第5話

 005



 三人がスパイダーマンとなって遊びまくった翌日の月曜日。 


 今日も三人は『虹色の道』に来ていた。

 すっかり仲良しになった三人は今日は朝から遊ぶらしく元気いっぱい。

 今日の遊びは昨日焼き肉店で話をした身体強化魔法を覚えて鬼ごっこをする予定。


 ロベルトが魔道具をセットし配信を開始。


 軽く今日の配信内容を説明しているとみなみが「挨拶が違う」と言い始め、沙希も「そうだそうだ」と納得いかない様子。


 何のことか理解出来ないロベルトは二人に聞いてみると、ユーチューバー的な挨拶のことを言っているようで、あまり詳しくないロベルトは首を傾げていると、みなみがお手本を見せるという。


「どんぶり飯は五秒で完食!こんにちはロベルトです!」

「ち、ちょっと待ってみなみちゃん!それ何?今の――」

「ぶんぶん!はろー――」

「沙希ちゃん止まって!それ俺でも知ってるぞそのまんまだから!」


『草草草』

『朝から元気やなw』

『やりたい放題w』

『どんぶり飯五秒は草なんよ』


 朝から大慌てで焦り散らかすロベルト。

 確かに昨日焼き肉店で挨拶を考えようよという話にはなったけど、まさかこうなるとは思ってなかった。


「おいたん、わがままは駄目なんだよ!」

「そうだそうだ、沙希たちがせっかく考えたんだから今日からこの挨拶ね!」

「コメント欄もいいねって言ってる!」

「いやいや、草しか流れてないよね?」

「コメント欄空気読めー!草生やすなー!」

「草刈るぞー!いいねって言えやー」


 配信開始から探索者らしくない賑やかなスタート。コメント欄は草で埋め尽くされ、それに沙希とみなみが切れていた。

  





