第12話 逃げる
逃げる事は悪い事じゃない。
特に頑張りすぎる人間は、必要だと思う。
これは、私の勝手な考え。
アナタを追い詰めてくる人は、アナタの事を知らない。
それどころか、アナタがどれだけ頑張って
どれだけ丁寧に素早く的確に勉強や作業をしているかを知らない。
見てもいない。
でも、追い詰めてくる人は、文句を言いやすいアナタを狙い撃ちしている。
要は、甘えてるんだ。
その人は、自分が言われて嫌な事をあなたに言うのだ。
それは、アナタを追い詰めて下に見ていたいだけなのだ。
有名な精神科医さんが言っていた。
そういう人は、ヒナ人間だそうだ。
安全な巣から人の善意と好意が食い散らかし、
ピーピーと悪口やひどい事を言う子供みたいな人の事らしい。
そんな人にもてあそばれるくらいなら、
逃げた方がいい。
アナタの味方はアナタだけ。
一番の理解者で一番の味方だ。
アナタは、辛いのであれば逃げるべきだ。
逃げて逃げ倒してしまえばいい。
そして、気持ちや身体を癒してから踏み出せばいい。
でも、ただ一つ逃げてはいけないことがある。
アナタを一番大事に思えるあなたから逃げないでほしい。
例え、親類が、友人が、恋人があなたを否定しても
あなたがアナタを否定してはだめだ。
あなたがアナタから逃げてはだめだ。
あなたがアナタを殺してはダメだ。
それは、とても寂しい事です。
アナタというまだ見ぬ友を失うことになるから。
だから、逃げてください。
その間にアナタを見つけて見せます。
同じ思いをして、同じような辛い思いをしている私が、私たちが会いに行きます。
共に歩める同志を失いたくないです。
そのつらさを分けてください。
私の辛さをわかってください。
辛いのはアナタだけじゃない。
だから、苦しいでいるアナタと一緒に苦しみましょう。
分け合いましょう。
そして、踏み出しましょう。
否定することは、簡単です。
理解しなければいい、それだけです。
正論を言う人も同じです。
正論で攻めるは、簡単な事なんです。
バカで弱い人なんです。
まだ見ぬアナタへ言います。
私は、アナタを否定も肯定もしません。
ただ、傍に居て理解するだけです。
アナタは強い人です。
周りの期待に応えすぎるアナタは、
有能で優しく、的確に行動できる人です。
そんなアナタが弱い人たちにすり減らされることが、
許せません。
同じ思いを抱える私があなたを見つけるまで
アナタがまだ見ぬ私を見つけるまで
逃げてください。
そして、出会いましょう。
アナタは、一人じゃない。
私は、まだ見ぬアナタを見つける為に
探し回ります。
会えないかもしれません。
見つけることができないかもしれません。
でも、いつか会えると信じて探します。
家に閉じこもらず、歩いて探します。
私が探していることが、追い詰められたアナタの逃げ場になれば
なることができれば、嬉しいです。
さあ、探し合いましょう。
暗い夜道、明るい街並み、お互いに探せば出会えるはずです。
それを逃げると考えてもいいです。
逃げる事は、立派な戦術です。
三十六計逃げるに如かずとも言います。
だから、アナタがあなたを否定することはやめてください。
さあ、お互いに探し合いましょう。
暗い夜道、明るい街並み、お互いに探せば出会えるはずです。
辛いのは、アナタだけじゃないんですから。
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