第23話 アレンの本気
夜明け前の高原は、冷えた鉄の刃のように薄く鋭かった。草の先端に溜まった露が、まだ光にも届かない灰の空気の中で、かすかな輪郭だけを持って震えている。鳥は鳴かない。風は息を止めている。世界は、叫びの前の吸い込みのように膨らみ、黙っていた。
アレンは丘の縁に立ち、遠見の視を細めた。黒い列――いや、白い列。夜の底から浮かぶように現れては、やがて夜明けの色に飲まれ、輪郭を増していく。標旗の白と金の刺繍、規律の良すぎる足並み、祈祷のための金具を吊るした詠唱塔の影。昨日よりも多い。昨日よりも固い。昨日よりも、こちらを断罪するための声が、揃っている。
「来るよ」
背後でレオナが囁いた。弓弦はまだ鳴っていない。鳴らさないと彼女は決めているからだ。弦を鳴らすのは敵だ。こちらは静かに、狙う。
ガイルが小さく頷く。「今日は、俺たちの出番は薄いな」
オルフェンは盾の革紐を締め、言葉少なく付け加える。「来たら、受ける。来なければ、待つ」
セレナは医療布を肩に掛け、アレンの横顔を見た。「――止めるためじゃなくて、終わらせるため、なんだね」
アレンは応えない。目を閉じれば、昨日の銃後のひずみと泣き声が、瞼の内側で薄い波になる。祈りと叫びの境目に立って、どちらの手も取れない者たちの顔。沈黙に救われた者と、沈黙に怯える者。全てはここで決まる。声で押しつける者に、沈黙の意味を教える。教科書ではなく、戦場で。
「――僕が行く」
その言葉に、バーロが歯を見せた。「行け。壁は任せろ。お前は壁じゃねえ。今は、刃だ」
エリシアが旗を握り直し、短く祈りを結ぶ。「あなたを守る祈りじゃない。あなたが守る人のための祈り」
ティアは護符を胸に当てて頷いた。「……帰ってくるって、もう言わない。帰ってくるから」
アレンは一度だけ皆を見回し、丘を降りた。足音は草の中に溶け、影は夜と朝の境目に飲み込まれていく。
風が変わった。香の匂いと油の匂いと、鉄と革の湿気。祈祷の言語が遠くで重なり、石を擦るような合唱が高原の底からせり上がる。宣教軍――八万。詠唱塔二十基。聖槍装甲、飛竜騎兵、司祭団。上塗りのように厚く、白い。
先頭に立つのは、金糸の肩衣を巻いた男。聖導師ラグナル。昨日の敗報に責任を負い、今日の勝利に責任を誓う人間の目だ。彼は剣を掲げて叫ぶ。
「沈黙は罪! 祈りは声! 声は秩序! ――異端を討て!」
声は広がる。波頭は鋭く、裾は重く、谷間に溜まる。詠唱塔の共鳴板が鳴り、声の位相が揃う。祈祷の構文が、数万の喉を束ねて一本の柱を立てようとする。
アレンは右手を軽く持ち上げた。指先が一度、空気をなぞる。それだけで、風の網目が裏返る。
「黙れ」
ささやきだった。だが、世界はそれを命令として理解する。
音は消えない。消えるのは、音の意味だ。叫びは音節を失い、祈りは主語を落とし、命令は動詞の脚を折られる。詠唱塔は鳴る。だが、鳴りの行き場がない。共鳴板に重ねられた声が、互いに足を掴み合って滑り、位相が喉の内側で自壊する。喉を押さえて膝をつく司祭の列。慌てて呼吸を整えようとするが、息が意味のある形にならない。
アレンは前へ、ただ歩く。地表の露が足裏に潰れ、その音を空気が飲み込む。数歩で十分だった。世界のほうが近づいてくる。
右手が静かに降りた。
燃えたのは火ではない。燃焼という現象の回路に、指示が置かれた。火は空気と物質の間の約束だ。その約束に、アレンは沈黙で署名する。敵陣の内側で、甲冑の繊維が赤熱し、詠唱符が白い炎を吐いた。燃える音はしない。燃えているのに、炎が立てるはずの音がない。兵はそれを恐怖と呼ぶ暇もなく、踵を払われたように倒れる。
左手が上がる。息継ぎは要らない。
空の水脈が一本ずつ引き出され、冷えという指示が骨組みに貼られる。氷槍は矢より速く、槍より静かに落ちた。聖騎士の盾が青白く光り、一瞬で凍りつく。凍る音もしない。凍るという結果だけがそこにある。飛竜の翼膜が薄い硝子のように割れ、墜落する。悲鳴は出る。だが、途中で切れる。音はあるのに、届かない。
右と左の手が、互いに別の魔法を走らせ続ける。同時多重。詠唱を要する者には不可能な重ね方だ。普通の魔導師が一つの詠唱に必要とする思考の手順を、アレンは構造として前もって手の内に用意している。だから置ける。だから消せる。だから連発できる。