 ▽▼▽






 今日はロベルトの身体強化魔法の練習。


 まず初めに沙希がロベルトに肩車を要求し、ロベルトは何も考えずに腰を屈めると、沙希は靴を脱ぎすてそのままジャンプ。

 すとんとロベルトの肩に着地し、肩車というよりも組み体操の決めポーズみたいに見える。

 かたち的にはロベルトの肩の上に沙希が仁王立ちのスタイルで、もちろんロベルトの知っている肩車ではなかった。


 楽しそうな沙希を見てみなみも肩に乗りたいと言い出したのでロベルトが了承し、みなみも肩に乗った。

 ロベルトの肩に乗った沙希とみなみ。

 二人は目の前にはロベルトの金髪坊主頭。

 好奇心旺盛な二人は興味深々で目を輝かせ、そしておもむろに頭を撫でる。



 なでなでなでなで。



 よほど触り心地が良いのか二人の撫でる手が止まらない。配信画面には二人の少女が筋肉ムキムキの坊主頭を撫でているとんでもない絵面が写されており、


「おいたんの髪の毛は綺麗な金色なんなー。何か稲刈りが終わった後の田んぼみたいで、すっきりしてるんなー!」

「そうそう!それにじょりじょりして気持ちいい!」

「え?え。二人とも、ちょっと頭撫でるのそろそろやめない?流石に恥ずかしいんだけど!」

『草草草』

『何をしとるんやww』

『稲刈り後の田んぼは草』

『沙希みなちゃん止めたげてw』



 それからロベルトが立ち上がると二人は楽しそうにはしゃぎ、両肩に二人を乗せて少しだけ遊ぶ。

 ひとしきり遊んだところで練習しようとなり、何故か沙希がロベルトの頭を鷲掴み。

 そして沙希の「うりゃ」という掛け声。

 その瞬間――ロベルトの身体中を電流が流れたかのような衝撃が駆け抜けていく。


「ぐぬぉぉぉぉ、さ、沙希ちゃん?」

「大丈夫だよ!おいたん。それよりも意識を集中してマナを感じて!」


 ロベルトは沙希に言われた通りに集中すると、ほんの僅かではあるがマナの存在を感じることが出来た。


「おいたん。マナはね血液と一緒で全身に通ってるんだよー」


 目を閉じて意識を集中させていく。

 僅かに感じるマナ。

 一つのマナの流れを追っていくとみなみがいうように確かに血液のように流れているのが分かる。マナに意思があり、まるで生きているようにも感じた。

 マナは生きている――

 そうロベルトが感じた瞬間、マナの存在がより強く明確になっていき、やがて全身のマナを強く感じ取る事ができた。


「おいたん。足の筋肉を意識してみて」


 沙希に言われるがまま、足の筋肉を意識するとその部位にマナが集結していく。

 ふくらはぎ、太腿、意識するとその箇所にマナが集まってくる。人体の神秘に触れたロベルトが思わず「すげぇ」と声を上げると、二人は何故か自慢気に「でしょ!」と笑う。

 それから二人に意識して力を入れてみてと言われ、ゆっくりと力を入れるとロベルトは自分の身体ではないような膨大な力を感じた。 


「おいたん、ぴょんって感じでやって」

「こ、こんな感じか?――ぐぬぉぉぉぉおおおおおお飛びすぎぃぃぃ」

「すごいよおいたん!」

「やったー!出来たーおいたんえらい」


 初めての身体強化魔法。

 三人は満面の笑顔で喜びハイタッチ。

 あまりにも嬉しすぎて昨日やった変な踊りをまた三人で踊りながら歌う。


 あとは身体強化魔法をしている状態に慣れることが最初のステップ。身体強化魔法はどうしてもマナへの意識が外れてしまいがちになる。

 特に身体を動かしている状態は意識が外れ易いので空気を吸うような感じで、当たり前のようにマナの存在を意識出来るように身体に慣れさせる。


 身体を動かしながらの練習。

 まずは三人でゆっくりジョギングをすることにした。


 ロベルトの身体強化魔法は早くからその効果が現れ、魔力糸の時よりも吸収が早かった。

 魔法+身体を動かすというのがロベルトが魔法を使う時にはあっているのだろう。

 一時間ほど走るフォームや脚運び、腕の振り方などを色々と試しながら練習を重ね、ロベルトが全力を試してみたくなり、競走がしたいと言い出し三人で競走することになった。


「じゃああそこの大っきい木までねー!」

「え。みなみちゃんどこ?!」

「あそこの地平線にポコってあるやつ」

「ガハハ。思ってた以上に遠かったわ」

『十キロはありそうww』

『マラソンやん』

『短距離かと思ってたわ』

 

