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  • 特異点への応援コメント

    さわみずのあんさん

    おひさしぶりです! わきのです。
    今回の作品は、これまで拝見したなかで一番面白かったと思います。この調子でゴツいSFを書きませんか?

    実は最後だけよくわからなかったんですが、これはなんでしょうか……?

    わきの

    作者からの返信

    お久しぶりです。四光年ぶり位ですかね?
    あら、失礼いたしました。SI単位系の間違い。
    四光年をc/10の速度で移動したときの時間ぶり、
    位ですかね?

    今回の作品は、自分の中でも、一番のお気に入りで、
    一番面白かった、という声は、とても嬉しいです。
    ただ、今回のような、ゴツゴツハードなSFは、
    だーれも読まないですからねえ。
    あまり、書くモチベーションは上がりません。

    最後だけよく分からなかったと、ご指摘いただきましたが、
    まあそうでしょうね。私の説明力が不足不束なのですから。
    うーむ。何から説明すればいいものやら。
    作品の概要のページと、最後の六話「特異点」での、
    ケージ・トリカイの発言から、分かるように、
    ケージは、この世界が小説内世界ということを認識しているのです。
    ケージには特殊能力があり、この小説内世界を読者と同じように、
    どこでも好きなところから読むことができ、すでに全てを読んでいる。
    これが、作品内の登場人物が、"どうやって生きてきたか、生きているか、生きていくか、ということが書かれた手帳を持っていて、その好きな時や、場所に、行くことができる、知ることができる。存在することができる"
    "過去も今も未来も存在できる探偵"
    ということです。
    ただ、ケージには、物語を改変する力。小説内世界の作家としての力はなく。
    犯罪を止めることはできないのです。
    あくまでも探偵。小説を完成させるパーツにすぎないのです。
    けれど、ストーリーを害さない程度の干渉能力はあり、
    読者への挑戦状など、読者に語りかけることはできる。
    この読者のいるのが、”別の時間軸”なのです。
    小説内世界で直線的に流れる時間をつまみ食いできる、
    ”ミステリ小説で、最初から最後の方を読んでしまう人”
    がいるのが、”別の時間軸”なのです。
    また「特異点」の最初の台詞"「最後? 最初かもしれませんよ」"
    と「特異点」の最後の台詞は、そんな読者をちょっと、
    揶揄する台詞でもあるのです。
    最初と最後だけ読んで、分かった気になってんじゃねえぞ。
    小説内世界を全部読めよ。
    と、まあ、私の力量不足を棚に上げて、
    私が最初から最後まで読まれるような作品を、
    作れないことを棚に上げて、読者へメッセージを送っているのです。
    ケージは読まれないと、存在しないも同義ですからね。

    作品の詳細画面から、アクセス数をクリックすると、
    各話のPVを見ることができます。
    はてさて、どれくらいの人が、
    最初から最後まで、
    読んでくれているのか。
    はてさて、どれくらいの人が、
    最初と最後だけ読んで、
    つまらないと思って、
    物語をやめてしまったのか。

    いやはや長い文章になってしまいました。
    最初と最後だけ読んでくれれば、
    よろしいのではないでしょうか。