とある私の日記帳
憂鬱
20xx/yy/zz1
「まったく寝れんな……」
20歳を過ぎたのにも関わらず丑三つ刻までネットサーフィンとは…もう若くないぞ、と内心悪態をつきながらも睡魔がやってこない。
こんな時間まで起きているとろくな感情が芽生えるわけもなく、
「あー…ネガりそうだ…」
過去の嫌な光景がフラッシュバックする。
全く嫌なものだ。良い記憶は風化するのにも関わらず、悪い記憶は鮮明に覚えているものである。
よく、自分がした過ちは覚えていないものだと言うがそれは『自分がしでかした過ちを過ちと思っていない愚か者』というだけであって、過ちと思っていれば鮮明に焼き付くものである。
…とまぁ誰に説明するでもなく右から左に思考を巡らせ眠くなるのを待つ。
「明日が休みでよかった…あぁ、いやもう今日か…」
昨今の若者がよく口にする『推し』とやらのASMRを聴きながら感傷にふける。
とにかく癒されたい一心である。
「…よっしゃ小説書くか」
…深夜テンションとは怖いものである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。