けさせるような魅力のある美声であった。さながら、太田が夜な夜な聞いているASMR動画のようであった。


 顔を上げると、そこには凄まじい美少女がいた。


https://kakuyomu.jp/users/Tamalilis/news/7667601420244148107


 童顔で大人しそうな黒髪ショートカットの美少女。背は低めだが、凄まじい特盛のバストがセーラー服を持ち上げてカーテンを作っている。


 奇妙なことに、この高校の制服と若干…?服のデザインが異なる。セーラー服の袖は通常より長く、手首を覆っており、いわゆる萌え袖になっている。


 襟元は大きく開いており、鎖骨や胸の谷間が覗いている。セーラー服の裾はとても短く、腹部が丸出しである。


 たまに裾の下から下乳、もとい胸の南半球がちらりと見える。ちゃんとしたブラジャーを着用していればはだけることなどありえない部位である。


 スカートの露出度もとんでもない。鼠径部が上からチラ見えするほどの超ローライズで、股下5cmもなさそうなマイクロミニ丈だ。


 こんなに腰が露出していたら普通はパンティーのウェスト部分がスカートの上からはみ出そうなものだが、なぜか全く見えない。


 成人向けのコスプレROMでも中々お目にかかれない露出度の、ドスケベセーラー服であった。


 そして、その姿は太田の性癖にブッ刺さった。


 突然とんでもない露出度の巨乳美少女に話しかけられ、しどろもどろになる太田。


「あっ……えと、ヒュッ……」


 ちょっとエッチなラブコメ漫画を読んでるだなんて言えない!バレたらきっと変態扱いされて嫌われる!


 ……そう思ったが、ふと目の前の美少女に違和感を抱いた。


(あれ……?この子誰だ?こんな可愛い子クラスにいたらさすがに忘れないはずだけど……こんな子いたっけ?)


 目の前の美少女の名前が全く出てこない。一切見覚えがないのである。


 だがそんな美少女は太田のスマホをひょいと覗いてきた。


「あ、これ知ってるよ。『スイスイ水着学園』でしょ。地球温暖化が進みすぎてるのに電気代上がってエアコン動かす予算無いから、学校の生徒がみんな水着姿になってるやつ。私もこれ大好きだよ。人魚の子かわいいよね」


「え!?カヒュッ……そ、そうなんですかッ……」


 意外であった。こんなの読むのは男しかいないと思っていた。まさかこんな美少女が好んで読むとは…。しかも推しが同じだ。


 だが同時に太田は思った。……やっぱり誰だこの美少女!?


 名前を聞くのは失礼だろうか。などと悩んでいると、美少女はさらに話しかけてきた。


「あ、急にごめんね。私地味だからわかんないよね…。夢女芽 有栖(ゆめじょめ ありす)だよ。よろしくね」


 太田が聞きたかったことを察して、フルネームで教えてくれた。ありがたすぎる。

 

 そして名前を聞くと、なるほど最初からクラスに居たような気がしてきた。


 うん、確かにいた。だがあまりに存在感がなくて今の今まで全く気にしたことがなかった……太田はそのように納得した。


 こんなすんごい露出度の改造セーラー服を着てて目立たないことなんかあるか?という違和感が一瞬脳裏を掠めたが、気にしないことにした。




◆作者コメント◆

読んでいただいてありがとうございます!

もしよかったら感想コメントや、今後見てみたい展開など書いてもらえたら幸いです!

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