空の骨組みに走らせるのは光と怒りではなく、電位差という約束だ。白光の帯が戦場を縦断し、詠唱塔の金具が一斉に破裂する。塔上の司祭が仰け反り、落ちかけた身体を祈祷盤の縁で止める。止めた指が痺れ、握力を忘れ、盤が落ちる。盤が割れる音はしない。壊れたという事実だけが地に増えていく。
ラグナルは歯を軋ませ、剣を振り下ろした。陣幕の後ろで控えていた聖槍装甲が一斉に前進する。装甲の中に秘匿された詠唱端末が起動し、槍先で光学的な祈祷式が点滅する。反撃だ。単純な力押し――だが、それが軍というものの基本だ。
アレンは一歩右に寄る。影が伸び、左手が軽くひらく。
地の下へ向けて置いたのは、重さの流路を数歩ぶんだけ曲げる命令だ。装甲車輪が同時に沈み、槍列の角度が崩れる。突撃の勢いが地面に吸われ、凹んだ土が硬さを思い出す前に、別の命令が上書きされる。
空気の織り目を刃の形に編み、断面だけをそこに置く。振らない剣。叩かない打撃。あるのは切断という結果だけ。槍の柄が均一に短くなり、騎兵の鞍紐が一斉にほどける。馬が驚いた鼻息を吐く。鼻息は音だ。音は出る。だが、指示がない。空気はそれを運ぶ「意味」を忘れている。
ラグナルが吠える。「詠唱を合わせろ! 沈黙を破る祓詞に切り替えろ!」
詠唱塔の下で司祭が震える手で祓詞の巻物を広げる。声は出る。合唱は始まる。塔の横腹に取り付けられた共鳴板が、今度こそ正しく響く――はずだった。
アレンは首を横に振る。彼にしては珍しく、わずかに口元が笑った。
詠唱の文法だけを抜き取って、逆位相の枠に再配置する。声は声に溺れ、歌は歌に飲まれ、祓詞は祓詞に祓われる。塔の上に立つ司祭の口が、ただの口になる。音節という足場を失った言葉は、砂のように零れて足元に積もる。神の名が、ただの息に戻る。
空が暗くなった。雲ではない。飛竜兵の編隊が、空路の端から端までを埋める。翼の下で魔法陣が展開され、火雨と投槍の二重攻撃が高原へ落ちる。空からの圧力。地上の歩兵を潰すには、最も単純で最も有効な形だ。
アレンは目を上げない。足元だけを見る。地の下で水が緩み、石が互いの重さを確かめ合う姿を想像する。指がわずかに角度を変え、右足の親指が土の皮膚を撫でる。
落ちてくるのは星ではない。落ちるはずだった光を、落ちる前に地上に置く。空の現象の矢印を曲げ、終点を先に作っておく。飛竜の編隊の真ん中で、眩暈のように白い空間が突然、静かに「完了」し、そこへ向かって編隊は自分の影ごと吸い込まれる。翼の羽ばたきが遅れ、風の持っていた予定が剥がれる。落下のはずの悲鳴は上がらない。悲鳴は音だ。音は、いま、意味を持たない。
ラグナルは叫ぶ。叫びは命令ではなく、叫びになった。「前へ! 押し返せ! 声を――」
アレンは横目で彼を見た。短く、丁寧に言葉を置く。
「黙れ」
ラグナルの喉が、言葉を出す角度を忘れた。息は出る。舌は動く。だが、音が「伝える」ことをやめる。彼は喉を押さえ、目を見開く。その目に初めて宿ったのは、怒りではなかった。恐れでもなかった。理解だ。沈黙は、空白ではない。沈黙は、構造だ。
詠唱塔の残りが三基。ラグナルはそれだけに全てを託す。塔の上で、司祭と詠唱師が手を取り合い、塔の芯に伝える祈祷の骨組みを太くする。神罰――天槍を呼ぶ術式。空の電位差を束ね、神名の下に落とす。合理的な暴力。
アレンは空を見上げた。彼の背に、セレナの視線が届く。祈りの言葉ではない。ただの、視線。
右掌をひらく。左掌をひらく。掌の中心で、黒と白が渦を巻く。
古文書に一行だけ注釈が残る、禁呪の名前。創ると滅するを同時に走らせ、相殺を生むのではない。差分だけを残す。世界の表面に一枚だけ貼られていた、意味という薄皮を剥がす術。
天槍は降りた。降りたが、落ちない。白い線は中空で止まり、糸のように細かくほつれ、粉になり、光にならずに消える。塔の芯が悲鳴を上げる。塔は石だ。悲鳴は出せない。だが、割れ目は声の形に開く。塔が傾き、倒れる。倒れる音はしない。土が受け止め、沈黙が緩衝材になる。