 ロベルトのイメージしていた競走は百メートルとかの短距離だったが、みなみが指定したゴールは視界の遥か遠くだった。

 それでも楽しみでワクワクしている。

 三人でわちゃつきながらスタート準備を済ませ。





 そしてスタート――





 スタートした直後、ロベルトは沙希とみなみにあっという間に距離を離された。

 ロベルトは悔しい気持ちを抑えつつ、スプリンターのフォームをイメージし全身の筋肉を意識。すると走る速度はぐんぐんと伸びていき、手に取るように自分の成長を感じた。


 自分の身体から出る膨大なエネルギーと研ぎ澄まされていく感覚。踏み出す毎に加速していく視界。心地よい高揚感に包まれていく。

 この時のロベルトはいわゆるアドレナリンが出ていたのだろう。


 ロベルトが突然真剣な表情で、念仏のような不思議な呪文を繰り返す。


「ただ前だけを、ただ前だけを見て、集中。身体全身を使え、筋肉を感じろ、マナを感じろ、風を切り裂けロベルト!ただ前だけを見て、ただ前だけを見て走れ!」


 ロベルトの奇行に前を走る二人は、バック走で走りながら様子を見ると、ロベルト達めちゃくちゃ良い笑顔で走っているが――目がキマッてた。


「ねぇみなみ。おいたん何か呪文みたいなの唱えてるぞ。何の呪文か分かる?」

「わがんない!でも楽しそう!」

「だね!良かった良かった!ちょっと目が怖いけど」


 沙希とみなみが言うようにロベルトの目はガンギマリのそれだった。それでも彼の表情は楽しそうな笑顔。故に何とも言い難い顔に仕上がっていた。

 小さな子供なら間違いなく泣いてしまうであろうロベルトの顔に、コメント欄は悲鳴を上げていた。



 テンションぶち上がりのロベルト。



 普段、配信で感情を表に出さない彼ではあるが、

「フォォォぉぉきぃもちぃぃィィィィ!最高じゃあああああああああああああああああああああああああああああああ」

 と、感情を爆発させていた。


 そして感情に身を委ねたロベルトはいつの間にか大好きな歌を口ずさむ。始めは呟きほどの鼻歌だった。歌っていくにつれ魂が注がれていく。

 サビに近づいてくるほどロベルトの熱量がましていき、ついには信じられない程大声で歌っていた。


 そして完全に別の世界へと旅立ったロベルトは、サビを目前に目をつぶり――熱唱。大熱唱。



 しかし。



 その間、ロベルトは目を閉じて走り続けている訳であり、勿論ゴールの大木との距離も近くなっていくのである。



 誰もが思った。――こいつアホや、と。



 そんなランナーズハイに加えて大好きな歌を歌うロベルトは止まらない止められない。

 テンションが最高調に達しようとしていた頃に、いよいよ待ちに待ったサビの部分。

 気持ちが昂っているロベルトは大スターさながらに両手を上げてサビを歌おうとした、直後――






 ドオォォォォォォォォォォォォォォン。






 大木に激突。    


 ゴールで待つ沙希とみなみはその光景を唖然として見ていた。

 二人にとって初めて出来た村人以外の友人。

 その友人がまるで気が触れたように大声で歌い出し、目をつむりバンザイしながら木にぶつかって行く。

 二人は正直どう反応したら良いのか分からなかった。






「おいたーん!」と声が響く。





 ロベルトが目を覚ますと、心配そうに顔を覗き込む沙希とみなみの姿が見えた。


「ガハハハハ、ガハハハハ」

「おいたん。木に激突していくのは、儀式とか何かそういうやつなの?」

「いやー楽しくなっちゃって!ランナーズハイみたいになって前だけ見て走ってたら、ぶつかっちまった!俺アホみたいだな!」

「あはは、おいたん楽しそうー!」

「うんうん、おいたんが楽しいなら沙希達も楽しいぞ!」

「おう、くっそ楽しい!もう一回やろうぜ?今度は負けねー!」

「はっ、雑魚がいってらー!」

「そうだそうだ!大木のおいたん」


 この時、沙希が言った何気ない一言。 

『大木のおいたん』でコメント欄が湧く。

 大木のおいたん――ロベルト。

 これがロベルトにとって初めての二つ名となった。


 結局、この後三回ほど競走し、お昼の時間帯になったので近くにあった川辺で昼食を食べることにした。


 ロベルトは背負っていた鞄から大きな保温式の弁当を三つ取り出し、二つを沙希とみなみに渡す。

 二人は眩しいほどの笑顔でお礼し、キラキラと目を輝かせていた。そんな二人の様子にロベルトも視聴者もほっこり。 


 三人でいただきますを言って弁当を頂く。


「おいたんおいたん。めっちゃ美味いよ!」

「おいたんが作ったの?シェフじゃん!」

「ははは、良かった。弁当は焼き鳥屋をやってる元メンバーがいてな、探索する時はそいつにいつも作って貰ってるんだ!」

「焼き鳥のおいたん。ありがとう!すんごい美味しいーよー」

「焼き鳥おいたん。ありがとう!おかあたんの料理より美味しいのんなー!」

「みなみちゃん?!そんなこといったら麗奈さんに怒られるぞ!」

「おかあたんはねー料理下手なんだー!」

「ごほっごほっ。聞かなかったことにして」

「こらー!コメント欄『お礼言えてエライ』とか言うなー!子供扱いすんなー!」


 弁当の中身は鳥のからあげ、だし巻き卵、お漬物、ミニハンバーグ、そして特大おにぎりに味噌汁まで用意してある。

 沙希とみなみは特に鳥からが気に入ったようだ。幸せそうにじっくり味わってたべている。

 三人並んで弁当を食べる姿が微笑ましい。


 和気藹々と会話を楽しみながらの食事。


 話題は好きな食べ物から始まり、沙希の姉――沙耶の食生活へと広がっていた。

 沙希の話では沙耶は本当に面倒くさがり屋で、実家を出てからは酒のつまみが主食となっているという。


「昨日もねー沙耶姉たくさん飲んでたよー」

「おっきい缶十三本!」

「沙耶姉はぐうたらだからソファーの周りにゴミと空き缶がいつも転がってんだー」

「昨日は一日中飲んで寝てたみたい」

「酒瓶抱いてヨダレ垂らして寝てた」

「普段からちゃんとしないと、あーゆう大人になるんだって!」


 沙耶の話はまだまだ続く。 


 一人で洗濯が出来ないので大学の友達に定期的にやってもらっている。

 なんでも開けっぱなしにするので、配信中にトイレに行った時、おしっこの音が流れた時がある。 

 沙希とみなみに酔って泣きながら将来お姉ちゃんを養ってと懇願しているところを、親父に見られしこたま怒られる。

 などなど、止まらなかった。


 その後も三人の楽しい食事は続き、笑い合いながら、なごやかな時間が流れていく。






 ▽▼▽



 



