ナナリ文書全内容解析及び七理様関連事項整理報告

色彩の禁忌

【案件名】七理文書解読報告－白を避けよ－

【日時】平成7年10月3日（火）

【記録担当】堀川真紀（市民生活課 課長補佐）

【概要】

七理文書の断片より「白を避けよ」に関する記述を確認。白色の衣服や布地が、異常現象を引き寄せやすい媒介となる可能性が示唆された。

【詳細記録】

解読文には「白ハ形ナクシテ形ト為ル、境ノ衣トナルヲ避クベシ」と記されている。

第五地区南部の路地にて、夜間に白いレインコートを着用していた住民が不可解な現象を経験した。

証言によると、後方から「おかえりなさい」という声が繰り返し聞こえ、振り返るたびに周囲の街灯が一つずつ消失。最終的に視界が闇に覆われ、意識を失ったとのこと。住民は軽度の錯乱状態で発見され、衣服の背面には煤のような汚れが付着していた。

【所見】

白色は「境界の衣」として七理様の侵入を許す要因となる可能性が高い。衣服・布類の色については、調査対象地区では住民に使用を控えるよう指導が必要と考える。特に夜間の外出時に白色を身につける行為は危険性が高い。

【備考】

汚染付着物は採取し、保存中。

今後、地区内の学校制服や行事衣装に関しても調査・対応を検討する。