この瞬間、戦場の半分は終わった。勝敗ではない。意味が終わったのだ。兵たちは武器を握っている。握る理由を失う。走る脚はある。走る意図が遅れる。目の前の敵はいる。敵と呼ぶ語が十分に立ち上がらない。
アレンは歩き続ける。歩くことだけが彼の動作だ。歩けば世界は寄る。歩かなければ世界は離れる。世界が寄る距離は、詠唱で詰める距離ではない。構造で短くなる距離だ。
ラグナルが直に走る。司祭の肩衣が泥を跳ね、聖印が胸で音を立てる――はずだった。音はある。だが、届かない。彼は剣を構え、忽ち理解する。彼自身の剣は、沈黙の中ではただの鉄だ。彼の声は、自分の耳にしか届かない。それでも前に出る。彼には、前に出る理由があった。昨日の敗北。故郷の合唱。神殿の鐘。信じるという病。救われたという記憶。
アレンは彼を見た。見たというより、測った。前に出る理由は、彼にもある。弟の背。父の沈黙。王都の鐘。婚約者の笑み。信じなかったという決心。どちらも正しい。どちらが正しいかは、この場には関係がない。ここで必要なのは、終わらせ方だ。
アレンは剣を抜かない。彼には必要がない。右手を少し伸ばし、ラグナルの肩へ軽く触れる。
永遠ではない。終わる。だが、今ではない。声を出す筋肉の連携に、ごく薄い遅延を挟む。言葉は遅れ、届く前に用が済む。祈りは遅れ、終わった後に届く。命令は遅れ、部下の目が先に理解をやめる。
ラグナルの剣は、空を切った。重い。理由が遅れて乗るから、剣は手に余る。アレンは避けない。必要がない。剣は届く前に遅れる。彼は左手で剣の腹に触れ、剣に「静かに」とだけ言う。剣は静かになった。刃は刃であることを、一拍だけ忘れた。
「……なぜだ」
ラグナルは声にならない声で問う。問うというより、喉が動く。アレンは短く答える。
「お前たちは、声で支配してきた。僕は、意味で終わらせる」
ラグナルの膝が落ちた。彼の背後で、司祭団の最後の一列が、信仰の形を探して空を見上げる。空には神がいる。神は沈黙している。彼らはそれを初めて、沈黙として受け取った。
戦場の端で、飛竜の影が一匹だけ、空の高みに逃れようとしていた。鞍に縛られた少年兵の目が、まだ世界を敵と味方に分ける訓練を終えていない。彼は高さに恐れ、下に恐れ、上に祈る。アレンはその背中に視線を一度だけ置き、手を下ろした。
終わらせる。少年のためにではない。少年の背で、終わらせ方を覚える者がいるからだ。
アレンは掌を胸の前に返し、深くはない呼吸を一度だけ落とす。
世界が一度だけ、止まった。音ではない。意味だ。戦場に残っていた最後の「続ける理由」が、薄紙のように剥がれて風に混じる。剥がれた紙片は、誰の口にも戻らない。戻る必要がない。もう、終わったから。
八万の軍勢は、壊滅した。生き残った者は武器を捨て、土の上で手を開いた。祈りではない。降伏でもない。理解だ。沈黙は罪ではなかった。沈黙は、ただの方法だった。
アレンの膝が、少しだけ笑う。セレナの手がそこに届く。彼女の掌は温かい。祈りは言葉ではない。祈りは、触れることだ。
「戻ろう」
「まだ」
アレンは首を横に振る。戦場にはもう敵がいない。だが、終わらせなければならないものが残っている。詠唱塔の基礎、祈祷符を焼く火、負傷者の呼吸、逃げた者の視線、空に残った光の粉の、降りきらない行き場。
彼は塔の残骸に近づき、指先で石粉を払った。塔の芯に刻まれた祈祷の構造式――声を必須とした古い技術。声が人を繋ぐために生まれ、やがて人を束ねるためだけに磨かれた骨組み。そこに穴を開ける。穴は破壊ではない。呼吸だ。声のための構造に、沈黙のための呼吸を置く。それだけで、塔は二度と「声だけの塔」には戻らない。
セレナがそっと問う。「……殺さなかったね」
「全部は殺せない。殺して終わる戦は、すぐに次の声を呼ぶ。終わらせ方を残しておく」
彼はラグナルを見た。剣を落とし、喉を押さえ、空を見上げる男。信じていた言葉の形が、自分の唇ではなく、他人の唇でもなく、空の向こうでもなく、自分の胸の奥で初めて見つかる瞬間。彼はそれを、敗北とは呼ばない。始まりだ。遅すぎる始まりでも、始まりだ。