 三人が楽しく食事をしているその頃。

 沙希の姉、沙耶は起床し日課のルーティーンをこなしていた。


 キリッとした目が特徴的な沙希に対し、沙耶はいつも眠そうな目をしているが、寝起きのせいではなく、これが沙耶のデフォルト。

 のんびりした性格が表情に出ている。

 そんな沙耶は目が覚めると、まず冷蔵庫に向かい缶ビールを取り出す。  


 適当につまみを選び、タブレットをテーブルに立てて、そのままソファーにごろん。

 左肘を立て、手に頭を乗せて右手を空ける。これが沙耶の基本スタイル。

 右手だけはビール持ったり、つまみ取ったり、タブレット操作したりと忙しいのである。


「さてさて、起きがけの一杯は軽くビールにしましょうかね」


 ご機嫌な様子でプシュとタブを開け、ゴキュゴキュゴキュと渇いた喉に流し込む。

 続いておもむろにタブレットを開き、密かに憧れを抱いているロベルトのチャンネルをタップ。


「昨日は飲みすぎちゃってロベルト兄さんを見れませんでしたからねー。

 あれ――そういえば沙希みなちゃんはどこでしょうか?……ま、いっか。きっと若いから遊びに行ってるんでしょう!良きかな良きかな。

 さてさて、ロベルト兄さんはあれ?どうしたんでしょう?昨日の配信、めちゃくちゃバズっているじゃないですか?!あっ、いつも通りこの時間帯は配信してますね。ありがたいことです。



 は?!は?!

 何で沙希みなちゃんがロベルト兄さんとご飯を食べているんでしょうか?



『昨日もねー沙耶姉たくさん飲んでたよー』

『おっきい缶十三本!』


 ブッフー!

 あ、あ、ビールがタブレットにティッシュティッシュ。あ、あるわけないか、じゃあパジャマで拭いて、とそれどころじゃなかった。


『酒瓶抱いてヨダレ垂らして寝てた』


 さ、沙希ちゃん?わたしヨダレなんか垂らしてないですよー?!


 あ、あ、そういえば隣でロベルト兄さんが聞いているじゃないですか。どうしよう、どうしよう。沙希みなちゃん携帯持ってないし、あーコメント欄に大量の草が生ちゃってるー。


 あ、あ、恥ずかしいー。


『沙耶姉はねー酔って泣きながら、みなみ達に大きくなったらお姉ちゃんを養ってーって頼んできた時があって、おとうたんにしこたま怒られたんだー』


 あ、あー。

 みなみちゃん父上に怒られた話は内緒って言ったじゃないですかー?

 このままでは社会復帰出来なくなってしまいます。 


 あ、コメント欄があるじゃないですか。

 わたし天才かも知れません。でもでもロベルト兄さんに初めてコメント……いや恥ずかしい話をされるよりはましです」


 沙耶はあわてながらタブレットを操作していた。




 


 ▽▼▽






 三人は食事を済ませ、大満足の時を過ごしていた。沙希とみなみは特大おにぎりをペロリと平らげた。


 昨日、話していたとおり二人は食べるのが大好きで大人以上によく食べる。

 お代わりが欲しいと言ってたら、大輝がコメントで『明日はたくさん作るよ』と返し、二人はコメントにお礼し、好きな食べ物をたくさん言ってたのが可愛らしく、コメント欄が湧く。


 そんなコメント欄でのやり取りをした後。

 また三人の元にあの人からコメントが届く。

 

 沙耶ちゃんねる

『お久しぶりですロベルトさん。以前混合チームでご一緒させて頂いた沙耶です。妹達がお世話になっております』


 と、ここで剣姫――沙耶の登場でコメント欄が盛り上がる。


「沙耶姉、そうやってお姉さんぶってもすぐバレるんよ!沙耶姉はみなみたちがお世話しとるんだからね」

「そうだそうだ。昨日洗濯と掃除とゴミ出ししたの沙希たちなんだからな!」

「それにチャンネル名違うでしょー。沙耶姉はいつも寝てるんだから『沙耶ちゃん寝てる』にした方がいいんよ。はぁーまったく世話のやける大人なんねー沙耶姉は」

『草草草』

『しんらつww』

『ようじょかわいい』


 沙耶はこれ以上傷を深めない為にコメントをしたが、返り討ちにあい更に傷を深めることに。

 先ほどのほっこりしたやり取りから一転、とても恥ずかしい一幕となった。


 沙耶ちゃん寝てる

『ロベルトさん、今度弁明の機会を下さい。どうかこのとおりです。m(_ _)m

 沙希みなちゃん。ほらチャンネル名変えたから、これ以上お姉ちゃんの恥を世間に晒すとお姉ちゃん恥ずかしくて生きていけなくなっちゃうよー』

『本当に変えたww』

『草草草』

『これは草』


 そして沙耶から再びコメントが届き、変更されたチャンネル名を見た視聴者が大量の草を生やす。 


 ロベルトはこの状況を気にして画面に向かって、

「あー、沙耶さん気にしないでくださいね!昨日麗奈さんから妹想いの良いお姉さんだと聞いてますから」

 とフォロー。


 だが画面の向こうで沙耶は、勢いよくテーブルを頭を打ち、

「ロベルト兄さんがれい姉と?!あ、あ、終わったー。沙希みなちゃんのことほったらかしにしてるのバレちゃったー」

 と良かれとやったロベルトのフォローが止めを刺していた。

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