丘の上から、エリシアの旗が見えた。風は吹かないのに、旗は立つ。バーロの声は届かないのに、支部の鍋は煮える。レオナの弦は鳴らないのに、矢は標的を外さない。ガイルは剣を振らないのに、誰も死なない。オルフェンは盾を叩かないのに、誰も踏まれない。エルノアは言葉を書かないのに、歴史は記録される。ティアは祈りを言わないのに、祈りは届く。
アレンはゆっくりと踵を返し、歩き出した。背中に降りるのは、朝日ではなかった。朝日の前の薄い光。夜と朝の境目の灰色が、彼の影を長くしていく。
高原の縁で、セレナが待っていた。彼女は何も言わず、アレンの歩幅に合わせる。沈黙は二人でも歩ける。声は時に邪魔をする。今日は、邪魔をしなくていい。
バーロが鼻で笑い、両手を広げる。「帰ってきたか。壁は壊してねえな」
「壊したのは、嘘の壁だけ」
「上等だ」
エリシアは旗を下ろし、短く深呼吸する。「……戦う国になってしまったね」
「戦わない国は、他人の声で塗りつぶされる」
「でも、戦うだけの国にならないために、私は法を作る。声と沈黙が同じ屋根で暮らせる言葉を」
エルノアがすでに紙を広げていた。筆先が、震えずに進む。“第一条:沈黙は権利であり、罪ではない”“第二条:声は権利であり、強制されない”“第三条:外来の声は歓迎する、だが押しつけは拒む”。短い条文。短いほど、強い。
レオナが矢羽根を一本ずつ撫で、ガイルが剣の刃を布で拭き、オルフェンが盾の縁を指で押して歪みがないことを確かめ、ティアが祈祷小堂の灯を一つずつ増やす。セレナは包帯を巻きながら、ふとアレンを見て笑った。
「あなた、今日は少しだけ、詩人だった」
「書けない」
「書かなくていい。置けばいい」
彼は頷いた。置く。今日置いたものは、沈黙の裁きと、終わらせ方の見本だ。明日置くのは、法と、手順と、鍋と、寝床と、泣き方の説明だ。
夕刻――戦場の灰は風に舞い、戻ってこない。戻るべきものは支部に戻り、戻らないものは風になる。ラグナルは担架で運ばれ、静かな部屋の片隅で目を閉じた。沈黙が罰ではなく、時間であることを、彼は夜の間に少しずつ理解するだろう。彼の最初の祈りは、きっと声ではない。息だ。息は祈りになる。
夜、焚き火の音だけが支部の中庭に残った。音は残る。音は敵ではない。音は、人に食べさせ、人を眠らせ、人を起こす。沈黙は、その音の置き場を整える。今日は終わりだ。明日は始まりだ。そんな当たり前の文句に、今日だけは、誰も反論しない。
アレンは屋根の上に上がり、星の少ない空を見た。星はある。雲が薄い。雲は、声ではない。空は、声ではない。世界は、声ではない。世界は、構造だ。だから、置ける。だから、終わらせられる。だから、守れる。
静かに、彼は目を閉じた。瞼の裏で、今日殺したものと、今日救ったものが、互いに手を振ってすれ違う。どちらも消えない。どちらも残る。残るから、次に進める。
彼は目を開け、屋根の端に小さな印を置いた。支部に帰ってくる者のための、音のない目印。迷わないように。迷っても、戻れるように。
風が一度だけ支部の旗を鳴らし、すぐに静まった。旗は二色。声と沈黙。どちらかだけでは立てない。二つあるから、立つ。
夜が更け、鍋の底から最後の湯気が上がる。バーロがそれを見て頷き、灯を一つ、落とした。闇は来る。闇は怖くない。闇は、音の置き場を広くする。
アレンは一度深く息を吸い、吐き、立ち上がる。足元の瓦が鳴り、鳴った音が夜に溶ける。音は敵じゃない。音は、ここにいる印だ。
――沈黙は、最強の詠唱だった。
彼は屋根から降り、扉の前で振り返らず、石の敷居を越えた。
次の戦は、きっと遠くない。だが、それは恐れではなく、予定だ。予定は、書き換えられる。書き換える手が、ここにはある。声の手と、沈黙の手。両方。
支部の中で、誰かが小さく笑った。笑いは声だ。声は許されている。許されている声は、人を傷つけない。今日、それを体で覚えた者たちがいる。なら、世界は少し良くなった。そう言ってしまっていい夜だった。
アレンは扉の中へ消え、灯が扉の隙間から細く漏れた。その光は小さく、足りない。だが、足りないから、明日を呼ぶ。
沈黙は終わらない。沈黙は、続けるためにある。
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